家電量販店の業界研究


家電量販業界は店舗づくりや接客方法、きめ細かなサービスなどで世界的な市場に成長してきました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワーク需要により、郊外店舗では売り上げを伸ばしています。

家電量販店の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

家電量販店業界の最新動向(2022年)

家電量販店とは

家電量販店は郊外の店舗と主要駅前の大型店に大別されます。

幅広い品ぞろえと低価格販売でメーカー系列販売店からシェアを拡大してきました。

国内家電市場の大きな成長は見込めないものの、事業範囲の拡大や新規事業など成長戦略を進めています。

ネット通販の普及により、家電以外の分野への進出が目立つようになっています。

家電製品の分野

  • 映像機器
  • 音響機器
  • 情報通信機器
  • 空調機器
  • 家事家電機器
  • 調理機器
  • 理美容、健康機器
  • 管球ランプ、電池
  • 記憶媒体

家電量販企業

家電量販企業の戦略やオペレーションは各社で異なります。

他業界との連携を進める動きが目立ちます。

ヤマダホールディングス(旧ヤマダ電機)

国内首位。

ヤマダ電機は「郊外型店舗」「都市型店舗」「地域家電店の組織化」と業界トップの店舗チェーンを持っています。

注文住宅のヒノキヤグループを子会社化し、経営の多角化を進めています。

新しい事業へのチャレンジを続け、常に業界で動向が注目されています。

  • 従業員数:24,300人
  • 平均年齢:44歳
  • 店舗数:1,003店

ビックカメラ

ビックカメラは都市型家電量販店として成長し、コジマを傘下に収め、郊外にも勢力を拡大しています。

専門店の集合体として家電以外の売上も拡大させています。

  • 従業員数:9,253人
  • 平均年齢:34歳
  • 店舗数:45店

ケーズホールディングス

ケーズホールディングスは郊外型店舗を多く持ち、着実に売上と利益を伸ばしています。

家電大型専門店として家電製品を中心とした商品構成を行っています。

  • 従業員数:6,894人
  • 平均年齢:41歳
  • 店舗数:515店

エディオン

エディオンは地域密着経営を行っている企業で構成されています。

接客のよさと提案力で顧客満足度が高い企業として認知されています。

  • 従業員数:9,007人
  • 平均年齢:42歳
  • 店舗数:437店

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラは秋葉原と大阪・梅田に世界最大の売上を誇る店舗を持っています。

世界で通用するオペレーションシステムが強みで、収益性は業界トップ水準です。

通販サイトにも力を入れています。

  • 従業員数:5,000人
  • 店舗数:24店

ノジマ

ノジマは首都圏を地盤として成長してきました。

シンガポール小売大手の買収など市場拡大が見込まれる新興国の開拓を進めています。

  • 従業員数:6,910人
  • 平均年齢:30歳
  • 店舗数:215店

上新電機

上新電機は関西を地盤とする地域密着経営で成長してきました。

優れた顧客サービスで順調に売り上げを伸ばしています。

  • 従業員数:4,024人
  • 平均年齢:43歳
  • 店舗数:215店

コジマ

コジマはビックカメラ傘下で、再建に取り組みました。

今後は新規事業の売上拡大やビックカメラとのコラボ店への改装を進めています。

  • 従業員数:2,702人
  • 平均年齢:40歳
  • 店舗数:143店

家電量販店の売上高ランキング

家電小売業

順位企業名売上高(百万円)
1ヤマダホールディングス1,752,506
2ビックカメラ847,905
3エディオン792,542
4ケーズホールディングス768,113
5エディオン689,400
6ヨドバシカメラ523,327
7ノジマ449,121
8上新電機288,216
9デンコードー166,222
10関西ケーズデンキ84,621
11ラオックス82,988
12ギガス80,060
13ビッグ・エス65,047
14九州ケーズデンキ56,000
15北越ケーズ53,800
16でんきち23,074
17ベイシア電器15,950
18カコイエレクトロ6,881
参考ニトリホールディングス716,900
参考サンキュー(20/3)48,492

(帝国データバンク『業界動向2022-Ⅰ』より)

家電量販業界の採用市場

家電量販店の求人・転職

販売・サービス系職種の転職市場は活発です。

ECサイトやネット通販などが急成長し、新たなニーズも生まれています。

家電量販企業の基本は販売業務です。

まずは販売を経験してから、他の職種に配置されるのがキャリアアップの流れです。

店舗担当

  • 販売担当
  • レジ担当
  • 商品管理
  • 店舗管理職(店長、副店長、部門責任者)

本部担当

  • バイヤー
  • 販売促進
  • 店舗開発
  • マーケティング
  • 商品管理
  • ネット販売
  • 管理部門

取得しておきたい資格

流通・小売業界で有利なおすすめ資格
流通・小売業界は少子高齢化やライフスタイルの変化、IT化などにより大きく変化しています。急激に環境が変化している流通・小売業界の転職では資格が役立ちます。

機械器具小売業の給与

区分20~24歳25~29歳39.8歳(平均)
所定内労働時間166時間165時間166時間
残業8時間11時間8時間
月収222,200円254,300円312,100円
年間賞与等400,700円689,300円889,800円
年収3,067,100円3,740,900円4,635,000円

(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より)

20代の転職活動

人材紹介会社のサービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーが就職・転職をサポートしてくれます。

非公開・好条件の求人紹介だけでなく、専任のキャリアアドバイザーによる企業ごとの書類作成面接対策などのサービスで、選考通過率のアップが期待できます。

キャリアごとの就職・転職支援

転職・就職のためのスキルアップ

販売士は流通・小売分野で唯一の公的資格です。

販売や接客のみならず、マーケティングや経営管理まで幅広い専門知識を習得でき、家電量販業界でも評価が高い資格です。

スマホで学べるスタディング 販売士講座では、スキマ時間を活用して、効率的に学習を進めることができます。

講座の特長

  • マルチデバイス対応
  • わかりやすいビデオ・音声講座
  • 圧倒的な低価格

合格者の声

市販のテキスト等は一切購入しないで、こちら1本で合格することができました。文字を書くことがあまり好きではないので(笑)スマホを見て、問題に解答していくだけで本当に楽しみにできたことが、高得点での短期合格につながったと思います。

まとめ

家電量販業界は実力主義です。

若手でも実力が認められれば役職につけるので、他の業界より早い昇進が可能です。

そのためには20代のうちから実力を磨き、勉強しておくことが大切です。

電機産業の業界研究
電気機器は日々の暮らしからインフラまで社会のあらゆるシーンに密着しています。電機産業の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高、採用市場をご紹介します。
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