管理部門で有利なおすすめ資格


管理部門の中途採用では、基本的に資格の有無より経験・スキルが重視されます。それでも実務経験とセットで有利になる資格があります。特に未経験・キャリアチェンジの転職では力を発揮します。

管理部門で役立つ資格

日商簿記検定

経営管理に役立つ知識として、企業が応募者に最も求める資格のひとつです。業種や規模を問わず必要な知識として、簿記検定合格者に対するニーズは根強く安定しています。

キャリアでの活用法

  • 企業の経理・会計部門の就職・転職
  • 利益率を重視する営業職としての就職・転職
  • コスト管理を求められる管理職候補
  • 取引先企業の経営状態を把握する幹部候補

1級

公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。合格すると税理士試験の受験資格が得られます。
「極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。大学等で専門に学ぶ者に期待するレベル。」(日本商工会議所より)

2級

経営管理に役立つ知識として、最もポピュラーな資格です。企業の財務担当者には必須。
「高度な商業簿記・工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。高校(商業高校)において修得を期待するレベル。」(日本商工会議所より)

受験資格

制限なし

試験内容

  • 1級:商業簿記、工業簿記、原価計算、会計学
  • 2級:商業簿記、工業簿記

合格率

  • 1級:10%程度
  • 2級:20~30%

合格基準

各級とも70%以上の得点率(1級はかつ各科目40%以上)

取得の難易度

簿記の勉強を本格に初めて、半年~1年程度で2級。さらに2級合格者が半年程度の学習をして1級が受かるレベルです。

転職・就職情報

実務に直結するので、日商簿記検定2級は企業、応募者ともに人気が高い資格です。より実践的に武器にしたいのであれば、1級まで取得するとさらに有利。実社会で幅広く応用することができる資格です。20代のビジネスパーソンであれば、日々の仕事で多かれ少なかれ必要性を感じる知識です。希望のキャリアをサポートする最も確度の高いツールになるといえるでしょう。

日商簿記検定のおすすめテキスト

TOEIC(R) L&Rテスト

グローバル化が進み、ビジネス英語が求められるのは、外資系や世界中に拠点を持つグローバル企業だけではなくなりました。製造業、販売業、サービス業、その他の企業でも幅広く求められるようになっています。

企業が期待するスコア

  • 新入社員:450~650点以上
  • 中途採用:585~795点以上
  • 技術部門:480~720点以上
  • 営業部門:525~775点以上
  • 国際部門:655~865点以上

900~990点

  • ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができる
  • 専門外の分野の話題に対しても十分な理解と表現ができる
  • ネイティブスピーカーの域には隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文を正確に把握し、流暢に駆使する力がある

800~895点

  • どのような状況でも適切なコミュニケーションができる
  • 問題を議論している場面でも理解できる力がある
  • 業務上、大きな支障はない
  • 文法・構文の誤りはあるが、意思疎通を妨げることはない

700~795点

  • 限定された範囲内ではコミュニケーションができる
  • 自分の仕事に関連した日常業務のやりたかについての説明を理解できる
  • 会議の案内等の社内文書を読んで理解できる

600~695点

  • ゆっくり話してもらえば、要点を理解し、応答できる
  • 簡単な仕事上のメモを読んで理解できる
  • 複雑な場面における的確な対応や意思疎通には個人差がある

600点未満

  • 簡単な質問を理解し、応答できる
  • 表現力に不足がある
  • 電車やバス、飛行機等の時刻表を見て、理解できる
  • 正確さに個人差がある

受験資格

制限なし

試験内容

リスニングとリーディング

転職・就職情報

今の仕事では英語を使う場面がなかったとしても、転職活動では、企業が期待するTOEICスコアを保有していることがアピール材料のひとつになります。受験したことがなければ、まずは自分のスコアを確認してみることが必要です。

TOEICテストの公式問題集

MBA

Master of Business Administrationの略。日本では経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位(資格ではない)です。かつてMBAといえば、ビジネス界最強のイメージがありましたが、就職・転職の場面での価値は外資系と日本企業で異なります。

キャリアでの活用法

  • 外資系企業の就職・転職
  • コンサルティング会社の就職・転職
  • 日本企業の経営部門の管理職・幹部候補
  • キャリアチェンジ・キャリアアップ

ビジネススクール受験資格

基本的には大学卒業。欧米には実務経験を有する社会人を対象としたビジネススクールも多数あります。

試験内容

一般的に入学までに大学の成績証明書、TOEFLやGMATのスコア、エッセイ、推薦状、面接などの審査があります。

合格率

全体としては10~15%程度

準備期間

ビジネススクールの難易度や英語力などで大きく違いますが、入学月の1年~1年半前に準備を始めるのが一般的になっています。

国内のビジネススクール

国内でも多くの大学がMBAコースを開講し、ビジネススクールもあります。海外ビジネススクールより語学や金銭的な負担が少なく、多くの人が学んでいます。

転職・就職情報

MBA取得者を活用する環境がある外資系企業への就職・転職が有利です。日本企業では一定のアピール力はあるものの、期待するほど重視されるわけではないといえるでしょう。海外の企業に就職するという選択もあります。

