看護師の求人ニーズは高い状態が続いています。
高齢化が進み、病院・クリニックはもちろん、医療現場以外でも看護師の需要が高まり、男性看護師の割合も増えてきています。
看護師の求人には未経験可、ブランク可などの募集がたくさんあります。
経験者はもちろん、現場経験の浅い第二新卒・既卒看護師にとっても転職活動はしやすい環境にあるといえます。
20代の看護師がよりよい働き方やキャリアを実現するためには、医療業界の動向に精通した転職サービスを上手に活用して、満足度の高い転職先を見つけることをおすすめします。
看護師のための転職サービス
はじめての転職や第二新卒・既卒看護師も利用しやすい看護師専門の転職サービスをランキングでご紹介します。
看護師の転職支援おすすめランキング
利用者の声
20代 女性
「紹介会社って流れ作業的なのかと思っていました。でも、看護のお仕事のキャリアアドバイザーさんは、条件や希望よりもまず、私の不安を聞いてくれたんです。私にとって一番、大事な部分を理解してくれてるんだと感じられたので、後は安心してお任せしていました。新築移転した大きな病院で、教育を基礎から無理なくしてくれる環境。」
(レバウェル看護)
20代 女性
「初めての転職で不安でしたが、私情を考慮してくださった上で病院を紹介していただいて感謝しています。特にキャリアアドバイザーの方や個々の担当の方と直接お話ながら今までのキャリアの事や上手くお話をまとめてくださったり方向性を見出せたと思います。面接の日程調節や面接の対策など細かく丁寧にやってくださり始めての転職でも不安なく行うことが出来ました。」
(マイナビ看護師)
20代 女性
「新卒で入った急性期病院を4年目で退職しました。友達がナースパワーに登録していたので私も紹介してもらってナースパワーへ登録しました。特に次の仕事をどうするかは決めてなく、どういう仕事があるのかも分からなかったのですが、担当コーディネーターの方に相談したところ、看護職としての様々な働き先を案内してくれました。」
(ナースパワー人材センター)
20代 女性
「面接内容は聞かれたことがそのままだった。内容も一緒に考えてくださりありがたかった。しつこい電話はなく、事前にいつ電話できるのかこちらの意見を聞いてくださったのでシフトで合わせやすかった。」
(ナース人材バンク)
引用:各サービスサイトより
転職サービスを利用する流れ(例)
看護師の転職支援・求人サイトのサービスを利用するには、Webサイトからの登録・申込みが必要になります。
Web登録・申込み
Webサイトのフォームから登録をします。
登録すると、各種の転職サービスを利用できるようになります。
担当者から連絡
Web登録後、キャリアアドバイザー(担当者)から電話またはメールで連絡があります。
面談日程の調整や希望する仕事の条件について相談できます。
面談・ヒアリング
キャリアアドバイザーと面談して、これまでの経験や仕事の希望、条件、疑問点など伝えます。
オンラインやメールでの実施が多くなっています。
求人紹介
ヒアリングの内容をもとにして、希望の条件に合った求人や非公開求人を幅広く紹介してもらえます。
応募したい求人にはエージェントから推薦されます。
選考・面接
書類選考を経て、面接に進みます。
面接の日程調整などはエージェントが代行してくれます。
事前に面接対策などのサポートを受けることもできます。
内定・入社フォロー
入社にあたり必要な準備のサポートをしてもらえます。
自分からは聞きづらい給与や待遇の内容、条件交渉はエージェントが代行してくれます。
看護師の採用市場
看護師の求人・転職
看護師の求人ニーズは高い水準が続いています。
看護師をはじめとする医療従事者の有効求人倍率は他の職種と比較して高水準を維持していますので、転職はしやすい状況といえます。
正看護師
病院・クリニックでの正看護師の求人ニーズは高い状態が続いています。
准看護師
正看護師に比べて、業務可能範囲が狭くなりますので、求人ニーズは正看護師に比較すると低めです。
保健師
健診業務、健康指導などを行う保健師は人気があります。
働きたいというニーズに比較すると、求人数は少ないといえます。
助産師
出産に携わる女性限定の資格です。
求人ニーズは高く、転職成功率も高くなっています。
日勤業務
通常の病棟での患者のケア、食事介助、外来対応などが主な業務になります。
夜勤業務
入院患者の急変対応や救急患者の受け入れサポートが主な業務になります。
通常、日勤業務に比べて、少ない人数体制になっています。
看護師の転職活動
看護師の転職市場は非常に活発です。
20代では多くの看護師が病院・診療所に勤務していますが、看護師の活躍する場は多様化しています。
専門性を磨いてキャリアアップを目指す人も多くいます。
既卒・第二新卒看護師の転職では、未経験や復職者向けの研修制度が充実していたり、学びながら働きやすい環境が整っている職場がおすすめです。
新規オープンの病院やクリニック、施設、事業所であれば採用人数も多く、幅広い条件の求人が見つかりやすくなります。
看護師のキャリアアップ
既卒・第二新卒看護師のキャリアにはいろいろな選択肢があります。
多様化と専門化が進むなか、20代のうちから看護師としてのキャリアアップ・キャリアデザインを考えておくことが大切です。
スペシャリスト系
- 認定看護師
- 専門看護師
- 認定看護管理者
マネジメント系
- 病院看護師
- 主任
- 看護師長
- 副看護部長
- 看護部長
看護師の就業場所
就業場所 | 看護師 (%) | 准看護師 (%) | 保健師 (%) | 助産師 (%) |
病院 | 67.8 | 34.3 | 7.7 | 60.7 |
診療所 | 13.7 | 32.8 | 4.0 | 23.0 |
助産所 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 6.4 |
訪問看護ステーション | 5.4 | 2.1 | 0.5 | 0.1 |
介護保険施設等 | 7.7 | 24.7 | 2.9 | – |
社会福祉施設 | 1.7 | 3.7 | 0.8 | 0.1 |
保健所、都道府県・市町村 | 0.9 | 0.4 | 71.7 | 5.1 |
事業所 | 0.5 | 0.5 | 7.0 | 0.1 |
看護学校等・研究機関 | 1.3 | 0.0 | 2.0 | 3.9 |
その他 | 1.0 | 1.1 | 3.3 | 0.4 |
(厚生労働省「令和4年衛生行政報告例」より)
看護師の給与
区分 | 20~24歳 | 25~29歳 | 41.9歳 (平均) |
所定内労働時間 | 160時間 | 159時間 | 159時間 |
残業 | 7時間 | 7時間 | 6時間 |
月収 | 295,900円 | 333,800円 | 352,100円 |
年間賞与等 | 463,900円 | 735,900円 | 856,500円 |
年収 | 4,014,700円 | 4,741,500円 | 5,081,700円 |
(厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より)
まとめ
看護師の人気は常に高いですが、精神的にも身体的にもタフな職業です。
長く働き続けるには、ライフステージに合わせて働き方を選ぶこともひとつの方法だといえます。
20代の看護師転職では、今後のキャリアパスを見据えて、自分に合った環境や職場を見つけることが大切です。
看護師の転職市場は拡大を続けていますので、看護師の転職を熟知した専門のサービスを上手に活用することをおすすめします。
【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・公益社団法人 日本看護協会ウェブサイト
・各サービス提供企業サイト