キーワード解説
社会人入試とは
社会人入試とは、社会人を対象とした入試制度のことです。
社会人入試は、社会人特別入試、社会人推薦入試など大学や学校によって呼び方は異なります。
総合型選抜(AO:アドミッション・オフィス)入試のひとつとして、社会人募集を行っている大学もあります。
総合型選抜は、勉強以外の活動や能力を評価する入試制度で、社会人であれば、社会に出て、仕事をしてきたことが評価されます。
社会人入試は、7割以上の大学で実施されています。
社会人入試を実施している大学でも、すべての学部や学科で実施しているわけではなく、多くの大学では限定された学部、学科でのみ実施しています。
社会人入試の出願資格
社会人入試の出願資格は、高校を卒業していること、あるいは高等学校卒業程度認定試験に合格していることなど、一般入試における大学入学資格に加えて、年齢や社会人経験などの条件があります。
社会人としての経験年数は、2~3年以上とされていることが一般的です。
勤務経験だけでなく、主婦やアルバイトとしての年数を含んだり、勤務をした経験は問わず、「高校卒業後○年以上」など、学校により条件はさまざまです。
社会人入試の選考方法
社会人入試の選考方法は、書類審査と小論文・面接で行われるのが一般的です。
社会人入試では、学習意欲や問題意識の深さなどが重視されますので、書類審査における志望動機や面接のなかで、何をどうして学びたいのかが伝わることが大切です。
通信制大学の入学試験では、学科試験は行わず、書類審査が中心です。
社会人編入学
短期大学や大学を卒業した人や中退した人は、大学に編入することができます。
編入学についても社会人を対象とした入試が行われています。
社会人編入学の出願資格は、大学・短期大学・高等専門学校を卒業、または大学に2年以上在学して所定の単位を取得した人、専修学校の専門課程を修了した人などです。
さらに、年齢や社会人としての経験年数が条件となります。
入学金や学費
社会人入試であっても、基本的に入学金や授業料は一般の学生と変わりありません。
一部の学校では社会人入試による入学者に、特別な免除や減免の制度を設けているところもあります。
また、学校が独自に設けている奨学金もあります。詳細は志望する学校の募集要項などで確認できます。
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