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医療事務の履歴書・職務経歴書の書き方-転職・再就職に

求人に応募するときには、応募先に履歴書などの応募書類を提出します。

一般的に書類審査に通過した人に対して採用面接が行われます。

医療事務の求人では、職業柄、応募書類に記載された内容だけでなく、書き方も重視されています。

応募先で一緒に働いてほしいと思われるような書類を作成することが大切です。

医療事務の履歴書・職務経歴書の書き方についてご紹介します。

医療事務の履歴書の書き方

履歴書とは

履歴書は採用選考で提出を求められるもっとも基本的な応募書類です。

添付されている写真や記載された内容、書き方などから、人物像、仕事への意欲、正確性などがチェックされています。

市販されている履歴書には、さまざまなタイプがありますので、自分のキャリアに合ったものを選ぶことが大切です。

履歴書の項目(例)

  1. 氏名(ふりがな)
  2. 生年月日、年齢、性別
  3. 住所、連絡先
  4. 学歴・職歴
  5. 免許・資格
  6. 志望動機
  7. 本人希望

履歴書のフォーム

履歴書にはさまざまな形式の用紙があります。

どれでもよいわけではなく、自分の経歴をアピールしやすいものを選ぶようにしましょう。

スタンダードなJIS規格

最も一般的な履歴書でB4、A4、A3など複数のサイズがあります。

学歴・職歴欄が広いものは、余白が目立たないよう記述の仕方に注意が必要です。

未経験者向き

コクヨの「一般用・B5判」は、学歴・職歴欄は左側のみで、右側に特技や性格などヒューマンスキルをアピールできる欄や志望動機欄が広くあります。

未経験から転職・就職する人などに向いています。

日本法令の「自己紹介書付き」など似たタイプが複数あります。

経験者向き

日本法令の「転職者用・B4(A3)判」は、学歴は最終学歴のみで、退職理由や出社可能日など選考に必要な項目があります。

経験が5年以上など、キャリアが長い人には、転職者に特化したフォーマットが向いています。

履歴書の書き方

履歴書はパソコンで作成することもできますが、医療事務という職業柄、手書きで丁寧に書くことをおすすめします。

日付・氏名・連絡先

日付は提出日、郵送であれば投函する日を記載します。

氏名は戸籍に登録されている通りに正確に記入します。

連絡手段として携帯電話やメールを使う企業が増えましたので、記入欄がなくても空欄を利用して記入することをおすすめします。

学歴

中学卒業から記載することが一般的です。

高等学校以降の学歴は入学・卒業とも年次を記入します。

年次は間違えやすい項目ですので、しっかり確認して記載します。

間違えると経歴詐称とされることもありますので、注意しましょう。

職歴が短い人は、職歴を記入する行が少ない用紙を選び、学歴と職歴の間は一行空けるなど空白が目立たないように工夫します。

職歴

職歴はわかりやすく整理することが大切です。

詳細な職務内容は職務経歴書に記載します。

職歴がなければ、記入する必要はありません。

在学中であれば「現在在学中」、在職中であれば「現在に至る」、離職中であれば「一身上の都合により退社」などと最後の行に記載します。

免許・資格

免許や資格は、正式な名称を書きます。

医療事務に関連する資格には、似ているものが多くありますので、正確に記載しましょう。

資格を取得していなくても、勉強している資格があれば「○○試験受験予定」など勉強中であることを記載してもよいでしょう。

趣味・特技

趣味・特技については、医療事務と関連があるものはもちろん、関連がなくても人柄や健康をアピールすることにつながる場合がありますので、空白にはせず記入しましょう。

志望動機

志望動機は履歴書で最も重要な項目といえます。

これまでの経験を応募先でどう活かせるかを具体的に書きます。

医療事務の志望動機には医療事務の職種または応募する医療機関などについて、「なぜ選んだのか」「どこに魅力を感じたのか」「何をやりたいのか(志)」を書きます。

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医療事務の職務経歴書の書き方

職務経歴書とは

職務経歴書は履歴書より職務内容を詳細に記載した応募書類です。

実務能力を重視する転職の採用選考では、多くの場合、履歴書と職務経歴書で書類審査が行われます。

