医療事務の資格にはさまざまな種類があり、その資格を取得するには、通学・資格スクール、通信講座、専門学校・大学等、独学で勉強する方法があります。
それぞれに特徴がありますので、自分の状況や条件に合った勉強の方法を選び、効果的に資格取得を目指しましょう。
医療事務の資格を取る方法
医療事務の通学・資格スクール
通学・資格スクールは、短期間で効率的に学習を進めることができる方法です。
社会人が働きながら学ぶことができるように土曜日や日曜日または夜の授業も用意されています。
近くにスクールがあり、短期間に集中して資格取得を目指したい人に向いています。
通学・資格スクールの費用と受講期間
- 受講費用の目安:6~15万円程度
- 受講期間の目安:1ヵ月~6ヵ月
※受講期間は全日制か土日・夜間など週1~2回のコースかにより異なります。
通学・資格スクールの特徴
通学・資格スクールの選び方
医療事務の通学・資格スクール選びには、立地や費用だけでなく、欠席した場合の振替授業などのフォローシステムも重要なポイントになります。
興味のある講座があれば資料請求してみましょう。
医療事務の通信講座
通信講座は、自分に合ったペースで資格取得を目指せる方法です。
通学講座より費用はお手頃ですが、通信講座もほぼ同じ内容で、サポートも充実しています。
予算を抑えて自分のペースで勉強したい人に向いています。
通信講座の費用と受講期間
- 受講費用の目安:3~7万円程度
- 受講期間の目安:3ヵ月~6ヵ月
※WebやDVD講座の場合は通学講座と同等の受講費用がかかる場合もあります。
通信講座の特徴
通信講座の選び方
医療事務の通信講座には、さまざまなコースがあります。場所や時間の制限がありませんので、通学講座より選択肢は多くなります。
スケジュール通りに進められなくなった場合の有効期間や延長の可否もポイントになります。
医療事務の専門学校・大学等
専門学校や短大・大学は、じっくり時間をかけて医療事務の知識を学ぶことができる方法です。
費用と時間はかかりますが、医療事務以外にもさまざまな知識を身につけることができます。
予算や期間に関係なく、じっくり勉強したい人に向いています。
専門学校・大学等でかかる費用と期間
- かかる費用の目安:専門学校の場合、年間60~100万円程度
- かかる期間の目安:1~4年
専門学校・大学等の特徴
専門学校・大学等の選び方
医療事務を学べる教育機関は、専門学校や短大が中心ですが、4年制大学においても専門コースが設置されるようになっています。
社会人が働きながら通える夜間コースを用意している専門学校もあります。
医療事務の独学
独学は参考書やテキストを自分で用意して、経済的に資格取得を目指すことのできる方法です。
ただし、医療事務は専門性の高い試験なので、初心者の勉強方法としてはあまりおすすめできません。
医療事務に関する知識をある程度持っている人や実務経験のある人に向いています。
独学でかかる費用と期間
- かかる費用の目安:必要な教材代
- かかる期間の目安:自分で設定
独学の特徴
独学の進め方
医療事務の資格には、講座の受講が受験資格になっているものもありますので、独学では受験資格の制限がない資格を目指しましょう。
テキストなど市販で手に入りやすい資格を選ぶこともポイントになります。

まとめ
医療事務には、さまざまな資格試験があります。医療業界で一般的に難易度、評価ともに高いといわれているのは、診療報酬請求事務能力認定試験です。
合格率は30%程度と他の資格より低めですが、自分に合った方法を選んで、勉強すれば合格できる資格といえるでしょう。



