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建設技能者の資格支援「建設スキルアップサポート制度」

建設業界には多くの建設技能・技術資格があります。

建設に関係する資格を取得して、建設業界を目指す若者を応援するしくみがあります。

一般社団法人建設産業専門団体連合会が創設した建設技能・技術資格を取得した建設技能者に資格取得費用の一部を助成する制度です。

資格取得にかかった費用がキャッシュバックされる「建設スキルアップサポート制度」をご紹介します。

建設スキルアップサポート制度

建設スキルアップサポート制度とは

建設スキルアップサポート制度は、技能・技術資格を取得した建設技能者に費用の一部を支援する制度です。

学生時代などの建設スキルアップをサポートするものです。

建設関連資格を取得

中学校、高等学校、高等専門学校、専修学校、専門学校、大学、短期大学の在学中に建設関連の資格を取得していること。

※職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学は対象。職業訓練校は対象外。

関連団体に入職

建設業専門団体連合会(建専連)の会員企業、または日本建設業連合会(日建連)の協力会加盟企業に入職していること。

資格取得費用の半額をキャッシュバック

技能・技術資格を取得するために支払った受験料または受講料の助成が受けられます。

助成金額は、技能・技術資格取得(複数でもよい)の半額で、総額1万円までです。

助成金の申請

対象資格に該当して、助成を希望する場合は、建設スキルアップサポート制度助成申請書および証明書(申請書)によって建専連会員団体、地区建専連に申請します。

助成の対象となる資格

助成の対象となる資格には、技能士関係、技能講習・特別教育関係、技術検定などがあります。

詳しい条件は建設産業専門団体連合会の公式サイトをご確認ください。

技能士関係

  • 鉄筋施工技能士
  • とび技能士
  • 機械保全技能士
  • 造園技能士
  • 建築大工技能士
  • 塗装技能士
  • 防水施工技能士
  • 配管技能士
  • 内装仕上げ技能士
  • 左官技能士
  • かわらぶき技能士
  • タイル張り技能士
  • 型枠施工技能士
  • 建築板金技能士
  • コンクリート圧送施工技能士
  • 路面標示施工単一等級

技能講習・特別教育等関係

  • ガス溶接
  • 玉掛け
  • 小型移動式クレーン運転
  • 酸素欠乏危険作業主任者
  • 特定化学物質等作業主任者
  • アーク溶接
  • 半自動溶接
  • 小型車輛系建設機械運転
  • フォークリフト運転
  • 研削砥石特別教育
  • 高所作業車運転
  • 低圧電気取扱業務
  • 締固め用機械
  • 動力巻上機特別教育
  • 振動工具取扱作業者
  • 石綿取扱作業従事者

技術検定

  • 土木施工管理技術検定(学科)
  • 建築施工管理技術検定(学科)
  • 管工事施工管理技術検定(学科)
  • 電気工事施工管理技術検定(学科)
  • 造園施工管理技術検定(学科)

その他の資格

  • 電気工事士(第一種、第二種)
  • 測量士、測量士補
  • 消防設備士(甲種、乙種)
  • 危険物取扱者(甲種、乙種、丙種)
  • 火薬類取扱保安責任者(甲種、乙種)
  • 手動ガス圧接技量資格

建設関連の資格取得

資格を取得するには、学校に通って特定の学科を卒業したり、講習を受けたり、実務経験を積んで試験を受けて合格するなどの方法があります。

同じ資格でも取得するルートがいくつがあり、自分の状況や目的によって取得方法が違ってきます。

学校卒業

高等学校、高等専門学校、専修学校、専門学校、短期大学、大学など学校の卒業を条件にする資格があります。

講習受講

講習を受講すれば取得できる資格は比較的取りやすい資格といえます。

フォークリフト技能講習、玉掛け特別教育などは講習を受ければ資格を取ることができます。

実務経験

関連する業務で一定期間の実務経験が条件となる資格があります。

必要な実務経験として認められるには指定がありますので、認定機関に問い合わせるなど、よく確認することが大切です。

試験合格

試験を受ける資格に制限がないものと、学歴、実務経験、講習受講などの受験資格に条件がついているものがあります。

試験には学科試験や実技試験などがあります。

登録・更新

建設関連資格の多くでは、取得条件を満たした後に登録手続きが必要です。

資格には数年ごとに更新手続きが必要なものもあります。

手続きで更新できるもの、講習受講が必要なものなどさまざまです。

学校の種類

資格を取得するにはさまざまな条件があります。

建設関連の資格には、学歴が絶対条件となる資格はほとんどありませんが、学歴によって、資格取得に必要となる実務経験年数が変わってきます。

専修学校・専門学校

基本的に高等学校卒業者を対象として教育を行う学校です。

社会人から専門課程を修める場合に専門学校に入学する方法があります。

短期大学

専門分野を学ぶ2年制または3年制の学校です。

職業訓練だけではなく教養科目なども学びます。

大学

専門分野を学ぶ4年制の学校です。

専門分野だけでなく、教養など幅広い教育を行います。

研究者や教育者を目指すことも可能です。

公共職業訓練

  • 職業能力開発校:普通職業訓練
  • 職業能力開発短期大学校:高度職業訓練(専門課程)
  • 職業能力開発大学校:高度職業訓練(専門課程)、高度職業訓練(応用課程)
  • 職業能力開発促進センター:普通職業訓練または高度職業訓練(専門課程)
  • 障がい者職業能力開発校:障がい者対象の普通職業訓練まはた高度職業訓練(専門課程)

技術系の通信講座・資格取得

技術系通信講座・資格取得対策のJTEXでは、資格取得、技能向上のための技術系通信講座を数多く取り扱っています。

現場で役立つ専門性の高い通信教育で、技能検定の学科試験が免除となる認定訓練講座もあります。

講座の特長

  • 40年以上の実績
  • 利用企業数6,000社以上、受講者総数は200万人突破
  • 東京都知事の認可を受けた職業訓練法人

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学校の情報収集

自分の状況や目的に合った学校を見つけるには、情報収集が不可欠です。

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まとめ

建設業界にはたくさんの資格があり、技能や技術資格の取得、実務経験がキャリアに直結する実力主義の世界です。

自分の目指す方向性や状況に合った資格を取得してスキルアップしていくことをおすすめします。

参考:一般社団法人建設産業専門団体連合会ウェブサイト

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