クリエイティブ職の職務経歴書の書き方【経験者・未経験者】


クリエイティブ職の書類選考では、技術力やセンスが問われます。

応募先でも専門性は理解していますので、他の職種以上に実績が重視される傾向があります。

クリエイティブ職の職務経歴書は、今までの制作実績から能力をアピールすると同時にオリジナリティを伝えることも大切です。

見せられる作品は添付したり、ポートフォリオを作成することができます。

クリエイティブ職の職務経歴書の書き方についてご紹介します。


クリエイティブ職の職務経歴書(経験者・未経験者)

職務経歴書とは

職務経歴書は履歴書より職務内容を詳細に記載した応募書類です。

実務能力を重視する転職の採用選考では、多くの場合、履歴書と職務経歴書で書類審査が行われます。

一般的に書類審査を通過した人に対してのみ、面接が行われますので、転職の採用選考における職務経歴書の重要度は高いといえます。

職務経歴書の役割

  • 求められている経験やスキルがあることを伝える
  • 未経験や不足しているスキルは勉強中であることを示す
  • 伝えたいことをわかりやすくまとめる
基本的な職務経歴書の書き方
経験の浅い20代の転職では職務経歴書のできが採用の可否に大きく影響します。まずは基本的な職務経歴書の書き方を押さえておきましょう。

クリエイティブ職の必須内容

クリエイティブ職の職務経歴書は、クリエイティブ職としてアピールできる内容を中心にまとめることが大切です。

①担当・クライアント

業務内容そのものよりも担当した製品やクライアントなどを具体的に示した方が伝わります。

見せられる実績は実際に見てもらうことが一番のアピールになります。

②実績・評価

前職の実績を数値で表すことで、実績と評価の客観性を示すことができます。

  • 売上がアップした
  • オーダーが増えた
  • 評判が上がった

③技術・デザインスキル

応募企業でも活かせる資格や専門性に合致したスキルが評価されます。

スキルはレベルまで記載すると説得力が増します。

④自分の強み

自分がもっとも得意とする領域(分野)を具体的に示すことは、実績が重視されるクリエイティブ職では大きなポイントになります。

職務経歴書の書き方

クリエイティブ職の職務経歴書は、内容だけでなく見た目も重要です。

経歴要約

クリエイティブ職の職務経歴書には読みやすさや構成、レイアウトも見られています。

3~4行程度で経験した業務・実績・得意分野など、職務経歴書でアピールしたい内容を簡潔にまとめるとわかりやすいでしょう。

未経験者の場合でもクリエイティブ職としての適性があることをアピールします。

職務内容

携わった作品やテーマ、実績、評価を記載します。

応募企業で活かせる経験を強調し、技術力だけでなく、応募企業のニーズを的確に把握していることを示します。

資格・スキル

関連ソフトやツールのスキルはレベルまで書き込んで、基礎レベルから業務レベル(使用ツール)など具体的にイメージできるように記載します。

自己PR

クリエイティブ職としての強みや得意分野、適性を具体的にアピールします。

今後のビジョンも示して、応募企業で貢献できることをアピールしましょう。

第二新卒・20代の自己PRの書き方
採用選考においてどのような自己PRが評価されるのでしょうか。新卒との違いをアピールできる第二新卒・20代の自己PRの書き方を解説します。

