広告・ネット広告の転職業界研究


テレビやラジオ、新聞、雑誌、多くのネットメディアは広告収入によって成立しています。広告業界ではネット広告が急成長するなど、環境は大きく変化しています。

広告会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、業績ランキング、採用市場をご紹介します。

広告業界の最新動向(2019年)

広告業界の市場

広告業界の市場はテレビ、新聞、雑誌、ラジオのマスコミ4媒体とインターネット、プロモーションメディア(屋外や交通、折込み、DM)などで構成されます。

マスコミ媒体は減少傾向ですが、ネット広告は2ケタ成長で業界全体を支えています。モバイル広告市場の成長や動画広告などの広告配信が浸透して急成長しています。

媒体別構成比

  1. プロモーションメディア:32.7%
  2. テレビ:30.4%
  3. インターネット:23.6%
  4. 新聞:8.1%
  5. 雑誌:3.2%
  6. ラジオ:2.0%

(電通「2017年 日本の広告費」より)

大手広告代理店

日本の三大広告会社は電通、博報堂、アサツーディ・ケイです。

電通

国内最大手の総合広告会社。海外の企業買収を積極化し、本格的に世界戦略を進めています。

  • 従業員数:60,064人
  • 平均年齢:40歳

博報堂DYホールディングス

国内2位の広告代理店グループ。博報堂と大広、読売広告社が中心となり設立された持株会社です。

  • 従業員数:17,048人(連結)

アサツーディ・ケイ(ADK)

アニメ事業が強みの広告代理店。

  • 従業員数:3,457人(連結)

専門広告会社

  • JR東日本企画
  • 東急エージェンシー

インターネット広告代理店

インターネット広告は2桁成長を続けています。これからも勢いは続きそうです。

サイバーエージェント

インターネット系広告会社トップ。ネット広告に加えSNS事業にも強みがあります。

  • 従業員数:4,576人
  • 平均年齢:31歳

D.A.コンソーシアムホールディングス

博報堂DYホールディングス傘下。インタネット広告の企画・販売を行っています。

  • 従業員数:2,585人
  • 平均年齢:38歳

セプテーニ・ホールディングス

ネットマーケティング事業が主力。ネット販促やコンテンツへと事業を拡大しています。

  • 従業員数:1,097人

オプトホールディングス

ネット広告専業代理店。ビッグデータ活用支援事業に力を入れています。

  • 従業員数:1,652人
  • 平均年齢:39歳

広告業界の業績ランキング

売上高

順位 企業名 年商(百万円)
1 電通 1,561,528
2 博報堂 730,466
3 アサツーディ・ケイ 312,673
4 サイバーエージェント 192,274
5 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム 131,349
6 大広 129,555
7 リクルートジョブズ 120,000
8 ジェイアール東日本企画 115,981
9 博報堂プロダクツ 109,064
10 サイバー・コミュニケーションズ 108,250
11 東急エージェンシー 104,685
12 リクルート住まいカンパニー 99,000
13 電通テック 93,279
14 読売IS 76,167
15 読売広告社 70,895
16 エヌ・ティ・ティ・アド 70,855
17 セプテーニ 66,615
18 デルフィス 62,400
19 アイレップ 59,042
20 電通ライブ 58,330

純利益

順位 企業名 純利益(千円)
1 電通 63,556,000
2 カカクコム 15,327,000
3 博報堂 14,556,000
4 サイバーエージェント 10,903,000
5 ジーノット 6,481,997
6 エン・ジャパン 6,268,000
7 リクルートジョブズ 5,933,325
8 博報堂プロダクツ 5,708,000
9 アサツーディ・ケイ 5,181,000
10 リクルート住まいカンパニー 3,568,734
11 セプテーニ 3,122,000
12 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム 2,602,000
13 ジェイアール東日本企画 2,274,000
14 大広 1,931,000
15 長田広告 1,695,663
16 クイック 1,549,929
17 アイモバイル 1,508,112
18 バンダイナムコライブクリエイティブ 1,467,000
19 デルフィス 1,444,000
20 電通テック 1,425,000

