看護師に社会人からなるルート


社会人になってから、看護の仕事を目指す人が増えています。看護師の国家試験を受験するためには、看護師の養成校で3年間以上学ぶ必要があります。20代・第二新卒がキャリアチェンジして看護師を目指すことは、もう一度、学生からスタートするということになります。

看護師の養成校には通信教育や夜間部がありませんので、自分の適性や必要な費用など、よく考えてからチャレンジすることが大切です。

看護師の資格取得・キャリアチェンジ

社会人が看護師になるルート

社会人から看護師になるためには、まず看護師の養成校へ入学する必要があります。

①看護師養成校に入学する

校風や学費など自分の目的や状況に合った看護師養成校に入学します。社会人入試が有利です。

②看護師国家試験に合格する

看護師養成校を卒業しても看護師の国家試験に合格しなければ、看護師として働くことができません。

③看護師資格を取得する

看護師の資格を取得したあと、保健師や助産師、ケアマネジャーなどの資格にチャレンジする人もいます。

看護師養成校の種類

養成校には4年制大学、3年制の短期大学と専門学校がありますが、看護師の国家試験合格率は90%前後ですので、どの養成校を選んでも、しっかりカリキュラムに取り組めば、合格の実力はつくといえます。

入学試験の対策として、社会人入試制度がある学校を探してみましょう。一般入試に比べて試験科目が少なく、面接や小論文を重視しています。約半数の養成校で社会人入試制度が実施されています。

4年制大学

看護大学には教養課程もあり、卒業すると国家試験の受験資格と学士号が取れます。また保健師や助産師試験の受験資格を得られる大学もあります。

短期大学

3年間学んで看護師の国家試験の受験資格を得られます。看護短期大学は4年制大学に移行する学校が多く、数が減ってきています。

専門学校

3年間学んで看護師の国家試験の受験資格を得られます。看護専門学校の数は全国に500校以上あり、養成校の半数を占めています。病院や大学の付属校などもあります。

働きながら看護師になるには

フルタイムの仕事を辞めずに、看護師を目指すのは不可能に近いでしょう。アルバイトをするにしてもかなりハードになることを覚悟する必要があります。

看護師養成校の学費

看護師養成校の学費は、私立と国公立では大きな差があります。さまざまな奨学金制度があり、卒業後、指定された病院に一定期間勤務することで奨学金返還が免除されるシステムもあります。

授業料の目安

学校の種類授業料
国公立大学・短大約60~100万円
私立大学・短大約100~200万円
国公立専門学校約10~50万円
私立専門学校約30~150万円

奨学金の種類

  • 民間団体の奨学金
  • 学校の奨学金
  • 自治体の奨学金
  • 病院の奨学金

看護師養成校の選び方

看護師養成校には、それぞれ特色があります。養成校の教育理念、設備、実習先、カリキュラム、学費、国家試験の合格率、卒業生の就職先など、自分と合っているかを調べておくことが大切です。学校説明会やオープンキャンパスに参加するものよいでしょう。

入試の難易度は学校の種類によって、さまざまです。一般入試の二次試験では多くの養成校で面接を行っています。社会人入試では特に面接が重視されます。

一般入試の試験科目

  • 一次試験:国語・英語・数学・理科(学校によっては小論文も)
  • 二次試験:面接

模擬試験

看護・医療系学校受験の講座がある予備校で、全国模擬試験を実施しているところがあります。実力を確かめるためには有効です。

看護師養成校の情報収集

自分に合った養成校を見つけるには、情報収集が不可欠です。

大学、短期大学、専門学校、塾・予備校など幅広い学校が掲載されている情報サイトでは、資格や所在地など、希望する条件で学校を検索し て、資料請求、願書請求、オープンキャンパス予約が簡単にできます。

学校の特徴や学部・学科 の詳細、オープンキャンパス情報、出願・入試情報、学費・奨学金情報など学校選びに役立つ情報をまとめて収集できて便利です。

看護師養成校への入学

養成校のカリキュラム

看護師の養成校では、看護師に必要とされる基本的な知識や教養、技術を学びます。

基礎分野

  • 科学的思考の基盤
  • 人間と生活・社会の理解

専門基礎分野

  • 人体の構造と機能
  • 疾病の成り立ちと回復の促進
  • 健康支援と社会保障制度

専門分野Ⅰ

  • 基礎看護学
  • 臨地実習

専門分野Ⅱ

  • 成人看護学
  • 老年看護学
  • 小児看護学
  • 母性看護学
  • 精神看護学
  • 臨地実習

統合分野

  • 在宅看護論
  • 看護の統合と実践
  • 臨地実習

看護師の国家試験

看護師国家試験の概要

看護師国家試験は年に1回、2月に実施されます。試験の合格率は高いので、きちんと養成校のカリキュラムに取り組んでいれば合格できるはずです。

保健師の国家試験と助産師の国家試験も2月に行われます。試験日は重ならないので、同じ年に受験することが可能です。

受験資格

  1. 文部科学大臣の指定した養成校で3年以上看護師になるための学科の修業者
  2. 厚生労働大臣の指定した養成校の卒業者
  3. 免許取得後3年以上業務に従事している准看護師、または高等学校もしくは中等教育学校を卒業している准看護師で、指定の教育機関で2年以上の修業者
  4. 外国の養成校を卒業、または外国で介護士免許を得て、厚生労働大臣が1または2と同等以上の知識と技能があると認めた者など

試験日

年1回(2月)

試験科目

  • 人体の構造と機能
  • 疾病の成り立ちと回復の促進
  • 健康支援と社会保障制度
  • 基礎看護学
  • 成人看護学
  • 老年看護学
  • 小児看護学
  • 母性看護学
  • 精神看護学
  • 在宅看護学
  • 看護の統合と実践

合格率(平成30年)

  • 看護師:91.0%
  • 保健師:81.4%
  • 助産師:98.7%

問い合わせ

看護師国家試験運営本部事務所

まとめ

看護師養成校では社会人経験者も多く、幅広い年齢層の人が看護師を目指しています。社会人からキャリアチェンジをするのですから、強い意欲があるはずです。看護師は一生の資格ですので、取得すればライフスタイルに合わせて自分に合う働き方ができます。

看護師の就職先と仕事内容
20代看護師の就職先は主に病院や診療所などの医療機関です。しかし、少しずつ介護・福祉施設などで働く人の割合が増え、看護師の活躍の場は多様化してきています。
転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格一覧
20代の転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。
タイトルとURLをコピーしました