当サイトには広告が含まれます

管理部門の職務経歴書の書き方【経験者・未経験者】-転職・就職に

管理部門のスタッフ系職種は人事、総務、経理など幅広く、実績を数字で表すのが難しい業務が多いといえます。

そのため、他の職種以上に求められている経験やスキルを把握して、短期間で戦力になれることをアピールすることが重要になります。

求人ニーズは高水準で推移していて、職種の専門性だけでなく、ビジネス視点のある人が求められています。

人事、総務、経理など管理部門の職務経歴書の書き方についてご紹介します。

管理部門の職務経歴書

職務経歴書とは

職務経歴書は履歴書より職歴を詳細に記載した応募書類です。

実務能力を重視する転職の採用選考では、多くの場合、履歴書と職務経歴書で書類審査が行われます。

一般的に書類審査を通過した人に対してのみ、面接が行われますので、転職の採用選考における職務経歴書の重要度は高いといえます。

職務経歴書の役割

  • 求められている経験やスキルがあることを伝える
  • 未経験や不足しているスキルは勉強中であることを示す
  • 伝えたいことをわかりやすくまとめる

管理部門の職務経歴書に記載する内容

管理部門の業務は幅広く、実績を数字で表すことが難しいため、具体的な業務内容やボリューム、レベルをわかりやすく伝えることが重要です。

必須内容

  • 実務経験:これまで担当した業務内容の具体的な説明
  • 実績:業務改善や効率化、経費削減などをアピール
  • 資格:仕事に関連する保有資格
  • PCスキル:使える機種、アプリケーション、スキルレベル

職務経歴書の書き方

管理部門の役割は、従業員をバックアップすることで企業の業績を上げることです。

専門性だけでなく、ビジネスの視点をもった仕事の取り組み姿勢が評価されます。

職務概要

管理部門は従業員数によって業務の規模や担当範囲が変わってくるので、事業内容や従業員数など会社概要を明記します。

職務内容

従業員何人分の業務だったのかなど具体的な数字を示すことで、実際の業務がイメージできまるようになります。

実績

  • 事務処理の効率化
  • 経費削減
  • 採用実績
  • 労働時間短縮
  • モチベーションアップ
  • システム化、システム導入
  • 仕事の工夫や業務改善の提案 など

リーダーシップ

中途採用では、将来的にリーダーやマネジメント候補になれる人が求められますので、後輩指導やプロジェクトリーダーの経験などは積極的にアピールしましょう。

補足説明

専門用語や職種だけで通じる用語などには補足説明を加えましょう。

自分なりの工夫や努力

日常の業務に埋没しがちな管理部門のなかで、仕事に対する前向きな姿勢は、戦略的な思考やビジネス視点をアピールすることになります。

人事のアピールポイント

人事には労務管理、人事評価、採用・配置、育成・研修、制度構築など幅広い業務があります。

応募先で求められている人事業務を的確に把握して、合致する実績と専門能力を伝えることが重要です。

経験者

  • 人事職としての強みを、応募先企業が求めている職務と合致させて強調する
  • 従業員何人分の業務だったか、担当した新卒採用・中途採用の実績など具体的な数字を出して示す
  • 後輩指導、プロジェクトリーダーの経験は積極的にアピールする

未経験者

  • 労働基準法や社会保険関連の知識が初級レベルでもあること
  • 人事としての経験はなくても、勤怠管理、給与計算、スタッフ研修、採用業務など関連する業務経験はアピール材料
  • 職種は異なっても同業界からの転職であれば、業界知識に精通していることをアピールする

総務のアピールポイント

総務の業務はバックオフィス全般です。

企業規模により担当する業務範囲には幅があり、固定資産管理、リスク管理、福利厚生から人事、広報などの領域にまでわたることもあります。

幅広い業務のなかで、求められる業務領域の範囲を把握して、合致する実績と専門知識を伝えることが重要です。

経験者

  • 総務職は、幅広い職務経験が求められるので、携わった職務を具体的に示す
  • 総務の業務に関連する資格は多く、実務能力をアピールするためにも、取得した資格はすべて記載する
  • 効率化や省力化の提案実績などから仕事に前向きな姿勢をアピールする