営業利益率

順位 企業名 営業利益率
1 ユービジョン 70.8
2 ジーノット 55.1
3 カカクコム 49.9
4 GameWith 41.5
5 キューズナレッジ 32.3
6 ウィンノット 30.3
7 エン・ジャパン 28.7
8 インサイド・アウト 27.7
9 triple a出版 26.8
10 アドマンクリエイティブ 26.0
11 学情 24.9
12 Gunosy 21.6
13 ビーアンドピー 19.4
14 東京グラフィックデザイナーズ 19.2
15 長田広告 18.2
16 アイモバイル 17.9
17 セレス 17.7
18 メドピア 17.4
19 エントロス 17.2
20 アイティメディア 16.8

(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2019』より)

広告業界の採用市場

広告業界の求人・転職

大手総合広告代理店も中途採用の枠を第二新卒まで広げています。特にWeb広告の分野では求人数が伸び続けていて、業界未経験者の採用にも積極的です。

求人ニーズは営業職からプランナーやディレクターなどのクリエイティブ職まで幅広い職種があります。

インターネット広告などデジタル分野の経験者は少ないので、今から実績を積むことで、市場価値を高めることができます。さらにその先には業界内でキャリアアップする道も広がります。

広告制作業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 42.1歳(平均)
所定内労働時間 169時間 166時間 159時間
残業 9時間 11時間 9時間
月収 251,100円 292,100円 424,200円
年間賞与等 310,100円 599,600円 1,139,900円
年収 3,323,300円 4,104,800円 6,230,300円

(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より)

広告業界の職種

広告業界には業界特有の職種があり、専門性が重視されます。

営業職

広告主であるクライアントとの交渉窓口になり、社内の部門を調整するのが営業職です。担当するクライアントは売上高によって1社から複数社の場合があります。コミュニケーション能力はもちろん、クライアントの情報収集から課題を見つけ、的確に理解する力、方向性の提案や企画を判断する力が求められます。

媒体職

担当する媒体との折衝作業が中心です。営業から聞いているクライアントのオーダーに、どれだけいい条件で、いい枠をメディアから獲得できるかの交渉力が求められます。いかに最新の情報を引き出すか、どういうターゲットに向いている枠かを見極める必要があり、情報感度の高さが重要になります。

クリエイティブ職

広告制作業務全般ですが、役割によって分かれているのが一般的です。例えばCMであれば、CMプランナー、アートディレクター、コピーライター、クリエイティブ・ディレクターなどがチームを組んで対応します。入社時からクリエイティブ職なのではなく、他部門を経験してからクリエイティブ部門に配属される人も多くいます。

マーケティング職

広告戦略を立てて、調査などで裏付けします。数量データを扱うことも多く、数字に強く、論理的に考えることが求められます。進化するマーケティング理論を常に勉強していく姿勢が大切です。

プロモーション職

キャンペーンの立案からイベント、映像制作まで横断的にこなすのがプロモーション職です。仕事の領域が広く、企画力、実行力が求められます。あらゆることにアンテナを張って、新しい情報を入手することが大切です。

インタラクティブ職

インターネット関連の業務です。広告におけるインターネットの重要性が増し、新しい手法が求められています。インターネットに精通していなくても、好きであることが大切です。

広告業界の転職支援


広告・Web・マスコミ職種専門の転職支援サービス マスメディアン

専門分野で圧倒的な強さの転職エージェントです。広告・Web・マスコミ職種で、業界トップクラスの求人数を保有しています。

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まとめ

インターネットをはじめとして新しいメディアが躍進する広告業界。転職のチャンスも増えているといえます。組織より個の専門性、役割が大きい業界です。新しいことにチャレンジする姿勢、考え方が求められます。働き方改革や業務効率化の取り組みにより、業界全体の意識が徐々に変わりつつあります。

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