家電量販店の転職業界研究


家電量販店は店舗づくりや接客方法、きめ細かなサービスなどで世界的な市場に成長してきました。家電量販店の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、業績ランキング、採用市場をご紹介します。

家電量販業界の最新動向(2019年)

家電量販店とは

家電量販店は郊外の店舗と主要駅前の大型店に大別されます。幅広い品ぞろえと低価格販売でメーカー系列販売店からシェアを拡大してきました。

国内家電市場の大きな成長は見込めないものの、事業範囲の拡大や新規事業など成長戦略を進めています。都市部重視の傾向で、郊外店の見直しが進んでいます。

家電製品の分野

  • 映像機器
  • 音響機器
  • 情報・通信機器
  • 空調機器
  • 家事家電機器
  • 調理機器
  • 理美容、健康機器
  • 管球ランプ、電池
  • 記憶媒体

家電量販企業

家電量販企業の戦略やオペレーションは各社で異なります。他業界との連携を進める動きが目立ちます。

ヤマダ電機

国内首位。ヤマダ電機は「郊外型店舗」「都市型店舗」「地域家電店の組織化」と業界トップの店舗チェーンを持っています。新しい事業へのチャレンジを続け、常に業界で動向が注目されています。

  • 店舗数:950店
  • 従業員数:19,752人
  • 平均年齢:38歳

ビックカメラ

ビックカメラは都市型家電量販店として成長し、コジマを傘下に収め、郊外にも勢力を拡大しています。専門店の集合体として家電以外の売上も拡大させています。

  • 店舗数:40店
  • 従業員数:8,353人
  • 平均年齢:33歳

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラは秋葉原と梅田に世界最大の売上を誇る店舗を持っています。世界で通用するオペレーションシステムが強みで、収益性は業界トップ水準です。通販サイトにも力を入れています。

  • 店舗数:23店
  • 従業員数:5,000人

エディオン

エディオンは地域密着経営を行っている企業で構成されています。接客のよさと提案力で顧客満足度が高い企業として認知されています。

  • 店舗数:425店
  • 従業員数:8,653人
  • 平均年齢:41歳

コジマ

コジマは不採算店舗の撤退やコスト削減等を行い、経営改革に取り組みました。今後は新規事業の売上拡大やビックカメラとのコラボ店への改装を進めています。

  • 店舗数:140店
  • 従業員数:2,451人
  • 平均年齢:40歳

ケーズホールディングス

ケーズホールディングスは郊外型店舗を多く持ち、着実に売上と利益を伸ばしています。家電大型専門店として家電製品を中心とした商品構成を行っています。

  • 店舗数:492店
  • 従業員数:6,636人
  • 平均年齢:39歳

上新電機

上新電機は関西を地盤とする地域密着経営で成長してきました。優れた顧客サービスで順調に売り上げを伸ばしています。

  • 店舗数:220店
  • 従業員数:3,807人
  • 平均年齢:39歳

家電小売業の業績ランキング

売上高

順位 企業名 年商(百万円)
1 ヤマダ電機 1,351,349
2 ヨドバシカメラ 640,654
3 エディオン 617,354
4 ビックカメラ 442,607
5 上新電機 387,567
6 MXモバイリング 254,756
7 兼松コミュニケーションズ 239,266
8 コジマ 232,700
9 ノジマ 218,969
10 デンコードー 148,161
11 テレコムサービス 140,864
12 ベスト電器 128,917
13 ラネット 108,579
14 コスモネット 87,583
15 ベルパーク 84,857
16 ギガス 71,519
17 関西ケーズデンキ 71,066
18 ビッグ・エス 52,423
19 ラオックス 52,344
20 サンキュー 50,763

純利益

順位 企業名 純利益(千円)
1 ヨドバシカメラ 34,886,000
2 ノジマ 10,777,000
3 ビックカメラ 9,859,000
4 ヤマダ電機 9,754,000
5 エディオン 8,650,000
6 MXモバイリング 6,695,000
7 上新電機 4,868,000
8 ベスト電器 4,856,000
9 デンコードー 4,796,000
10 兼松コミュニケーションズ 3,539,000
11 コジマ 2,363,000
12 ギガス 2,336,000
13 ベルパーク 2,025,000
14 九州ケーズデンキ 1,828,000
15 コスモネット 1,679,259
16 ピーシーデポコーポレーション 1,567,579
17 テレコムサービス 1,423,000
18 ビッグ・エス 1,412,030
19 アルファコーポレーション 1,300,000
20 ユニットコム 1,224,503

(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2019』より)

家電量販店の採用市場

家電量販業界の求人・転職

販売・サービス系職種の転職市場は活発です。ECサイトやネット通販などが急成長し、新たなニーズも生まれています。

家電量販企業の基本は販売業務です。まずは販売を経験してから、他の職種に配置されるのがキャリアアップの流れです。

店舗担当

  • 販売担当
  • レジ担当
  • 商品管理
  • 店舗管理職(店長、副店長、部門責任者)

本部担当

  • バイヤー
  • 販売促進
  • 店舗開発
  • マーケティング
  • 商品管理
  • ネット販売
  • 管理部門

取得しておきたい資格

  • 家電製品アドバイザー
  • 販売士
  • 自動車免許
  • 語学資格
流通・小売業界で有利なおすすめ資格
流通・小売業界は、少子高齢化やライフスタイルの変化、急速なIT化などにより大きく変化しています。急激に環境が変化しているからこそ、流通・小売業界の転職では資格が役立ちます。

機械器具小売業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 39.1歳(平均)
所定内労働時間 166時間 167時間 166時間
残業 14時間 17時間 14時間
月収 223,800円 264,200円 323,100円
年間賞与等 388,000円 680,200円 878,600円
年収 3,073,600円 3,850,600円 4,755,800円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

転職・就職のためのスキルアップ


スマホで学べる 販売士(リテールマーケティング)講座

販売士は流通・小売分野で唯一の公的資格です。販売や接客のみならず、マーケティングや経営管理まで幅広い専門知識を習得でき、家電量販業界でも評価が高い資格です。

市販のテキスト等は一切購入しないで、こちら1本で合格することができました。文字を書くことがあまり好きではないので(笑)スマホを見て、問題に解答していくだけで本当に楽しみにできたことが、高得点での短期合格につながったと思います。

まとめ

家電量販業界は実力主義です。若手でも実力が認められれば役職につけるので、他の業界より早い昇進が可能です。そのためには20代のうちから実力を磨き、勉強しておくことが大切です。

小売業界の売上ランキング(2018年)
小売業界は業界の再編が加速し、業界勢力図が変化しています。競争が激化する小売業界の売上高・純利益・営業利益率(決算期18/3)ランキング上位20社をご紹介します。
転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2019年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2019年度の主要業界天気図を一覧にしました。

 

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