クレジットカード会社の業界研究


キャッシュレス決済は、クレジットカードがけん引する形で支払い比率を伸ばしています。

キャッシュレス化の推進を受け、カード業界は異業種の参入による競争も厳しさを増しています。

クレジットカード会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、業績ランキング、採用市場をご紹介します。

クレジットカード業界の最新動向(2022年)

クレジットカード業とは

クレジットカード業は、無担保で個人に融資するキャッシング事業や、加盟店の商品を購入する決済手段を提供するショッピング事業を行っています。

クレジットカードには多くの業態が参入しています。

キャッシュレス化は追い風ですが、銀行系、流通系のほかに、フィンテックなどIT企業も含めた競争が激化しています。

貸金業法改正によりキャッシングの収益が低下し、他の事業で収益を上げることに力を入れています。

国際カード

  1. VISA(ビザ)
  2. MasterCard(マスターカード)
  3. AMERICAN EXPRESS(アメックス)
  4. Discover Financial Services(ディスカバー)
  5. JCB(ジェーシービー)

独立系クレジットカード

独立系クレジットカードは、業界再編により少なくなっています。

銀行を中心にグループ化が進んでいます。

JCB

独立系のクレジットカード大手。

数少ないアメリカ以外の国際ブランドカード会社です。

  • 従業員数:4,375人

流通系クレジットカード

流通系クレジットカードは、使われる頻度が高く安定しています。

サービス内容の多様化などにより、会員数を伸ばしています。

楽天カード

楽天グループのカード会社。

ネット通販、ポイント連携で急成長し、業界大手になっています。

クレディセゾン

流通系カード大手。

みずほとの提携を解消して独自路線へ。

  • 従業員数:5,623人
  • 平均年齢:41歳

イオンフィナンシャルサービス

イオングループの金融会社。

アジアでの顧客を拡大しています。

  • 従業員数:17,611人
  • 平均年齢:43歳

セブン・カードサービス

セブン&アイ傘下のカード会社。

クレジットカードの「アイワイカード」、電子マネーの「nanaco」を扱っています。

ライフカード

アイフル傘下のカード会社。

再建を経て再出発しました。

銀行系クレジットカード

銀行系のクレジットカードは発行枚数の4割以上を占めています。

銀行の信用力を背景に勢力を拡大しました。

三井住友カード

三井住友フィナンシャルグループ傘下。

クレジットカードの大手です。

  • 従業員数:2,601人

三菱UFJニコス

三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のカード会社。

国内最大規模です。

UCカード

みずほフィナンシャルグループ傘下のカード会社。

クレディセゾンとの提携を解消。

  • 従業員数:554人

信販会社

信販会社のショッピングクレジット(個品割賦)は低調ですが、カード事業は伸びています。

オリエントコーポレーション

信販最大手。

自動車購入のオートローンは業界トップです。

  • 従業員数:4,966人
  • 平均年齢:42歳

ジャックス

信販大手。

海外事業を積極展開しています。

  • 従業員数:6,285人
  • 平均年齢:40歳

アプラスフィナンシャル

信販大手。

新生銀行の完全子会社化により上場廃止。

SMBCファイナンスサービス(旧セディナ)

三井住友カードの子会社で信販・カード大手。

自動車関連

オートクレジット、カーリースなど自動車に関連した事業を行っています。

トヨタファイナンス

トヨタグループの金融会社。

自動車ローンとカード事業が主力です。

  • 従業員数:1,973人

日産フィナンシャルサービス

日産グループの金融会社。

ラーライフに役立つ日産カードを発行しています。

  • 従業員数:662人

クレジットカード業界の業績ランキング

クレジットカード上位

順位企業名営業収益(百万円)
1楽天カード385,451
2ジェーシービー309,263
3クレディセゾン282,625
4三井住友カード275,469
5三菱UFJニコス270,857
6オリエントコーポレーション230,596
7トヨタファイナンス213,649
8SMBCファイナンスサービス161,509
9ジャックス160,650
10イオンクレジットサービス156,673
11エポスカード127,419
12アプラス76,618
13auフィナンシャルサービス71,613
14北陸カード52,600
15日産フィナンシャルサービス52,429
16セブン・カードサービス45,912
17ビューカード43,321
18ワイジェイカード42,804
19ポケットカード38,454
20三井住友トラストクラブ34,232

(帝国データバンク『業界動向2022-Ⅰ』より)

クレジット業界の採用市場

クレジットカードの求人・転職

フィンテックの決済サービスの求人が増えています。

ネット決済だけでなく、実際の店舗においても少額決済のニーズが増加し、非接触を目的としたカード利用も拡大しています。

クレジットカード加盟店の開拓営業職では、未経験・第二新卒の採用が活発化しています。

クレジットカード業の給与

区分20~24歳25~29歳41.9歳(平均)
所定内労働時間158時間156時間155時間
残業14時間21時間15時間
月収254,800円307,400円435,900円
年間賞与等457,800円996,300円1,607,500円
年収3,515,400円4,685,100円6,838,300円

(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より)

20代の転職活動

転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。

非公開・独自案件の求人紹介だけでなく、専任のキャリアアドバイザーによる企業ごとの書類作成や面接対策などのサポートで、選考通過率のアップが期待できます。

キャリアごとの転職支援

転職・就職のためのスキルアップ

「個人情報保護士認定試験」は、個人情報保護法を正しく理解し、企業実務において個人情報を適正に管理・運用する知識と実践力をもつエキスパートを認定する試験です。

クレジットカード業界においてもアピール材料となります。

スタディングのオンライン資格講座では、効率的に短期間で合格するためのカリキュラムを提供しています。

資格取得のメリット

  • 転職・就職活動でアピールできる
  • 資格取得を推奨する企業が増えている
  • 活用メリット・将来性が高い

まとめ

クレジットカードは個人消費の手段として生活に浸透しています。

ITの進展や決済方法の多様化、キャッシュレス化などにより、フィンテックや電子マネー、デビットカードなどとの競争は厳しさを増しそうです。

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