有効求人倍率

キーワード解説

黒板と虫眼鏡

有効求人倍率とは

有効求人倍率とは、公共職業安定所(ハローワーク)で扱った有効求人数を有効求職者数で割った数値のことです。

数値は公共職業安定所(ハローワーク)で仕事を探している1人に対して、何件の求人があるかを示していて、1倍以上で1人に1件以上の求人があるということになります。

倍率が1を超えていれば求人の方が多く、1未満であれば求職者の方が多い状況を示しています。

数値が高いほど、売り手市場であり、人手不足であることを意味しています。

有効求人倍率は、経済の動向や人材ニーズにより変動し、景気の実態と同時に動く一致指数と呼ばれています。

完全失業率と並んで、景気判断のひとつの指標となっています。

また有効求人倍率は、給与を決めるひとつの要素となる労働力の需給と関連していることから、初任給などの決定に用いられる場合もあります。

ただし、公共職業安定所(ハローワーク)を利用する求職者の割合は限られていることから、経済指標とするには限界があるという見方もあります。

地域別や職業別の有効求人倍率は、厚生労働省が「一般職業紹介状況」として毎月発表しています。

「一般職業紹介状況」の調査は、公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況(新規学卒者を除く)を取りまとめ、求人倍率などの指標を作成することを目的として行われています。

一般

一般とは、常用および臨時・季節を合わせた仕事のことです。

常用

常用とは、雇用契約において雇用期間の定めがないか、または4ヵ月以上の雇用期間が定められている仕事(季節労働は除く)のことです。

臨時・季節

臨時とは、雇用契約において1ヵ月以上4ヵ月未満の雇用契約期間が定められている仕事のことです。

季節とは、季節的な労働需要に対し、または季節的な余暇を利用して一定の期間(4ヵ月未満、4ヵ月以上の別は問わない)を定めて就労する仕事のことです。

パートタイム

パートタイムとは、1週間の所定労働時間が同じ事業所に雇用されている通常の労働者の1週間の所定労働時間に対して短い労働者のことです。

正社員

正社員とは、パートタイムを除く常用のうち、勤務先で「正社員」「正職員」などと呼ばれる正規労働者のことです。

新規学卒者

新規学卒者とは、卒業年の6月末までに、公共職業安定所(ハローワーク)と学校において取り扱ったもののことです。

新規求職者申込件数

新規求職者申込件数とは、期間中に新たに受け付けた求職申込みの件数のことです。

月間有効求職者数

月間有効求人者数とは、前月から繰越された有効求職者数(前月末日現在において、求職票の有効期限が翌月以降にまたがっている就職未決定の求職者をいう)と当月の「新規求職申込件数」の合計数のことです。

就職件数

就職件数とは、有効求職者がハローワークの紹介により就職したことを確認した件数のことです。

新規求人数

新規求人数とは、期間中に新たに受け付けた求人数(採用予定人員)のことです。

月間有効求人数

月間有効求人数とは、前月から繰越された有効求人数(前月末日現在において、求人票の有効期限が翌月以降にまたがっている未充足の求人数をいう)と当月の「新規求人数」の合計数のことです。

充足数

充足数とは、有効求人がハローワークの紹介により求職者とつながった件数のことです。

求人倍率

求人倍率とは、求職者に対する求人数の割合のことです。

「新規求人数」を「新規求職申込件数」で割った数値の「新規求人倍率」と、「月間有効求人数」を「月間有効求職者数」で割った数値の「有効求人倍率」の2種類があります。

就職率

就職率とは、求職者に対する就職件数の割合のことで、「就職件数」を「新規求職申込件数」で割って算出します。

充足率

充足率とは、求人数に対して充足された求人の割合のことです。

全国計では「就職件数」を「新規求人数」で割って算出し、都道府県別では「充足数」を「新規求人数」で割って算出します。

参考:厚生労働省公式サイト

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有効求人倍率で、採用市場の動向と人材ニーズを確認することができる