外資系企業とは

キーワード解説

外資系企業

外資系企業とは、外国法人または外国人が一定程度以上の出資をする日本にある企業のことをいいます。

外資系企業に、厳密な定義があるわけではありませんが、国際比較などには「外国資本が単独で10%以上出資している企業」という基準が用いられています。

外資系企業となるのはおおむね以下の企業です。

  1. 外国法人又は外国人が株式又は持分の3分の1超を所有している企業
  2. 外国法人又は外国人が株式又は持分の3分の1超を所有している持株会社が出資する企業であって、外国法人又は外国人の直接出資比率及び間接出資比率の合計が3分の1超となる企業
  3. 上記1、2いずれの場合も、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業

母国籍別企業数

  1. アメリカ(607社)
  2. 中国(317社)
  3. ドイツ(301社)
  4. 韓国(165社)
  5. フランス(164社)
  6. オランダ(152社)
  7. スイス(149社)
  8. 台湾(144社)
  9. イギリス(143社)
  10. シンガポール(139社)

経済産業省「外資系企業動向調査(2020年)」より

業種別企業数

  1. 卸売業(1,096社)
  2. サービス業(441社)
  3. 情報通信業(287社)
  4. 小売業(139社)
  5. 金融・保険業(130社)
  6. 運輸業(83社)
  7. 情報通信機械(70社)
  8. 化学(67社)
  9. 輸送機械、生産用機械(49社)
  10. 電気機械(43社)

経済産業省「外資系企業動向調査(2020年)」より

都道府県別企業数

  1. 東京都(1,829社)
  2. 神奈川県(297社)
  3. 大阪府(143社)
  4. 愛知県(82社)
  5. 兵庫県(80社)
  6. 埼玉県(59社)
  7. 千葉県(51社)
  8. 福岡県(31社)
  9. 静岡県(21社)
  10. 京都府(17社)

経済産業省「外資系企業動向調査(2020年)」より

都道府県別従業員数

  1. 東京都(125,325人)
  2. 神奈川県(51,753人)
  3. 大阪府(42,877人)
  4. 愛知県(15,913人)
  5. 静岡県(15,429人)
  6. 三重県(13,985人)
  7. 埼玉県(13,310人)
  8. 兵庫県(12,576人)
  9. 千葉県(11,033人)
  10. 福岡県(9,020人)

経済産業省「外資系企業動向調査(2020年)」より

英文履歴書(レジュメ)

外資系企業の採用選考に応募するためには、一般的に英文履歴書(レジュメ)の作成が必要となります。

英文履歴書(レジュメ)は、日本の履歴書とはフォーマットや役割が異なり、職務経歴書の内容に近いものになります。

外資系企業の募集では、ポジションや職種が明確になっているので、募集職種に合わせた英文履歴書(レジュメ)を作成する必要があります。

  • 決まったフォーマットや項目はない
  • 性別や生年月日などの記載は不要
  • 職歴は新しいものからの記載が一般的
  • 有利な情報は積極的にアピール
  • 職務内容や業績の詳細を記述

英文履歴書(レジュメ)の主な項目

  1. コンタクト情報
    名前、住所、電話番号、メールアドレスなど
  2. 希望職種
    希望する職種を具体的に記載
  3. 職歴
    勤務先名、役職、勤務期間、所在地など
  4. スキル
    希望職種と関係する技能や特技は多少オーバーなくらい記載してOK
  5. 学歴
    学科名、学校名、所在地、期間など
  6. サマリー
    スキルの要約、資格・能力の要約、職歴・経験の要約など
  7. 資格・免許
    仕事に活かせる資格や免許を積極的に記載
  8. 社会活動
    希望職種と関係のあることやリーダーシップをアピールできる経験など
  9. 課外活動
    アピールできる幅広い知識や経験など
  10. 賞罰
    希望職種に関係のあるものであれば記載

カバーレター

英文履歴書(レジュメ)には、カバーレターを添付します。

カバーレターはわかりやすく自己PRするためのものです。

特に決まったフォーマットや項目はありません。

  1. コンタクト情報
    住所、電話番号、メールアドレス
  2. 日付
    連絡先の下に記載
  3. 提出先
    役職、会社名、住所など
  4. 呼びかけ
    名前がわからない場合は、肩書など
  5. 求人情報源と希望職種
    求人情報、希望職種など
  6. 動機、理由
    応募先に貢献できる具体的な実績や資格をアピール
  7. 面接(インタビュー)の依頼
    都合のよい時期、時間帯など
  8. 締め
    自分の名前の署名
  9. 同封書類の案内
    履歴書や他の書類

参考:経済産業省ウェブサイト

外資系企業の売上高ランキング-企業研究に
収集できる情報が多くはない外資系企業では売上高はもっとも重要な情報のひとつといえます。外資系企業の売上高ランキング上位50社をご紹介します。
外資系企業の従業員数上位50社-転職・就職に
外資系企業の従業員数は企業規模の把握や同業種同規模の企業などの比較に役立ちます。外資系企業データから従業員数の上位50社(2022年)をご紹介します。
外資系・バイリンガルおすすめ転職エージェント【第二新卒・経験者】
外資系企業の転職人気は高まっています。キャリア採用だけでなく、第二新卒の採用も行われています。外資系・バイリンガル転職エージェントを厳選してご紹介します。
コンサルティング会社の業界研究【概要・動向】-転職・就職に
コンサルティング業界は高成長を続けています。転職・就職で押さえておきたいコンサルティング業界の動向、主なコンサルファーム、採用市場をご紹介します。
転職・就職に役立つ用語集
転職・就職活動ではさまざまな専門用語や人事用語が登場します。20代・第二新卒の転職・就職に役立つ用語を集めて解説しています。必要な情報を転職・就職活動にお役立てください。

 

  • 外資系企業の日本での事業展開はマーケットの魅力
  • 外資系企業の就職人気は高くなる傾向
  • 外資系企業の従業員数はコロナ禍で減少傾向
タイトルとURLをコピーしました