取得に時間も費用もかかるMBA。目指すには自分のキャリアにどう活かせるか、キャリアアップにつながるか見極めることが大切です。名門といわれるビジネススクールでは、人脈も卒業後のビジネスに役立つといわれます。

留学不要のオンラインMBA

社会保険労務士

企業経営に必要なモノ・ヒト・カネの三大要素のうちヒトに関する事務や管理を行うための資格です。健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険の手続きや賃金体系、就業規則の規定、労務管理の業務があります。

キャリアでの活用法

  • 企業の人事・総務など管理部門の就職・転職
  • 金融機関の就職・転職

受験資格

  • 大学卒業、又は大学において62単位以上を修得済み
  • 短期大学、高等専門学校卒業
  • 修業年限が2年以上、かつ総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程修了
  • 定められた国家試験合格者や条件を満たす有資格者
  • 社労士や弁護士業務の事務に従事した期間3年以上

試験内容

労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、社労士業務に関する一般常識など。

合格率

8%程度

転職・就職情報

仕事の中身が会社の仕組みに直結するものなので、人事や総務、管理部門経験者のキャリアアップに向いているといえます。ファイナンシャル・プランナー資格などを併せ持ち、金融機関で年金・資産運用に関するコンサルティングに活用することもできます。

社会保険労務士のおすすめテキスト

ビジネス実務法務検定試験

ビジネス実務法務検定は、企業からニーズの高い、リスク管理、コンプライアンスのための法律知識を身につけることができる公的資格です。法務部門に限らず、管理部門に配属されるビジネスパーソンにとって必須の法律スキルといえます。

キャリアでの活用法

  • 企業の知財・法務部門
  • 契約や取引を行う営業職
  • 雇用管理に携わる人事・総務部門

各級のレベル

  • 1級:法務部門に携わる人(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)
  • 2級:社会人全般および学生(知識レベルとしてのアッパーレベルを想定)
  • 3級:社会人全般および学生(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)

受験資格

  • 1級:2級合格者
  • 2級・3級:制限なし

試験内容

  • 1級
    ・共通問題:民法・商法と中心とする法律実務問題
    ・選択問題:特定の業種に関連する法律実務問題
  • 2級
    ・企業取引の法務
    ・債権の管理と回収
    ・企業財産の管理・活用と法務
    ・企業活動に関する法規制
    ・株式会社の組織と運営
    ・企業と従業員の関係
    ・紛争の解決方法
    ・国際法務(渉外法務)
  • 3級
    ・ビジネス実務法務の法体系
    ・企業取引の法務
    ・債権の管理と回収
    ・企業財産の管理と法律
    ・企業活動に関する法規制
    ・企業と会社のしくみ
    ・企業と従業員の関係
    ・ビジネスに関連する家族法

合格率

  • 1級:10%程度
  • 2級:30~40%
  • 3級:70%程度

転職・就職情報

企業の法令遵守(コンプライアンス)の必要性が重要視されるようになり、法務関係の資格でも一般社員向けのものとして注目されています。法務部門への転職・就職や異動を希望する人は1級にチャレンジすることをおすすめします。

ビジネス実務法務検定公式テキスト

資格取得の勉強方法


資格を取得するには、独学や資格・通信講座で勉強する方法があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分の状況やかけられる時間、費用に合わせて選択することになります。

短期間で効率的に資格を取得するのであれば、試験に対応した資格・通信講座を上手に活用することをおすすめします。

おすすめ資格・通信講座

クレアール 資格★合格クレアール
バリュープライスで資格試験の合格を目指せる映像講義

国家資格、各種検定など資格のWebスクールです。教育訓練給付対象講座もあります。


フォーサイト 資格試験の通信教育・通信講座ならフォーサイト
資格取得のためのスクールです。国家資格を中心に難関対策を専門にしているので、合格率も高水準を実現しています。


LEC東京リーガルマインド LEC学習センター
国家資格の対策講座を全国展開するスクールです。Web通信講座、音声ダウンロード講座、スマートフォン講座など多彩な学習スタイルが用意されています。

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ヒューマンアカデミー ヒューマンアカデミーの通信講座
各種資格取得、就職・転職などキャリアアップを目指せる資格スクールです。講座によっては、最寄りの校舎で通学のスクーリングにも参加可能です。

たのまな

まとめ

管理部門の転職で有利になる資格は、なかなかの難関ですが、経営やビジネスに欠かせない要素を含んでいますので、勉強して損になることはありません。

自分のキャリアの方向性に合うものを選んで、確実にキャリアアップを目指すのがおすすめです。

転職・就職に役立つ資格一覧
20代・第二新卒の転職・就職に有利なおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。
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