当サイトは広告を含みます

広告業界ランキング【売上高・純利益・営業利益率】

企業の業績は採用計画に大きく影響します。企業研究をするうえで、もっとも重要な情報のひとつです。

広告業の売上高、純利益、営業利益率(決算期23/3)ランキングをご紹介します。

広告業の売上高

順位企業名年商
(百万円)
1リクルート705,567
2博報堂371,590
3サイバーエージェント363,045
4ADKマーケティング・ソリューションズ270,000
5電通212,681
6博報堂プロダクツ153,745
7TBWA HAKUHODO74,000
8トヨタ・コニック・プロ60,000
9電通東日本56,660
10カカクコム52,769
11CyberZ52,000
12クオラス48,599
13博報堂DYメディアパートナーズ48,303
14ジェイアール東日本企画47,329
15東急エージェンシー47,157
16日本経済廣告社44,602
17エン・ジャパン42,951
18読売IS42,243
19朝日広告社40,749
20ビーコンコミュニケーションズ37,000
21AbemaTV36,529
22シミズオクト35,502
23日本経済社34,745
24電通九州32,861
25ADKデジタル・コミュニケーションズ32,354
26読売広告社32,019
27ADKクリエイティブ・ワン30,496
28ディーエムエス29,293
29デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム29,020
30新東通信28,058
31CyberACE28,000
31ジー・プラン28,000
31JTBコミュニケーションデザイン28,000
34アド・ダイセン27,878
35アイアンドエス・ビービーディオ―27,500
36大広26,825
37フロンテッジ26,134
38エヌ・ティ・ティ・アド24,575
39朝日オリコミ24,400
40新広社24,285
41電通ダイレクト24,000
42ホンダコムテック23,584
43JPメディアダイレクト22,672
44トライステージ22,000
45電通西日本21,902
46新通20,186
47TSP太陽19,799
48JR西日本コミュニケーションズ19,446
49大広九州19,317
50インサイト18,734

広告業の純利益

順位企業名純利益
(千円)
1電通41,507,000
2博報堂21,895,000
3カカクコム14,192,000
4サイバーエージェント10,018,000
5博報堂プロダクツ8,649,000
6リクルート6,223,000
7デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム4,487,000
8博報堂DYメディアパートナーズ4,189,000
9トラストバンク3,885,207
10ユナイテッド3,729,273
11エン・ジャパン2,638,000
12シミズオクト2,269,000
13ADKクリエイティブ・ワン2,007,000
14アイティメディア1,949,770
15アイレップ1,824,932
16TSP太陽1,762,671
17JPメディアダイレクト1,708,950
18ヴァリアス・ディメンションズ1,613,036
19アドウェイズ1,507,032
20精美堂1,462,472

広告業の営業利益率

順位企業名売上高
営業利益率
1ユナイテッド78.2
2クワックス67.7
3レントラックス56.3
4カカクコム39.8
4サウンドエイト39.8
6AYUMU35.8
7アイティメディア33.7
8ヴァリアス・ディメンションズ31.8
9キューズナレッジ31.7
10グラッドキューブ31.1
11イング北海道30.0
12ウィンノット28.5
13グリーンワン26.1
14インサイド・アウト26.0
15ハウテレビジョン25.7
15ジオン25.7
17ネオスト25.1
18学情23.9
19メディア総研23.5
20ファインズ22.8

(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2024』より)

\メディア業界の転職なら/

広告業とは

広告業とは、クライアントのために広告に係る総合的なサービスを提供する事業や広告媒体のスペースまたは時間を広告媒体企業と契約し、クライアントのために広告する事業のことです。

広告業界の市場はテレビ、新聞、雑誌、ラジオのマスコミ4媒体とインターネット、プロモーションメディア(屋外や交通、折込み、DM)などで構成されます。

マスコミ媒体は減少傾向ですが、インターネット広告はプラス成長を続け、業界全体を支えています。

モバイル広告市場の成長や動画広告などの広告配信が浸透して急成長しています。

【媒体別構成比】

  • インターネット:43.5%
  • テレビ:25.4%
  • プロモーションメディア:24.1%
  • 新聞:5.2%
  • 雑誌:1.6%
  • ラジオ:1.6%

(電通「2022年 日本の広告費」より)

大手広告代理店

テレビ広告からインターネット広告へのシフトが進み、広告大手もデジタル領域を強化しています。

電通グループ

国内最大の広告グループ。純粋持ち株会社制に移行し、本格的に海外戦略を進めています。

  • 創業:1901年7月1日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:69,066人
  • 平均年齢:42歳

博報堂DYホールディングス

国内2位の広告代理店。博報堂と大広、読売広告社が中心となり設立された持株会社です。海外企業を買収し、事業領域を拡大しています。

  • 設立:2003年10月1日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:27,936人
  • 平均年齢:44歳

