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社会人に必要なIT基礎知識の資格を取るには-転職・就職に

IT化が進んだ現代社会で、ITの基礎知識はITを利用するすべての社会人に求められるようになっています。

ITパスポート試験は、業種や職種を問わず幅広い分野で、ITを正しく利用することを目的とした試験です。

すべての社会人が活用できるITパスポート試験の内容と勉強法についてご紹介します。

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、「情報処理技術者試験」の一区分であり、ITを利活用するすべての社会人に必要なITに関する基礎知識を証明する国家試験です。

社会のIT化が進み、あらゆる業種・職種においてITに関する基礎知識が不可欠となっています。

ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することができる人材を企業は求めるようになっています。

試験の流れ

  1. 利用者IDの登録
    ・「ITパスポート試験」サイトで利用者IDを登録
    ・本パスワードを登録
    ・利用者情報を登録
  2. 受験申込
    ・試験会場・試験日程を選択
    ・受験手数料の支払い
  3. 確認票をダウンロード
    ・確認票をダウンロード、印刷して試験会場に持参
    ・印刷できない場合、受験番号、利用者ID、確認コードの控えを試験会場に持参
  4. 受験
    ・確認票、本人確認書類等の提示
    ・試験終了時に合否判定が表示される
    ・結果レポートのダウンロード
  5. 合格発表
    ・受験月の翌月中旬に正式な合格発表
    ・受験月の翌々月中旬に合格証書の送付

ITパスポート試験合格のメリット

ITに関する基礎知識は、IT企業や情報システム部門だけでなく、ビジネスパーソン一人ひとりに必要とされるようになっています。

幅広い分野の基礎知識を習得

試験勉強を通じて、ITを活用するうえで前提となる幅広い知識をバランスよく習得することができます。

  • 情報セキュリティや情報モラルに関する知識
  • 企業コンプライアンス・法令遵守に貢献する正しい知識
  • 経営戦略、財務など経営全般に関する基礎知識
  • 業務に必要なITの基礎知識

転職・就職に役立つ国家試験

企業や省庁等の採用でITパスポートが活用されるようになっています。

  • 履歴書・面接等でIT力を自己アピールできる
  • 新卒採用時のエントリーシートで合格やスコアを記入できる

上位の試験区分を目指せる

より上位の試験区分を目指しやすくなります。

  • スキルアップの道筋や目標がわかる
  • 情報処理技術者試験の対策や学習計画が立てやすくなる


出典:情報処理推進機構サイトより

ITパスポート試験の内容

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、経済産業省が認定している「情報処理技術者試験」の一区分である国家試験です。

「情報処理技術者試験」のなかでは、初級レベルに位置付けられていて、難易度はそれほど高くなく、比較的合格しやすい試験といえます。

受験資格

制限なし

試験日

すべての都道府県で毎月実施

試験地

都道府県に設置される受験会場で随時実施

試験方式

CBT方式

※全国の試験会場でコンピュータを利用して実施

※受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。

試験内容

  • ストラテジ系(経営全般)
    ・企業と法務
    ・経営戦略
    ・システム戦略
  • マネジメント系(IT管理)
    ・開発技術
    ・プロジェクトマネジメント
    ・サービスマネジメント
  • テクノロジ系(IT技術)
    ・基礎理論
    ・コンピュータシステム
    ・技術要素

合格基準

総合評価点600点以上であり、かつ各分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

  • 総合評価点
    600点以上/1000点(総合評価の満点)
  • 分野別評価点
    ストラテジ系 300点以上/1000点
    マネジメント系300点以上/1000点
    テクノロジ系 300点以上/1000点

合格率

50%程度

問い合わせ

IPA(情報処理推進機構)

ITパスポート試験の応募者

ITパスポート試験の応募者は年々増加しています。

応募者の半数以上を20代が占めています。

社会人経験が短い人やこれから社会人になる人に人気の資格となっています。

応募者の割合

  • 社会人:78.8%
  • 学生:21.2%

合格率

  • 社会人:53.0%
  • 学生:40.2%

社会人の内訳

【応募者の構成比】

  • IT系企業:17.0%
  • 非IT系企業:83.0%

【合格率】

  • IT系企業:51.7%
  • 非IT系企業:53.3%

学生の内訳

【応募者の構成比】

  • 大学院:5.1%
  • 大学:58.4%
  • 短大:1.0%
  • 高専:1.7%
  • 専門学校:12.0%
  • 高校:19.3%
  • 小・中学校:0.6%
  • その他:1.9%

【合格率】

  • 大学院:69.7%
  • 大学:47.2%
  • 短大:26.3%
  • 高専:34.1%
  • 専門学校:23.5%
  • 高校:24.4%
  • 小・中学校:33.5%
  • その他:38.9%

(ITパスポート試験「統計情報(令和6年3月時点)」より)

ITパスポート試験の勉強法

ITパスポート試験の対策

ITパスポート試験に合格するためには、独学や資格・通信講座で勉強する方法があります。

それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。

基礎知識の有無やかけられる時間、費用など、自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切になります。

いろいろなテキストが市販されてますので、独学でも合格を目指すことができます。

幅広い分野から出題されるITパスポート試験では、過去問を反復するなど、出題範囲の知識を効率的に身につけることが重要になります。

ITパスポート試験の準備期間

情報処理の知識がある程度あり、過去問題集などにすぐに取り組める人であれば2ヵ月程度の勉強で合格することも可能な試験とされています。

情報処理の知識がなく、初めてITパスポート試験を受験するのであれば、3ヵ月以上の準備期間があった方がよいでしょう。

学習のポイント

出題範囲が広いため試験に出やすいところを効率的に勉強することが重要です。

満点を目指すのではなく、過去問で試験の傾向を理解して、合格点を取るために基本的な部分を確実に押さえることがポイントになります。

ITパスポート試験の対策テキスト&問題集

ITパスポート試験の通信講座

独学に不安がある人や初めてITパスポート試験の勉強をする人であれば、効率的なツールを利用することも選択肢のひとつです。

短期合格を目指すカリキュラムの通信講座を上手に活用すれば、効率的に学習を進めることができます。

初心者向けITパスポート講座

ユーキャンのITパスポート講座は、初心者向けにとにかくわかりやすく作られています。

初心者には難しい専門用語もやさしく解説されていて、知識ゼロからでも短期合格を目指せるようになっています。

きめ細かなサポートも選ばれる理由です。

  • 初心者が無理なく学べるカリキュラム
  • テキストはたったの1冊
  • 添削あり・質問OK
  • スマホで学べる
  • 本番同様の模擬試験
  • 受講料21,000円
  • 分割払いOK
\知識ゼロからの短期合格に/

まとめ

グローバル化、IT化が進み、企業では語学力とIT力のある人材を求めるようになっています。

ITパスポート試験は、社会人として業務におけるIT利用に問題がないことを証明することができますので、職歴の浅い人やこれから社会人になる人には特におすすめです。

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転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格一覧
20代の転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。

 

【参考】
・経済産業省ウェブサイト
・情報処理推進機構サイト
・ITパスポート試験ウェブサイト
・資格スクールウェブサイト

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