通販会社の転職業界研究


通信販売はメジャーな販売方法として定着しています。通信販売市場はインターネット通販がけん引して、拡大を続けています。

通信販売の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

通信販売業界の最新動向(2019年)

通信販売とは

通信販売とは無店舗でテレビやカタログ、インターネットなどの媒体を用いて商品を売るビジネスのことです。

通販の紙媒体

  • カタログ
  • ダイレクトメール
  • 新聞広告・折込チラシ・雑誌
  • フリーペーパー

テレビ通販

  • 地上キー局型
  • 通販専門チャンネル型
  • テレビショッパー型
  • ラジオ通販

インターネット通販

  • ショッピングモール
  • 自社サイト
  • オークションサイト

カタログ通販

カタログ通販では、成長が見込めるネット事業を強化し、ネットシフトを加速しています。多様な販路を組み合わせるオムニチャネル戦略が業界を越えて広がりつつあります。

アスクル

オフィス用品通販最大手。個人向け通販サイトでは、文具や生活用品などを取り扱っています。

  • 従業員数:2,968人
  • 平均年齢:40歳

カウネット

コクヨ子会社。文具、事務用品から家具までを取り扱っています。

  • 従業員数:214人

千趣会

カタログ通販大手。「ベルメゾン」中心に女性向けの通販を展開しています。

  • 従業員数:1,994人
  • 平均年齢:42歳

ベルーナ

50代以上向けのカタログ通販大手。女性が顧客の中心です。

  • 従業員数:1,742人
  • 平均年齢:37歳

ディノス・セシール

テレビ通販を展開するディノスと下着などに強いセシールが合併。

  • 従業員数:1,240人

ニッセンホールディングス

カタログ通販大手。セブン&アイ・ホールディングスが子会社化しました。

  • 従業員数:1,518人
  • 平均年齢:44歳

テレビ通販

テレビ通販にはさまざまな形態があり、好調を維持しています。

ジャパネットホールディングス

テレビ通販「ジャパネットたかた」を運営。家電などの販売に強みがあります。

  • 従業員数:2,469人

ジュピターショップチャンネル

専門チャンネルを持つテレビ通販企業。ファッションやグルメなどさまざまな商品を取り扱っています。

  • 従業員数:993人

オークローンマーケティング

NTTドコモ子会社。「ショップジャパン」を運営しています。

  • 従業員数:701人

EC(電子商取引)サービス

インターネット通販は、紙やテレビなどの媒体を問わず、ほとんどの通販企業が展開しています。国内の小売り全体の市場規模は横ばいが続くなか、インターネットサービス市場は拡大を続け、今後も成長が見込まれます。

インターネット通販は企業の参入が相次ぎ競争が激化しています。一方、荷物の量が増加し、物流現場の負担が課題になっています。

アマゾン

国内首位。取扱商品を大幅に拡大し、総合通販としての地位を確立しています。

楽天

国内2位。モール型の「楽天市場」などを運営しています。

  • 従業員数:14,845人
  • 平均年齢:34歳

ヤフー

国内3位。モール型の「Yahoo!ショッピング」を運営しています。

  • 従業員数:12,244人
  • 平均年齢:36歳

専門型

  • ZOZO(スタートトゥデイ):ZOZOTOWN
  • ヨドバシカメラ:ヨドバシ・ドット・コム
  • オイシックス・ラ・大地:野菜ネット通販
  • MonotaRO:モノタロウ

オークション・フリマ

  • メルカリ
  • ヤフオク
  • ラクマ
  • ミンネ

通信販売業界の売上高ランキング

通信販売業

順位 企業名 売上高(百万円)
1 楽天 944,474
2 アスクル 335,914
3 ジャパネットたかた 192,215
4 ジュピターショップチャンネル 163,098
5 ベルーナ 161,673
6 千趣会 125,999
7 ディノス・セシール 113,831
8 ファンケル 109,019
9 郵便局物販サービス 106,224
10 ディーエイチシー 105,674
11 QVCジャパン 99,500
12 スタートトゥデイ 98,432
13 カウネット 97,580
14 MonotaRO 88,347
15 サントリーウエルネス 86,828
16 スクロール 62,207
17 オルビス 51,780
18 オークローンマーケティング 48,327
19 シーズ・ホールディングス 42,916
20 ニッセン 38,428

(帝国データバンク『業績動向2019-Ⅰ』より)

通信販売業界の採用市場

通販業界の業務

店舗を持つ小売業とは違い、実際に商品を手に取らずに買ってもらう通信販売のビジネスには独自のノウハウが必要となります。

マーケティング

媒体の特性を見極めて、どのような商品が売れるのか調査し、商品選定を行います。過去のデータを活用したデータベースマーケティングの分析力が求められます。

商品企画

商品を企画・開発・調達する担当者をMD(マーチャンダイザー)といいます。取引先メーカーと交渉したり、ベンダーに依頼することもあります。自社で商品を企画・開発するケースも増えています。

媒体広告

商品を紹介する広告媒体には、カタログ、折り込みチラシなどの紙媒体やテレビ、ラジオ、インターネットなどがあります。媒体によって特性や顧客層が異なるため、媒体に合った商品の見せ方などのノウハウが求められます。

コールセンター

カスタマーセンター、コンタクトセンターとも呼ばれます。商品受注部門として重要な役割を担っています。受注だけでなく、クレーム対応など顧客の声を商品開発やサービス向上に活かしています。

物流センター

商品を保管する物流センターには自社保有と外部委託があります。物流業務にはプロのノウハウが必要なため多くは専門業者に依頼しています。

通販業界の求人・転職

即戦力人材を求める傾向が強かった通販業界ですが、Eコマース市場が急拡大し、新卒・未経験者の採用にも積極的です。若手人材を育成し、業界の成長につなげることが必要になっています。

無店舗小売業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 42.1歳(平均)
所定内労働時間 172時間 169時間 168時間
残業 11時間 15時間 13時間
月収 214,900円 254,600円 301,100円
年間賞与等 180,700円 383,000円 628,000円
年収 2,759,500円 3,438,200円 4,241,200円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

転職・就職のためのスキルアップ


ネットショップ実務士の補助資格 ネットショップ実務士補

「ネットショップ実務士補」は、Eコマース業界での実務能力を証明する資格「ネットショップ実務士」の入門編となる補助資格です。1日のセミナーを受講することで、業界の全体像が理解でき、資格を取得することができます。

ネットショップ実務士とは

ネットショップ実務士は、Eコマース業界での実務能力を証明する資格です。スキルごとに指定された条件をクリアすることで、ネットショップ実務士の資格を取得できます。

ネットショップ入門セミナーのメリット

  • 豊富な最新事例と演習
  • すべての職種のEC業務知識を体系的に学べる
  • 受講することで、ネットショップ検定の受検準備になる

まとめ

成長を続ける通販業界ですが、消費者のニーズや好みがさらに多様化していくなかで成長を続けるには、独創性や差別化が必要になっています。既成概念にとらわれず、独自のアイディアや戦略が求められています。

ネットショップ業界で有利なおすすめ資格
ネットショップ業界で役立つネットショップ検定の資格(ネットショップ実務士・ネットショップ実務士補)のレベル、試験内容について、ご紹介します。
転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2019年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2019年度の主要業界天気図を一覧にしました。

 

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