グローバル化が進み、ビジネス英語が求められるのは、外資系企業や世界中に拠点を持つグローバル企業だけではなくなりました。
製造業、販売業、サービス業、その他の国内企業でも幅広く求められるようになっています。
国内企業の多くで、採用選考や昇格・昇進の判断基準にTOEICスコアを利用するようになり、求めるレベルも上がっています。
TOEICは適切なテスト対策を行えば、短期間での大幅スコアアップも可能な試験です。
英語を避けてきた人も遅くはありません。
TOEIC対策をして、キャリアの可能性を広げましょう。
TOEIC(R)L&R TEST
TOEIC(R)L&R TESTとは
TOEIC(R)L&R TESTは世界共通の英語力判定試験です。
英文のみで構成され、リスニングとリーディングの問題にマークシートで答える2時間程度のテストです。
受験資格
制限なし
試験日
毎月1回(午前と午後の2回)
※10月は月2回実施
試験地
全国のエリアごとの試験会場
試験内容
マークシート方式
- リスニングセッション:約45分・100問
・写真描写問題
・応用問題
・会話問題
・説明文問題 - リーディングセッション:75分間・200問
・短文穴埋め問題
・長文穴埋め問題
・1つの文書/複数の文書
問い合わせ
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
TOEICテストの詳細
グローバルビジネスで活用できる英語力を測定する問題です。
リスニング:写真描写問題
写真を見て、その写真を適切に描写しているものを選ぶ問題です。
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送されます。
説明文は印刷されていません。
4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び、解答用紙にマークします。
リスニング:応答問題
質問または文章を聞き、もっとも適した答えを選ぶ問題です。
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送されます。
印刷はされていません。
設問に対してもっともふさわしい答えを選び、解答用紙にマークします。
リスニング:会話問題
会話を聞き、質問に対してもっとも適したものを選ぶ問題です。
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送されます。
印刷はされていません。
人物の会話を聞いて、その内容について最も適したものを4つの選択肢から選び、解答用紙にマークします。
リスニング:説明文問題
アナウンスやナレーションなどの説明文を聞き、質問に対してもっとも適したものを選ぶ問題です。
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送されます。
印刷はされていません。
各トークを聞いて、その内容について最も適したものを4つの選択肢から選び、解答用紙にマークします。
リーディング:短文穴埋め問題
文章を完成させるために、もっとも適したものを選ぶ問題です。
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中からもっとも適当なものを選び、解答用紙にマークします。
リーディング:長文穴埋め問題
文章を完成させるために、もっとも適したものを選ぶ問題です。
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中からもっとも適当なものを選び、解答用紙にマークします。
各長文には設問が4問ずつあります。
リーディング:読解問題
文書を読み、質問に対してもっとも適したものを選ぶ問題です。
いろいろな文書が印刷されています。
設問を読み、4つの答えの中からもっとも適当なものを選び、解答用紙にマークします。
文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もあります。
各文書には設問が数問ずつあります。
TOEICのスコア目安
TOEICテストの結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示されます。
新入社員がハイスコアで入社する時代です。
グローバル企業や人気企業などに転職するには、TOEICで高いスコアを保持していることが求められます。
英語力で採用に不利にならないレベルとしては、転職で600点以上、特に国際部門では800点クリアを目標と考えておいた方がよいでしょう。
900~990
- Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
- 専門外の分野の話題に対しても十分な理解と表現ができる
- ネイティブスピーカーの域には隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文を正確に把握し、流暢に駆使する力がある
800~900未満
- どのような状況でも適切なコミュニケーションができる
- 問題を議論している場面でも理解できる力がある
- 業務上、大きな支障はない
- 文法・構文の誤りはあるが、意思疎通を妨げることはない
700~800未満
- 限定された範囲内ではコミュニケーションができる
- 自分の仕事に関連した日常業務のやり方についての説明を理解できる
- 会議の案内等の社内文書を読んで理解できる
600~700未満
- ゆっくり話してもらえば、要点を理解し、応答できる
- 簡単な仕事上のメモを読んで理解できる
- 複雑な場面における的確な対応や意思疎通には個人差がある
500~600未満
- 簡単な質問を理解し、応答できる
- 表現力に不足がある
- 電車やバス、飛行機等の時刻表を見て、理解できる
- 正確さに個人差がある
企業が期待するスコア例
- 新入社員:450~650以上
- 第二新卒:585~795以上
- 技術部門:480~720以上
- 営業部門:525~775以上
- 国際部門:655~865以上
TOEICのスコアアップ
TOEICテストのスコアを短期間でアップさせるには、自分の状況に合わせて対策することが重要です。
リスニングセクション
一般的にTOEICのスコアを上げやすいのは、リーディングセクションよりリスニングセクションです。
大学受験の経験などでリーディングセクションのスコアにはあまりばらつきがなく、一気にスコアを伸ばすのは難しい傾向があります。
スコアの大幅アップを目指すのであれば、リスニングセクションに注力することです。
リーディングセクション
基本的にリスニングセクションに力を注ぐことをおすすめしますが、文法が理解できていない、苦手意識が強い人はリーディングセクションの対策も大切です。
出題の傾向を理解して、練習を繰り返せば効率よくスコアアップできるはずです。
TOEICのスコアアップ対策
TOEICのスコアアップには、目標や目的を明確にすることが大切です。
「転職のために800クリア」など近い時期に達成したい目標があれば、短期間での大幅アップも可能です。
ダラダラ続けるのではなく、2~3ヵ月の短期集中で臨むことがポイントです。
目標設定
TOEICは正しい方法で、集中的に勉強すれば、3ヵ月以内で結果が出せる試験です。
450~600点くらいの人であれば、2ヵ月で100~200点アップする例は珍しくありません。
1年などの目標では長すぎます。
3ヵ月以内の短い目標を設定しましょう。
情報収集
適切なテキストやスクール選びが目標達成に大きく影響します。
TOEICには公式問題集がありますので、出題傾向を確認しましょう。
テキストやスクールを選ぶ際の参考になります。
TOEICスコアアップ講座・スクール
TOEICテストのスコアアップには、毎日の英語学習が欠かせません。
スコアアップを目的としたプログラムを活用して、効率的に学習することをおすすめします。
TOEICテスト対策講座
TOEICのスコアアップには、毎日の学習はもちろんですが、集中して学ぶことも重要です。
好きな時間に、どこでも取り組むことができる通信講座で対策するのは、忙しいビジネスパーソンにおすすめです。

英語スクール
短期間でTOEICスコアを大幅にアップするためには、スクールを利用するのも効果的です。
英会話のスクールよりもTOEICにある程度特化してTOEICのための対策を実践しているスクールの方がTOEICのスコアアップにはおすすめです。
ほとんどのスクールは説明会や授業見学ができますので、実際に行ってみるとよいでしょう。
英語学習コンサルティング【PROGRIT(プログリット)】は、本気で英語力を伸ばしたい人のための英語コーチングサービスです。
短期間で飛躍的な英語力向上を目指す人におすすめです。
まとめ
TOEICのスコアは採用選考や昇格・昇進、海外赴任などあらゆるキャリアステージで参考にされるようになっています。
あまり力を入れてこなかった人も遅くはありません。
TOEICのスコアアップはあらゆる業界・職種のキャリアで役立ちます。
参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト

