IBT方式・CBT方式とは

キーワード解説

IBT方式

IBTとは、Internet Based Testingの略で、インターネット経由で行う試験のことです。

IBT方式の試験では、受験者がパソコン・インターネット環境を準備して、自宅での受験や社内での一斉試験などが実施されます。

IBT受験に必要な機器

  • インターネットに接続されたコンピュータ(PC)
  • ネットワーク環境
  • 音声
    ・コンピュータの内部カメラまたはWebカメラ
    ・コンピュータの内部または外部のマイク
    ・コンピュータの内部または外部のスピーカー
  • 備品
    ・マウス
    ・またはコンピュータに付属するタッチパッド

IBT受験環境

  • 待機開始から試験終了までの間、カメラに他の人が映り込まない、かつ、マイクに他の人の声が入らないように間隔や空間を確保すること
  • 使用機器は机などに設置すること
  • 受験者の周辺(机の上を含む)には、所定の持ち物や受験上の配慮申請で使用が許可された物以外の物が置かれていないこと
  • カメラで受験者の動作や身分証明書、受験環境などが確認できるように適切な照明を点灯すること
  • カメラで試験中の映像(受験者の上半身、身分証明書、背景映像など)を録画し、マイクで音声を録音することから、他者のプライバシーを侵害する可能性がある物などが録画、録音されないようにすること

IBT受験申込の流れ

  1. 使用機器と受験環境の確認
  2. 受験サイトへの登録・受験日時の選択
  3. 受験料の支払い
  4. 受験申込の確定(完了メール)
  5. 受験前の事前確認・準備

IBT受験当日の流れ

  1. 使用機器・受験環境と持ち物の確認
  2. 受験サイトにログインして受験する検定・級を選択
  3. 試験委員による本人確認と受験環境の確認
  4. 試験開始
  5. 試験終了ボタンを自分で押して終了
  6. 試験結果確認
  7. 合格者にデジタル合格証の発行

IBT方式で実施されている主な資格試験

  • ビジネス実務法務検定試験2級・3級
  • カラーコーディネーター検定試験

CBT方式

CBTとは、Computer Based Testingの略で、コンピュータによる会場型随時試験のことです。

CBT方式の試験では、ITによりネットワーク化された全国のCBTテストセンターにて、会場に設置されたコンピュータによって試験が実施されます。

国家試験や検定、資格試験、SPI試験などでCBT導入が進んでいます。

CBTテストセンター

CBTソリューションズが、47都道府県すべてに300ヵ所以上のテストセンターを配置し、独自の認定システムで運営しています。

CBT運営体制

  • 公的身分証明書での本人確認
  • 私物は施設内に持ち込めない
  • 試験室はパーテーションで他と隔離またはモニタ間を1.2m以上確保
  • 受付を済ませた受験者と試験官以外は入室不可
  • 音を発する器具は試験中作動しないように設定
  • 試験中は試験官が監視

CBT受験申込と予約の流れ

  1. 受験者情報の登録
  2. 受験する試験・会場・日時の選択
  3. 受験料の支払い
  4. 受験予約の確定(予約完了メール)

CBT受験当日の流れ

  1. 試験会場で受付
  2. 着席して試験を開始
  3. 試験終了ボタンを自分で押して終了
  4. 試験結果確認
  5. スコアレポートや終了レポートを受け取る

CBT方式で実施されている主な資格試験

  • ビジネス実務法務検定試験1級・2級・3級
  • カラーコーディネーター検定試験
  • 日商簿記検定
  • リテールマーケティング(販売士)検定
  • 家電製品アドバイザー
  • 情報処理技術者試験の一部
  • 運行管理者試験
  • 経理・財務スキル検定(FASS)
  • 銀行業務検定試験
  • 工事担任者
  • 食品表示検定試験
  • こころ検定
  • ITパスポート試験
  • ネットショップ検定
  • フードコーディネーター

【参考】
・東京商工会議所検定サイト
・株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ

資格の種類:国家資格・公的資格・民間資格
資格の種類には、大きく分けて国家資格、公的資格、民間資格があります。転職や就職、スキルアップに役立てるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
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用語集
転職・就職活動ではさまざまな専門用語や人事用語が登場します。20代・第二新卒の転職・就職に役立つ用語を集めて解説しています。必要な情報を転職・就職活動にお役立てください。

 

  • 国家試験や検定、民間の資格試験などでIBTやCBTの導入が進んでいる
  • 受験者の少ない地域でも自宅や希望する会場で受験できる