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施工管理・監督に有利なおすすめ資格

施工現場を監督する資格者の求人ニーズは高い水準を続けています。

施工管理の資格を取得することは、希望の転職・就職やキャリアアップへのチャンスを広げるために有効です。

施工管理の資格はどれも有力ですが、なかでもおすすめの資格をご紹介します。

施工管理の資格

建築施工管理技士

建築施工管理技士は、建築工事の施工管理技術者の国家資格です。

鉄筋工事や大工工事、内装仕上げ工事など建築工事の施工計画を作成し、現場での工程管理や品質管理、安全管理などを指導監督します。

建築施工管理技術検定第一次検定の合格で建築施工管理技士補、第二次検定に合格すると建築施工管理技士の資格を取得することできます

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰も受検可能です。

2級の第二次検定を同日に受検するには所定の受検資格を満たすことが必要となります。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず建築施工管理に関する8年以上の実務経験者
  • 技能検定合格者 など

試験日

  • 1級:【第一次】6月【第二次】10月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第一次(後期)・第二次】11月

試験地

  • 1級:札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
  • 2級:札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄

試験内容

  • 1級
    【第一次】建築学等・施工管理法・法規【第二次】施工管理法
  • 2級
    【第一次】建築学等・施工管理法・法規【第二次】施工管理法・躯体施工管理法・仕上施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】35%程度【第二次】50%程度
  • 2級:【第一次】50%程度【第二次】35%程度

問い合わせ

一般財団法人 建設業振興基金

転職・就職情報

建築・土木系企業でのニーズが高く、建設業界の転職・就職に有利です。

資格手当や給与でも優遇されています。

2級建築施工管理技士第一次検定のテキスト

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、土木工事の施工管理技術者の国家資格です。

土木工事には、河川、港湾、道路、鉄道、上下水道工事など公共施設も多く、資格者のニーズは非常に高くなっています。

土木施工管理技術検定第一次検定の合格で土木施工管理技士補、第二次検定に合格すると土木施工管理技士の資格を取得できます。

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰でも受検することができます。

2級の第二次検定は第一次検定に合格して、必要な実務経験年数を経ることで受検資格を得ることができます。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず土木施工管理に関する8年以上の実務経験者 など

※学歴(指定学科の修了有無)により、必要となる実務経験年数は異なります。

試験日

  • 1級:【第一次】7月【第二次】10月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第二次(後期)・第二次】10月

試験地

全国の主要都市

試験内容

  • 1級
    【第一次】土木工学等・施工管理法・法規
    【第二次】施工管理法
  • 2級(土木・鋼構造物舗装・薬液注入の3種別)
    【第一次】土木工学等・法規は共通、それぞれに施工管理法・鋼構造物塗装施工管理法・薬液注入施工管理法
    【第二次】種別ごとに施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】60%程度【第二次】35%程度
  • 2級:【第一次】70%程度【第二次】40%程度

問い合わせ

一般財団法人 全国建設研修センター 土木試験課

転職・就職情報

施工現場での安全性や工程、品質が重視される傾向が高まり、実務経験者の転職は特に有利な状況です。

業界でも高く評価されています。

土木施工管理技士・補になるには
土木施工管理技術検定の第一次検定に合格すると土木施工管理技士補、第二次検定に合格すると土木施工管理技士の国家資格を取得することができます。

2級土木施工管理技術検定のテキスト&問題集

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、管工事の施工管理技術者の国家資格です。

冷暖房設備、ダクト、上下水道、ガスなど管工事に関する配管設備工事全般を取り扱います。

管工事施工管理技術検定第一次検定の合格で管工事施工管理技士補、第二次検定に合格すると管工事施工管理技士の資格を取得できます。

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰でも受検することができます。

2級の第二次検定は第一次検定の合格者で、学歴・資格に応じた実務経験が必要になります。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず管工事施工管理に関する8年以上の実務経験者
  • 技能検定合格+実務経験

※学歴(指定学科の修了有無)などにより、必要となる実務経験年数は異なります。

試験日

  • 1級:【第一次】9月【第二次】12月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第一次(後期)・第二次】11月

試験地

全国の主要都市

試験内容

  • 第一次:機械工学等、施工管理法、法規
  • 第二次:施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】25%程度【第二次】70%程度
  • 2級:【第一次】60%程度【第二次】40%程度

