通販会社の業界研究


通信販売はメジャーな販売方法として定着しています。通信販売の市場はインターネット通販がけん引して、拡大を続けています。

通販会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

スポンサーリンク

通販業界の最新動向(2020年)

通信販売とは

通信販売とは無店舗でテレビやカタログ、インターネットなどの媒体を用いて商品を売るビジネスのことです。

通販の紙媒体

  • カタログ
  • ダイレクトメール
  • 新聞広告・折込チラシ・雑誌
  • フリーペーパー

テレビ通販

  • 地上キー局型
  • 通販専門チャンネル型
  • テレビショッパー型
  • ラジオ通販

インターネット通販

  • ショッピングモール
  • 自社サイト
  • オークションサイト

カタログ通販

カタログ通販では、成長が見込めるネット事業を強化し、ネットシフトを加速しています。多様な販路を組み合わせるオムニチャネル戦略が業界を越えて広がりつつあります。

アスクル

オフィス用品通販最大手。個人向け通販サイトでは、文具や生活用品などを取り扱っています。

  • 従業員数:3,235人
  • 平均年齢:41歳

カウネット

コクヨ子会社。文具、事務用品から家具までを取り扱っています。

  • 従業員数:222人

千趣会

カタログ通販大手。「ベルメゾン」中心に女性向けの通販を展開しています。

  • 従業員数:1,792人
  • 平均年齢:41歳

ベルーナ

50代以上向けのカタログ通販大手。女性が顧客の中心です。

  • 従業員数:3,134人
  • 平均年齢:37歳

ディノス・セシール

テレビ通販を展開するディノスと下着などに強いセシールが合併。

  • 従業員数:1,189人

ニッセンホールディングス

カタログ通販大手。セブン&アイ・ホールディングスが子会社化しました。

  • 従業員数:476人

テレビ通販

テレビ通販にはさまざまな形態があり、好調を維持しています。

ジャパネットホールディングス

テレビ通販「ジャパネットたかた」を運営。家電などの販売に強みがあります。

  • 従業員数:297人

ジュピターショップチャンネル

専門チャンネルを持つテレビ通販企業。ファッションやグルメなどさまざまな商品を取り扱っています。

  • 従業員数:1,013人

オークローンマーケティング

NTTドコモ子会社。「ショップジャパン」などを運営しています。

  • 従業員数:665人

インターネット通販(EC)

インターネット通販は、紙やテレビなどの媒体を問わず、ほとんどの通販企業が展開しています。国内の小売り全体の市場規模は横ばいが続くなか、インターネットサービス市場は拡大を続け、今後も成長が見込まれます。

インターネット通販は、小売大手など企業の参入が相次ぎ業界を越えた競争が激化しています。

アマゾン

EC世界最大手。取扱商品を大幅に拡大し、総合通販としての地位を確立しています。

楽天

EC国内最大手。モール型の「楽天市場」の運営など、ネットサービスを幅広く展開しています。

  • 従業員数:17,214人
  • 平均年齢:34歳

ヤフー

ポータルサイト最大手。モール型の「Yahoo!ショッピング」を運営しています。

  • 従業員数:12,912人
  • 平均年齢:36歳

専門型

  • ZOZO:ヤフー子会社化
  • ヨドバシカメラ:ヨドバシ・ドット・コム
  • オイシックス・ラ・大地:野菜ネット通販
  • MonotaRO:モノタロウ

通販業界の売上高ランキング

通信販売業

順位企業名売上高(百万円)
1楽天1,101,480
2アスクル387,470
3ジャパネットたかた200,000
4ベルーナ177,648
5ジュピターショップチャンネル159,285
6ファンケル122,496
7ZOZO118,405
8千趣会113,344
9MonotaRO109,553
10ディーエイチシー108,221
11ディノス・セシール107,881
12郵便局物販サービス105,475
13QVCジャパン104,666
14カウネット97,550
15サントリーウエルネス90,900
16スクロール71,153
17オイシックス・ラ・大地64,026
18オークローンマーケティング55,126
19シーズ・ホールディングス50,938
参考ヤフー954,714

(帝国データバンク『業績動向2020-Ⅰ』より)

通販業界の採用市場

通販業界の業務

店舗を持つ小売業とは違い、実際に商品を手に取らずに買ってもらう通信販売のビジネスには独自のノウハウが必要となります。

マーケティング

媒体の特性を見極めて、どのような商品が売れるのか調査し、商品選定を行います。過去のデータを活用したデータベースマーケティングの分析力が求められます。

商品企画

商品を企画・開発・調達する担当者をMD(マーチャンダイザー)といいます。取引先メーカーと交渉したり、ベンダーに依頼することもあります。自社で商品を企画・開発するケースも増えています。

媒体広告

商品を紹介する広告媒体には、カタログ、折り込みチラシなどの紙媒体やテレビ、ラジオ、インターネットなどがあります。媒体によって特性や顧客層が異なるため、媒体に合った商品の見せ方などのノウハウが求められます。

コールセンター

カスタマーセンター、コンタクトセンターとも呼ばれます。商品受注部門として重要な役割を担っています。受注だけでなく、クレーム対応など顧客の声を商品開発やサービス向上に活かしています。

物流センター

商品を保管する物流センターには自社保有と外部委託があります。物流業務にはプロのノウハウが必要なため多くは専門業者に依頼しています。

通販業界の求人・転職

即戦力人材を求める傾向が強かった通販業界ですが、Eコマース市場が急拡大し、新卒・未経験者の採用にも積極的です。若手人材を育成し、業界の成長につなげることが必要になっています。

無店舗小売業の給与

区分20~24歳25~29歳42.4歳(平均)
所定内労働時間170時間170時間169時間
残業15時間12時間11時間
月収236,400円261,700円318,300円
年間賞与等245,500円512,900円789,800円
年収3,082,300円3,653,300円4,609,400円

(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より)

転職・就職のためのスキルアップ

Eコマース業界の検定試験 ネットショップ検定は、業界の多くの企業で採用が進んでいる就職・転職・昇進に有利な資格です。

スキルごとに指定された条件をクリアした合格者は、Eコマース業界の実務知識とノウハウを習得した業界のスペシャリスト「ネットショップ実務士」として認定されます。

ネットショップ実務士の補助資格として、「ネットショップ実務士補」があり、ネットショップ実務士の入門編となる資格です。1日のセミナーを受講することで、業界の全体像が理解でき、資格を取得することができます。

ネットショップ入門セミナーのメリット

  • 豊富な最新事例と演習
  • すべての職種のEC業務知識を体系的に学べる
  • 受講することで、ネットショップ検定の受検準備になる

まとめ

成長を続ける通販業界ですが、消費者のニーズや好みがさらに多様化していくなかで成長を続けるには、独創性や差別化が必要になっています。既成概念にとらわれず、独自のアイディアや戦略が求められています。

ネットショップ・Eコマース業界で有利なおすすめ資格
ネットショップ業界で役立つネットショップ検定の資格(ネットショップ実務士・ネットショップ実務士補)のレベル、試験内容について、ご紹介します。
転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2021年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2021年度の主要業界天気図を一覧にしました。

 

業界研究・業界地図
タイトルとURLをコピーしました