ハローワークを20代の就職・転職で上手に使うには


ハローワークは、国の職業紹介機関です。

正式名称は「公共職業安定所」で、職安とも略されます。

若い世代では、民間の就活サービスや転職エージェントに比べると、サポート体制が弱いというイメージがあるかもしれません。

確かに、これまで一般のハローワーク窓口は混雑していて、就職相談や個別相談をじっくりできる環境とはいえない状況もありました。

しかし、最近のハローワークは違います。

就職支援アドバイザーによる個別カウンセリングをはじめ、さまざまな求職活動のサポートメニューが提供され、若者の就職支援体制を強化しています。

ハローワークの就職・転職支援

ハローワークの種類

ハローワークは国の職業紹介機関で、正式名称は「公共職業安定所」です。

職業紹介以外に雇用保険の業務を担っていて、会社を退職した人はハローワークで失業保険の受給手続きを行います。

失業保険の受給手続きは自宅住所を管轄するハローワークでしかできませんが、仕事を探すことは、全国どこのハローワークでも利用できるようになっています。

若者の就職など専門的な相談ができるさまざまなハローワークが全国各地にあります。

新卒応援ハローワーク

新卒応援ハローワークは、大学院・大学・短大・高専・専修学校などの学生や卒業後未就職の既卒者の就職を支援する専門のハローワークです。

わかものハローワーク

わかものハローワーク(支援コーナー、支援窓口)は、正社員での就職を目指す若年者(おおむね 45 歳未満)の支援を専門に行うハローワークです。

マザーズハローワーク

マザーズハローワーク・マザーズコーナーは、子育てをしながら就職を希望している人に対して就職を支援するハローワークです。

ハローワークの就職支援プログラム

ハローワークでは、都道府県労働局が地域の情勢に応じた雇用対策を行っています。

早期就職支援プログラム

早期に就職を希望する人を対象に、担当コンサルタントがついて、マンツーマンで履歴書の書き方から面接対策まで個別指導してくれます。

グループセミナー

求職者が集まり、一緒にセミナーを受けたり、参加者同士が情報交換をするなど交流して、転職活動を続けていくスタイルです。

ジョブカフェでグループワーク型セミナーを行うところが増えています。

専門型ハローワーク

キャリアが浅い若者を対象にした「ジョブカフェ」は、就職相談や適性診断、職業紹介など就職に関する総合的なサービスを1か所で受けられるハローワークの関連施設です。

相談員は気軽に話せる雰囲気づくりを工夫し、若者のニーズに合う求人情報の提供を行っています。

ジョブカフェ

各都道府県が主体的に運営するジョブカフェでは、若者の就職支援をワンストップで行っています。

30代くらいまでの人の就職活動をスタートから就職するまで無料で総合的にサポートします。

施設の名称は「ジョブカフェ」とは限らず、「就職サポートセンター」「ヤングキャリアセンター」「若者しごと館」などさまざまです。

ジョブカフェの対象

  • 転職を考えている人
  • 既卒・第二新卒
  • アルバイトから正社員を目指す人
  • 現在仕事をしていない人
  • 学生

仕事に関する情報提供

情報コーナーなどのエリアにネットにつながったパソコンが設置されていて、リクナビなどの民間サイトやハローワークなど公的サイトの求人が検索できるようになっています。

適職・適性診断

情報コーナーでは、パソコンに入っている適職診断ソフトを使って、適職・適性診断ができるようになっています。

キャリアカウンセリング

専門カウンセラーのキャリアカウンセリングが受けられるようになっています。

就職に関する悩みや具体的な就職相談ができます。

相談時間は1回45分程度です。

各種セミナー

施設内のセミナールームでは、自己分析や応募書類作成のコツ、ビジネスマナーの基礎などの就職支援セミナーが常時開催されています。

セミナーは単発メニューのほかセットメニューもあり、希望に合わせて選べるようになっています。

職業紹介

東京しごとセンターヤングコーナーには35歳未満を対象とした飯田橋ハローワークの出張所が設置されています。

求人企業と面接のアポイントを取ったり、条件の交渉をしてくれます。

職場体験プログラム

職場体験の機会を提供するものジョブカフェの就職支援サービスです。

実際に企業に出向いて仕事を体験してみるインターンシップ、さまざまな職種、業界の人の生の声が聞ける「しごと研究セミナー」、高い技能を持った職人さんに弟子入りする「職人塾」などが用意されています。