問い合わせ

一般財団法人 全国建設研修センター 管工事試験課

転職・就職情報

1級管工事施工管理技士は、営業所や工事現場ごとに設置義務があり、事業の入札時には有資格者の人数が影響することもあります。

建設系の転職・就職では、大きな武器になります。

2級管工事施工管理技士第一次検定のテキスト

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は、電気工事の施工管理技術者の国家資格です。

電気工事の工程管理、安全管理、品質管理などを担当します。

電気工事施工管理技術検定第一次検定の合格で電気工事施工管理技士補、第二次検定に合格すると電気工事施工管理技士の資格を取得できます。

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰でも受検することができます。

2級の第二次検定を同日受検するには、以下の受検資格を満たすことが必要になります。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず電気工事管理施工に関する8年以上の実務経験者
  • 電気主任技術者+実務経験
  • 第二種電気工事士+実務経験
  • 第一種電気工事士

※学歴・資格により必要となる実務経験年数は異なります。

試験日

  • 1級:【第一次】6月【第二次】10月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第一次(後期)・第二次】11月

試験地

  • 1級:札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
  • 2級:札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄

試験内容

  • 第一次:電気工学等、施工管理法、法規
  • 第二次:施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】55%程度【第二次】60%程度
  • 2級:【第一次】55%程度【第二次】65%程度

問い合わせ

一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部

転職・就職情報

建設工事が高度化するなか、電気工事にも専門性の高い技術者が求められるようになっています。

一定規模以上の工事を請け負うために必要となる資格で、建設業界の転職・就職で有利です。

2級電気工事施工管理技術検定の過去問題集

建築士

建築士は、建物の設計・施工・工事監理を行う建築のプロフェッショナルです。

建築業界のメジャー国家資格で、多様な領域で活躍しています。

受験資格

  • 一級
    ・大学、短大、高専等において建築に関する指定科目を修めて卒業した人
    ・二級建築士
    ・建築設備士 など
  • 二級
    ・大学、短大、高専等において建築に関する指定科目を修めて卒業した人
    ・高校において建築に関する指定科目を修めて卒業した人
    ・建築に関する専門教育を受けていない場合、建築実務経験7年以上 など
  • 木造
    二級と同じ

試験日

  • 一級・木造:【学科】7月【設計製図】10月
  • 二級:【学科】7月【設計製図】9月

試験地

住所地の都道府県ごとに指定された都市

試験内容

【一級】

  • 学科:計画、環境工学と建築設備、法規、構造、施工
  • 設計製図:課題についての設計製図(学科合格者のみ)

【二級・木造】

  • 学科:建築計画、建築法規、建築構造、建築施工
  • 設計製図:課題についての設計製図(学科合格者のみ)

合格率

  • 一級:10%程度
  • 二級:20~25%程度
  • 木造:30~40%程度

問い合わせ

公益財団法人 建築技術教育普及センター

転職・就職情報

建築士の求人ニーズは高く、採用条件の常にランキング上位です。

設計事務所や建設会社などでは、従業員に一級の取得を奨励しています。

大都市のビルから戸建て住宅まであらゆる建築物の設計から監理まで活躍できます。

社会人になってから建築士になるには
建築士の資格は一級、二級、木造に分かれていて、建物の規模や用途、構造に応じて、取り扱える業務範囲が定められています。建築士の資格取得についてご紹介します。

二級建築士試験の学科対策書

施工管理の資格を取るには

資格取得の勉強法

施工管理の資格を取るには、大学や専門学校、資格・通信講座、独学などで勉強する方法があります。

まずは受験資格を満たすための自分に合ったルートを確認することが必要になります。

試験対策としては、テキストや問題集が市販されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

受験資格や実務経験など自分の状況やかけられる時間、費用などに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

独学に不安があったり、働きながら効率的に学習を進めたい人には、試験対策の資格・通信講座を上手に活用することをおすすめします。

大学・専門学校

大学、短期大学、専門学校、通信制大学など幅広いスクールが掲載されている情報サイトでは、資格や所在地など希望する条件でスクールを検索して、資料請求、願書請求、オープンキャンパス予約を簡単にすることができます。

人気の大学・専門学校・通信制高校が満載!

まとめ

施工管理は仕事自体がなくなることはなく、資格も安定して根強い人気があります。

求人ニーズが高い技術系の資格は実務経験とセットで強力な武器になります。



建設・ゼネコンの業界研究【概要・動向】
建設業界は景気の影響を受けやすいといわれます。転職・就職で押さえておきたい建設業界の動向、採用市場をご紹介します。
土木・マリコンの業界研究【概要・動向】
土木業界は経済成長を支える役割を担っています。転職・就職で押さえておきたい土木業界の動向、採用市場をご紹介します。
建設技術者・技能者の仕事
建築や土木などの建設工事には、多くの技術者や技能者が携わっています。建設技術者・技能者の種類と分類についてご紹介します。
キャリアに役立つ資格一覧
20代の転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。

 

【参考】
・国土交通省ウェブサイト
・試験実施機関ウェブサイト