一般的に書類審査を通過した人に対してのみ、面接が行われますので、転職の採用選考における職務経歴書の重要度は高いといえます。

職務経歴書の役割

  • 求められている経験やスキルがあることを伝える
  • 未経験や不足しているスキルは勉強中であることを示す
  • 伝えたいことをわかりやすくまとめる

職務経歴書のフォーマット

職務経歴書には決まったフォーマットというものはありません。

職務経歴のまとめ方としては、主に「編年体形式」と「キャリア形式」があります。

職歴が短い場合は、ベーシックな編年体形式をおすすめしますが、短期派遣など職歴が多い場合などは、職務内容別にまとめる「キャリア形式」で、わかりやすくまとめるのもよいでしょう。

編年体式

経歴を古いものから順に時系列にまとめて書く形式です。

勤務先である医療機関ごとに職務内容、実績を記載します。

古い方から書くのが一般的ですが、最新のものから書く形式(逆編年体形式)もあります。

キャリア式

時系列ではなく、職務内容ごとに経歴をまとめて書く形式です。

基本的な構成は、経歴の要約と職歴を職種別、職務別、取扱商品別などキャリア(同じ業務)ごとにまとめて記載します。

職務経歴書の書き方

職務経歴書はこれまでの経験やスキルをアピールするためのものです。

経験したことをすべて記載するのではなく、応募先で貢献できること中心に、わかりやすくまとめることが大切です。

医療事務に直接関係する経験はなくても、事務や接客など応募先でも活かせると思える業務の経験やスキルをアピールしましょう。

レイアウト

A4サイズ1~2枚にまとめます。

箇条書きで簡潔に見やすくまとめましょう。

職務内容

職務内容のまとめ方は経歴と応募先のニーズを考えて決めます。

応募先に関連がある経験を優先して記載します。

いつ・どこの医療機関(または会社)のどのような所属や職種で、何をしていたか、最もアピールになるものを中心に書くとよいでしょう。

従業員数など具体的な数字、実績も数値で示すことができれば、より伝わりやすくなります。

保有資格・スキル

医療事務だけでなく、応募先に関連する資格やスキルもアピール材料です。

【保有資格】【PCスキル】【語学スキル】など見出しをつけて積極的にアピールしましょう。

自己PR

自己PRでは、これまでの経験を活かして、具体的に応募先でどのように貢献できるか、今後の目標など熱意を伝えることで説得力がアップします。

添え状

応募書類を郵送する場合には、添え状をつけます。

応募書類ではありませんが、社会人としてのマナーや職種の適性をアピールすることにつながります。

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まとめ

医療機関により採用選考は違いますので、求められる応募書類や提出するタイミングは変わってくるでしょう。

違いはあっても、医療事務の求人で応募書類の書き方が重視されることは間違いありません。

これまでの経験から正確性や周囲への気配りなども伝わるように作成することが大切です。

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参考:職務経歴書の基本構成


 

職務経歴書

20××年×月×日
氏名○○ ○○

 

【職務内容】

具体的な仕事内容や実績を伝えます。アピールになるアルバイト経験や派遣社員経験は記載して大丈夫です。

  • 勤務先、入社・退社年月、所属、職種
  • 経験した業務の詳細・実績
  • 勤務先での評価、表彰、受賞、昇格、後輩指導など
応募企業に役立つ経験をクローズアップして伝えましょう。具体的に業務をイメージできるように書き方を工夫します。

 

【資格・スキル】

応募企業に役立つ知識や技能を伝えます。

  • 免許・資格・スキルレベル
  • 業務に関連する学歴、自己啓発
勉強中のものもアピールになる資格・スキルは書いておきましょう。

 

【転職理由・自己PR】

入社意欲や求人ニーズに合った適性や強みを伝えます。

  • 転職(退職)理由
  • 自己PR
具体的なエピソードを盛り込んでアピールします。

 


 

【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・ハローワークインターネットサービス

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