ADKホールディングス

アニメ事業が強みの広告代理店。他社との連携を進めています。

  • 設立:1956年3月19日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:約2400人

専門広告会社

  • JR東日本企画
  • 東急エージェンシー
  • 読売広告社

インターネット広告

インターネット広告はプラス成長を続けています。これからも勢いは続きそうです。

サイバーエージェント

インターネット系広告会社トップ。ネット広告に加えSNS事業にも強みがあります。

  • 設立:1998年3月18日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:6,559人
  • 平均年齢:34歳

デジタルホールディングス

ネット広告専業代理店。企業のデジタル支援に力を入れています。

  • 設立:1994年3月4日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:1,022人
  • 平均年齢:39歳

セプテーニ・ホールディングス

ネット広告事業が主力。ネット販促やコンテンツへと事業を拡大しています。

  • 設立:1990年10月
  • 本社:東京都
  • 従業員数:1,636人
  • 平均年齢:32歳

D.A.コンソーシアムホールディングス

博報堂DYホールディングスの完全子会社。インタネット広告の企画・販売を行っています。

  • 設立:2016年10月3日
  • 本社:東京都

アフィリエイト

成果報酬型の広告です。ユーザーによる購入や申込みなどがあった場合に費用が発生します。

ファンコミュニケーションズ

成果報酬型広告の大手。

  • 設立:1999年10月1日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:490人
  • 平均年齢:33歳

バリューコマース

成果報酬型広告とネット通販向け。

  • 設立:1996年
  • 本社:東京都
  • 従業員数:369人
  • 平均年齢:37歳

広告業界の職種

広告業界には業界特有の業務があり、専門性が重視されます。

営業職

広告主であるクライアントとの交渉窓口になり、社内の部門を調整するのが営業職です。

担当するクライアントは売上高によって1社から複数社の場合があります。

コミュニケーション能力はもちろん、クライアントの情報収集から課題を見つけ、的確に理解する力、方向性の提案や企画を判断する力が求められます。

媒体職

担当する媒体との折衝作業が中心です。

営業から聞いているクライアントのオーダーに、どれだけいい条件で、いい枠をメディアから獲得できるかの交渉力が求められます。

いかに最新の情報を引き出すか、どういうターゲットに向いている枠かを見極める必要があり、情報感度の高さが重要になります。

クリエイティブ職

広告制作業務全般ですが、役割によって分かれているのが一般的です。

例えばCMであれば、CMプランナー、アートディレクター、コピーライター、クリエイティブ・ディレクターなどがチームを組んで対応します。

入社時からクリエイティブ職なのではなく、他部門を経験してからクリエイティブ部門に配属される人も多くいます。

マーケティング職

広告戦略を立てて、調査などで裏付けします。数量データを扱うことも多く、数字に強く、論理的に考えることが求められます。

進化するマーケティング理論を常に勉強していく姿勢が大切です。

プロモーション職

キャンペーンの立案からイベント、映像制作まで横断的にこなすのがプロモーション職です。

仕事の領域が広く、企画力、実行力が求められます。あらゆることにアンテナを張って、新しい情報を入手することが大切です。

インタラクティブ職

インターネット関連の業務です。広告におけるインターネットの重要性が増し、新しい手法が求められています。

インターネットに精通していなくても、好きであることが大切です。

広告業界の採用市場

大手総合広告代理店も中途採用の枠を第二新卒まで広げています。

特にWeb広告の分野では求人数が伸び続けていて、業界未経験者の採用にも積極的です。

求人ニーズは営業職からプランナーやディレクターなどのクリエイティブ職まで幅広い職種があります。

インターネット広告などデジタル分野の経験者はまだ多くはないので、今から実績を積むことで、市場価値を高めることができます。

さらにその先には業界内でのキャリアアップにつながる道が広がります。

まとめ

広告業界はデジタル化の進展により、デジタル領域で専門性を高め、競争力を強化する動きが目立ちます。

広告会社では、協業や事業提携の動きが活発になっています。専門的なデジタル技術を活用し、今後の業績アップを目指しています。

クリエイティブ職に強い転職エージェントおすすめを厳選
クリエイティブ職の転職では特有のノウハウが必要になります。よりよいキャリアをサポートする専門の転職エージェントをご紹介します。
広報PR・広告宣伝系で有利なおすすめ資格
広報や宣伝の職種や業種に就くために必須の資格というものはありませんが、関連する資格を取得することで、専門性を証明して、転職を有利に進めることができます。
業界天気図一覧(2025年):就活・転職に
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は就活・転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。

 

【参考】
・一般社団法人日本広告業協会
・日本経済新聞出版『日経業界地図2024年版』