当サイトには広告が含まれます

個人情報保護士になるには(資格と試験)-転職・就職に

個人情報保護士は、企業などの個人情報保護に関するスタンダード資格です。

情報化社会において個人情報を正しく理解して、適正に管理・運用できる人材のニーズは年々高まっています。

個人情報保護士の資格の取り方と勉強法についてご紹介します。

個人情報保護士とは

個人情報保護士の資格

「個人情報保護法」は2017年の改正により、すべての事業者が対象となりました。

事業規模を問わず、ほぼすべての企業において個人情報保護は避けて通ることはできないテーマとなっています。

個人情報保護士は「個人情報保護法」を正しく理解し、適正に管理・運用できるエキスパートとして認定された資格です。

個人情報を扱うあらゆる職種で役立つ資格といえます。

「個人情報保護士認定試験」に合格すると個人情報保護士になることができます。

受験者の職種等

  1. 事務職
  2. 技術職
  3. 営業職
  4. 学生
  5. その他の会社員
  6. 公務員

(一般財団法人全日本情報学習振興協会ウェブサイトより)

資格取得のメリット

  • 顧客データを預かる部門などへの転職・就職でアピールできる
  • 人事や総務など管理部門でのキャリアアップに役立つ
  • 企業で必要とされる個人情報保護について効率的に学べる

個人情報保護法の関連資格

個人情報保護法に関連した資格は、個人情報保護士の他にも複数あります。

個人情報保護士と同じ主催者(一般財団法人全日本情報学習振興協会)が試験を実施しています。

個人情報保護実務検定

個人情報を適法・適正に利用することができる知識の習得を目的とした試験で、一般の人から企業人までを対象としています。

個人情報保護実務検定1級とマイナンバー実務検定2級以上に合格すると個人情報保護士として認定を受けることができます。

マイナンバー実務検定

マイナンバー制度を理解し、正しく対応することを目的とした試験です。

マイナンバー実務検定1級または2級の合格者は、個人情報保護士認定試験の「課題Ⅰ.マイナンバー法の理解」が免除されます。

情報セキュリティ管理士

企業における情報管理者として必要な知識があることを認定した資格です。

個人情報だけでなく、企業で必要とされるセキュリティ対策全般についての知識が幅広く問われます。

個人情報保護士の資格を取るには

個人情報保護士認定試験の概要

個人情報保護士の資格を取得するには、個人情報保護士認定試験に合格する必要があります。

個人情報保護士認定試験は、個人情報保護法の理解および実務において適正な個人情報保護を実践できる人材を目指す試験です。

受験資格

制限なし

試験日

年4回(3月、6月、9月、12月)

試験地

  • 公開会場受験:全国の実施会場
    札幌、仙台、東京、横浜、埼玉、千葉、名古屋、津、大阪、神戸、福岡
  • オンライン受験:インターネット環境を整備できる場所

試験内容

マークシート方式

  • 課題Ⅰ:個人情報保護の総論(50問)
  • 課題Ⅱ:個人情報保護の対策と情報セキュリティ(50問)

合格基準

課題Ⅰ、課題Ⅱの正答率各70%以上

問い合わせ

一般財団法人 全日本情報学習振興協会

個人情報保護士認定試験の出題内容

試験日時点の法制度や情報を基に出題されます。

課題Ⅰ.個人情報保護の総論

  1. 個人情報保護法の理解
    ・個人情報保護法の歴史
    ・個人情報に関連する事件・事故
    ・各種認定制度
    ・個人情報の定義と分類
    ・個人情報取扱事業者
    ・条文に対する知識と理解
  2. マイナンバ法ーの理解
    ・番号法の背景・概要
    ・条文に対する知識と理解

課題Ⅱ.個人情報保護の対策と情報セキュリティ

  1. 脅威と対策
    ・脅威と脆弱性に対する理解
  2. 組織的・人的セキュリティ
    ・組織体制の整備
    ・人的管理の実務知識
  3. オフィスセキュリティ
    ・物理的管理の実務知識
  4. 情報システムセキュリティ
    ・技術的管理の実務知識