クリエイターのアピールポイント

クリエイターは個人の技術力やセンスが問われますので、応募企業が求めている技術を把握したうえで、応募企業で活かせる能力を強調します。

未経験者の場合には、求められるスキルに問題がないことや習得のために勉強中であることを伝えて、前向きな姿勢をアピールします。

経験者

  • 担当製品・クライアントなどの種類や特性などを簡潔に示す
  • 作品の評価や実績を数値で示す
  • 求められるクリエイターを理解して強みをアピールする

未経験者

  • 応募企業の業界知識や商品の理解を示す
  • 学歴を含めて適性や得意分野を自己PRとして記載する
  • 学生時代の作品についての説明も可

デザイナーのアピールポイント

デザイナーとしての技術は、作品を添付したり、持参することができますので、職務経歴書には、評価や実績を記載します。

デザイナーの経験が浅い場合には、学歴を含めて適性をアピールします。

経験者

  • デザイナーとして携わった作品の評価や実績を記載する
  • 応募企業の方向性を合っていることを示す
  • プレゼン能力や対応力もアピールできる要素

未経験者

  • 学歴を含めて適性やスキルを自己PRとして記載する
  • 学生時代の作品についての説明も可
  • コミュニケーション能力もアピール材料

編集・Web制作のアピールポイント

雑誌や書籍の編集者やWebなどのコンテンツを企画・制作する職種では、応募企業のニーズを把握することが重要です。

応募企業とのマッチングを考えたうえで、経験をまとめます。

アシスタントも含めると未経験者の求人も多い職種ですが、業界の基礎知識は身につけておくことが大切です。

PCスキルも問われます。

関連ソフトの操作レベルなどスキルに問題がないことを記載します。

経験者

  • 経験した媒体の規模・特色・対象・テーマなどを記載する
  • 得意分野や実績を示す
  • 応募書類そのものの構成や文章表現もスキルをアピールできる要素

未経験者

  • 取り扱う媒体やテーマの知識や経験を記載する
  • PCスキルはレベルまで記載して問題ないことを示す
  • 社内外の対人スキルなどの適性もアピール材料

クリエイティブ職の書類作成サポート

サポート・アドバイス・ヘルプ

クリエイティブ職の転職支援

作成した応募書類について、実際に応募する前にアドバイスしてもらいたい、という人も多いのではないでしょうか。

転職エージェントなどの転職支援サービスを利用すると、クリエイティブ職特有の応募書類の作り方やアドバイスなどサポートを受けることができます。

クリエイティブ職の転職に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けて、書類選考に有利な応募書類を作成しましょう。

専門性の高い転職支援サービス

クリエイティブ職の転職支援サービスでは、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオなど応募書類のつくり方について、蓄積したノウハウをもとに、企業ごとの特徴に合わせたアドバイスをしてもらえます。

  • クリエイター・デザイナーの転職支援
  • 広告Webマスコミゲーム業界の求人紹介
  • 一般企業のクリエイティブ部門の求人紹介
  • 専門分野で圧倒的な求人数
  • 業界・職種に精通したキャリアアドバイザー など

キャリアごとの転職支援

まとめ

クリエイティブ職には技術力、実績、センス、オリジナリティが求められます。

過去の実績は実際に見てもらい、エピソードなどと紹介できると効果的です。

クリエイティブ職の求人は非公開求人がほとんどですので、自分に合った転職を実現するためには、クリエイティブ職の動向に精通した専門のサポートを受けることをおすすめします。

参考:厚生労働省ウェブサイト

転職するときの履歴書の書き方
転職活動では、通常、書類選考に通過しなければ面接に進むことができません。書類選考を通過する履歴書の書き方についてご紹介します。
クリエイターに有利なおすすめ資格
常に新しい技術や流行が移り変わるクリエイターの転職において資格が必須なわけではありません。それでも、客観的にスキルや技術レベルを証明できる資格は役立ちます。

 

参考:職務経歴書の基本構成


 

職務経歴書

20××年×月×日
氏名○○ ○○

 

【職務内容】

具体的な仕事内容や実績を伝えます。アピールになるアルバイト経験や派遣社員経験は記載して大丈夫です。

  • 勤務先、入社・退社年月、所属、職種
  • 経験した業務の詳細・実績
  • 勤務先での評価、表彰、受賞、昇格、後輩指導など
応募企業に役立つ経験をクローズアップして伝えましょう。具体的に業務をイメージできるように書き方を工夫します。

 

【資格・スキル】

応募企業に役立つ知識や技能を伝えます。

  • 免許・資格・スキルレベル
  • 業務に関連する学歴、自己啓発
勉強中のものもアピールになる資格・スキルは書いておきましょう。

 

【転職理由・自己PR】

入社意欲や求人ニーズに合った適性や強みを伝えます。

  • 転職(退職)理由
  • 自己PR
具体的なエピソードを盛り込んでアピールします。