未経験者

  • 総務の経験はなくても、PCスキル、資料作成、文書管理などがアピール材料
  • 他部署との連絡調整、クレーム処理など対人折衝の経験をアピールする
  • 職種は異なっても同業界からの転職であれば、業界知識に精通していることをアピールする

経理のアピールポイント

経理は月次処理業務、決算業務など経営に関わる部門であることから、専門性が求められる職種です。

日商簿記検定2級以上の専門知識を必要とする募集も多く、資格がない場合でも勉強中であることを伝えることがアピールになります。

経験者

  • 経理職としての強みを、応募先で求めている職務と合致させて強調する
  • 正確な事務処理能力、責任感、経営管理能力のほか、応募先の業界知識に精通していることをアピールする
  • 後輩を育成した経験などは指導力、マネジメント力としてアピールする

未経験者

  • 前職において、伝票処理、経費処理業務など関連する業務の経験があること
  • 職種が異なっても、事務処理能力、責任感、コミュニケーション能力などの適性はアピール材料
  • 日商簿記2級を取得していること。勉強中であれば、そのことを記載する

管理部門の書類作成サポート

サポート・アドバイス・ヘルプ

管理部門の転職活動

作成した応募書類に自信が持てなかったり、応募する前に添削してもらいたい、という人も多いのではないでしょうか。

エージェントサービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けることができます。

サービスのメリット

  • キャリアの可能性を広げるカウンセリング
  • 自分だけでは見つけられない求人紹介
  • 書類作成や面接対策のアドバイス など
管理部門特化のおすすめ転職エージェント【資格者・士業】
管理部門の転職では、管理部門求人に特化した転職エージェントの利用が有利です。管理部門の転職成功実績が高い管理部門特化型エージェントをご紹介します。

まとめ

管理部門の業務は幅広いので、人事全般、総務全般、経理全般の業務を経験したことはアピールになりますが、すべて同じボリュームではアピールポイントが伝わりません。

応募先で求められている領域を理解して、合致する部分を強調することが、効果的なアピール方法です。

管理部門で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
管理部門の採用では、資格より経験やスキルが重視されます。それでも実務経験とセットで有利になる資格は未経験やキャリアチェンジの転職で特に役立ちます。
人事労務・総務系で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
人事労務・総務部門の転職を目指すなら、適性やスキルアップを証明する資格を取っておきたいところです。人事労務・総務で有利なおすすめ資格をご紹介します。
経理・財務系で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
経理・財務部門における転職や就職、キャリアアップにおいては資格を取得していることが重要なアピール材料になります。

 

参考:職務経歴書の基本構成


 

職務経歴書

20××年×月×日
氏名○○ ○○

 

【職務内容】

具体的な仕事内容や実績を伝えます。

アピールになるアルバイト経験や派遣社員経験は記載して大丈夫です。

  • 勤務先、入社・退社年月、所属、職種
  • 経験した業務の詳細・実績
  • 勤務先での評価、表彰、受賞、昇格、後輩指導など
応募企業に役立つ経験をクローズアップして伝えましょう。具体的に業務をイメージできるように書き方を工夫します。

 

【資格・スキル】

応募企業に役立つ知識や技能を伝えます。

  • 免許・資格・スキルレベル
  • 業務に関連する学歴、自己啓発
勉強中のものもアピールになる資格・スキルは書いておきましょう。

 

【転職理由・自己PR】

入社意欲や求人ニーズに合った適性や強みを伝えます。

  • 転職(退職)理由
  • 自己PR
具体的なエピソードを盛り込んでアピールします。

 


 

【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・ハローワークインターネットサービス

タイトルとURLをコピーしました