ハローワークのインターネットサービス

ハローワークの求人検索はハローワークの施設まで行かなくても、インターネットですべての求人がみられるようになっています。

民間の求人情報サイトはたくさんありますが、ハローワーク・インターネットの莫大な情報量には及びません。

①ハローワーク・インターネットサービスを開く

ブラウザを開き、「ハローワーク」を検索して、「ハローワークインターネットサービス」をクリックします。

②基本情報検索をクリックする

トップページの左下のほうにある「求人情報検索」をクリックすると、基本条件を入力して検索ができます。

③詳細条件を入れる

詳細条件の入力画面は、細かく条件を指定できるようになっていますが、必ず入力したいのは、「仕事の内容」「応募条件」「労働条件等」です。

あまり絞りすぎずに検索してみる方がよいでしょう。

④就業場所で絞り込む

勤務地を通勤に便利な市区町村や鉄道路線を指定する「沿線」(首都圏や関西圏等を指定した場合に可能)で絞ったり、「労働条件等」を追加するなどしていきます。

⑤希望する職種を指定する

「仕事の内容」入力画面から職種を指定します。

職種条件の「大分類」を指定した場合は、さらに「中分類」から細かく職種を指定することもできます。

同じ要領で3つまで志望職種を入れることができます。

ハローワークを利用するメリット

ハローワークは会社を辞めたときにだけ行くところではありません。

就職・転職に関するさまざまな場面で活用することができるのです。

✔就職・転職のプロに相談

プロに相談して、労働市場でよりニーズが高い売りになりそうなところを客観的にアドバイスしてもらうことができます。

自分だけで活動しているときには気づかなかった発見があり、就職・転職活動の戦略を見直すことができます。

✔履歴書・職務経歴書の作成指導

履歴書・職務経歴書はたいてい自己流で書いてしまっているので、書類選考に通らない理由もわからないままになっていることが多いものです。

履歴書・職務経歴書でアピールするポイントをアドバイスしてもらうのが書類選考突破の近道です。

✔自分だけでは見つけられない求人

思い込みやこだわりで就職・転職先の可能性を狭めていることがあります。

自分だけでは見つけられない職種や業種の求人を紹介してもらうことで、応募できる企業が広がります。

就職・転職スキルアップ

仕事に役立つ知識やスキルを身につけたり、資格を取得するとキャリアの可能性が広がります。

ハローワークには職業訓練や教育訓練給付などの制度がありますので、積極的に活用することをおすすめします。

ハローワークで求人の多い資格

  1. 普通自動車免許一種
  2. 普通自動車免許AT
  3. 看護師
  4. 准看護師
  5. 介護福祉士
  6. 大型自動車免許一種
  7. 介護職員初任者研修
  8. 中型自動車免許一種
  9. 調理師
  10. 介護支援専門員
無料の職業訓練制度「ハロートレーニング」
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)は仕事を探している人を対象とした無料の職業訓練制度です。スキルや知識を無料で習得することができます。
資格取得のお得な支援制度「教育訓練給付制度」
雇用保険では、働く人の能力開発を支援するために、教育訓練給付金の支給を行っています。働きながらスキルアップや資格取得に使える費用のサポート制度です。

まとめ

ハローワークには、キャリアに自信がない人、就職に苦労している人でも、利用できるサービスがあるはずです。

自分の状況に応じてサービスを選択して、徹底活用することをおすすめします。

雇用保険を受給できない人におすすめの「求職者支援制度」
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非正規雇用から正社員を目指す人におすすめ支援プログラム(東京都)
非正規雇用や実務経験の少ない20代の正社員就職をサポートする東京都の支援プログラムがあります。企業紹介、実習、奨励金制度などを通じて正社員就職につなげます。