個人情報保護実務検定とマイナンバー実務検定

個人情報保護実務検定1級の合格者でマイナンバー実務検定2級以上の合格者は、個人情報保護士として認定を受けることができます。

個人情報保護実務検定1級

  • 受験資格:制限なし
  • 試験日:年3回(2月、5月、8月)
  • 試験地
    ・全国の実施会場
    ・オンライン受験
  • 試験内容
    ・個人情報保護の総論
    ・個人情報保護の対策と情報セキュリティ
    ・情報システムセキュリティ

マイナンバー実務検定1級・2級

  • 受験資格:制限なし
  • 試験日:年4回(3月、6月、9月、12月)
  • 試験地
    ・全国の実施会場
    ・オンライン受験
  • 試験内容
    ・番号法の背景・概要
    ・総則
    ・個人番号
    ・個人番号カード
    ・特定個人情報の提供の制限等
    ・情報提供ネットワークシステムによる特定個人情報の提供
    ・特定個人情報保護評価等
    ・行政機関個人情報保護等の特例等
    ・特定個人情報の取り扱いに関する監督等
    ・機構処理事務の実施に関する措置
    ・法人番号
    ・雑則
    ・罰則
    ・附則
    ・特定個人情報の適正な取り扱いに関するガイドライン(事業者編)
    ・関連法令等

個人情報保護士の資格勉強

資格取得の勉強法

個人情報保護士の資格を取得するには、独学や資格・通信講座で勉強する方法があります。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分の状況やかけられる時間、費用などに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

受験者の多くはビジネスパーソンです。

比較的短時間の勉強で合格しているようですが、合格率は40%程度ですので、合格のための試験対策は必要といえるでしょう。

テキストや過去問題集が市販されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

独学に不安があったり、働きながら効率的に学習を進めたい人は、通信講座などを上手に活用することをおすすめします。

資格取得の期間

働きながらスキマ時間などを利用して勉強するのであれば、1ヵ月程度の準備期間はあった方がよいでしょう。

学習のポイント

短期合格するためには、試験の傾向を理解して、ポイントを絞って頻出分野を効率よく学習することが重要になります。

個人情報保護士の公式テキスト

個人情報保護士認定試験の公式過去問題集

個人情報保護士認定試験の対策講座

忙しい人でもスキマ時間を利用して効率的に勉強できるオンライン講座は短期合格を目指す人におすすめです。

スマホで学べるスタディングの個人情報保護士合格コースは、スキマ時間を活かした学習に最適化されています。

合格に必要な知識を6時間のビデオ講座で高速インプットすることができます。

圧倒的な低価格も魅力です。

  • 短期合格セミナー
  • 基本講座(ビデオ・音声)
  • WEBテキスト
  • スマート問題集
  • セレクト過去問集
  • 受講料:14,900円

スタディング 個人情報保護士講座

まとめ

個人情報保護の重要性が高まり、個人情報保護士の取得を奨励する企業も多くあります。

個人情報を適正に管理・運用できることを証明できる個人情報保護士の資格はビジネスパーソンを中心に多くの人がチャレンジしています。

特に顧客データを預かる部門や管理部門では直接的に業務に活かすことができ、転職・就職はもちろん、キャリアアップのアピール材料としても役立てることができるでしょう。

参考:一般財団法人全日本情報学習振興協会ウェブサイト

管理部門特化のおすすめ転職エージェント【資格者・士業】
管理部門の転職では、管理部門求人に特化した転職エージェントの利用が有利です。管理部門の転職成功実績が高い管理部門特化型エージェントをご紹介します。
管理部門で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
管理部門の採用では、資格より経験やスキルが重視されます。それでも実務経験とセットで有利になる資格は未経験やキャリアチェンジの転職で特に役立ちます。
人事労務・総務系で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
人事労務・総務部門の転職を目指すなら、適性やスキルアップを証明する資格を取っておきたいところです。人事労務・総務で有利なおすすめ資格をご紹介します。
クレジットカードの業界研究【概要・企業・動向】-転職・就職に
クレジットカード業界はカード決済の普及で成長しています。転職・就職で押さえておきたいクレジットカード業界の動向、収益ランキング、採用市場をご紹介します。
タイトルとURLをコピーしました