食品メーカーは生活に密着し、景気の影響を受けにくい傾向にあります。
国内の食品市場は縮小傾向にありますが、食品メーカーは新商品の開発や海外進出など新たな市場開拓を積極的に進めています。
食品メーカーの売上高・純利益・営業利益率ランキング(決算期22/3)をご紹介します。
食品メーカーの業績
食料品製造の売上高ランキング
順位 | 企業名 | 年商 (百万円) |
1 | 日本ハム | 775,354 |
2 | 山崎製パン | 741,371 |
3 | アサヒビール | 725,132 |
4 | 麒麟麦酒 | 678,566 |
5 | 明治 | 608,974 |
6 | 伊藤ハム | 509,336 |
7 | アサヒ飲料 | 470,353 |
8 | 森永乳業 | 366,807 |
9 | 伊藤園 | 352,732 |
10 | プリマハム | 299,454 |
11 | サントリー | 297,902 |
12 | 日本水産 | 296,583 |
13 | 雪印メグミルク | 289,457 |
14 | 味の素 | 271,542 |
15 | キリンビバレッジ | 271,281 |
16 | 日清オイリオグループ | 269,826 |
17 | 江崎グリコ | 234,747 |
18 | サッポロビール | 225,452 |
19 | イオンフードサプライ | 223,152 |
20 | フィード・ワン | 205,827 |
21 | 日清食品 | 204,710 |
22 | ニチレイフーズ | 201,696 |
23 | 東洋水産 | 199,367 |
24 | J-オイルミルズ | 197,693 |
25 | ニップン | 193,558 |
26 | ロッテ | 187,561 |
27 | 米久 | 178,655 |
28 | キユーピー | 178,513 |
29 | 昭和産業 | 178,078 |
30 | カルビー | 171,858 |
31 | 日清丸紅飼料 | 170,071 |
32 | 中部飼料 | 169,479 |
33 | 日清製粉 | 166,112 |
34 | 武蔵野 | 157,963 |
35 | ヤクルト本社 | 156,677 |
36 | 森永製菓 | 155,425 |
37 | 敷島製パン | 154,327 |
38 | 不二製油 | 149,530 |
39 | ニチレイフレッシュ | 147,027 |
40 | 日本農産工業 | 141,375 |
41 | 丸大食品 | 139,319 |
42 | フジパン | 139,000 |
43 | カゴメ | 138,017 |
44 | ハウス食品 | 120,123 |
45 | 宝酒造 | 119,710 |
46 | フジフーズ | 119,198 |
47 | Mizman | 117,514 |
48 | JA東日本くみあい飼料 | 110,520 |
49 | よつ葉乳業 | 107,794 |
50 | テーブルマーク | 105,867 |
食料品製造の純利益ランキング
順位 | 企業名 | 純利益 (千円) |
1 | 味の素 | 89,168,000 |
2 | 明治 | 53,654,000 |
3 | アサヒ飲料 | 44,005,000 |
4 | サンヨー食品 | 41,105,000 |
5 | サントリー | 34,496,000 |
6 | 日本ハム | 31,894,000 |
7 | ヤクルト本社 | 31,130,000 |
8 | 森永乳業 | 27,023,000 |
9 | アサヒビール | 26,437,000 |
10 | 森永製菓 | 24,717,000 |
11 | 麒麟麦酒 | 23,797,000 |
12 | 理研ビタミン | 20,674,000 |
13 | カルビー | 20,637,000 |
14 | 東洋水産 | 20,408,000 |
15 | 日清食品 | 19,754,000 |
16 | ロッテ | 17,141,000 |
17 | 伊藤ハム | 12,722,000 |
18 | キユーピー | 11,009,000 |
19 | Mizkan | 10,972,000 |
20 | 江崎グリコ | 10,323,000 |
食料品製造の営業利益率ランキング
順位 | 企業名 | 売上高 営業利益率 |
1 | ベンチャーウイスキー | 39.3 |
2 | 旭酒造 | 37.1 |
3 | 新潟麦酒 | 34.2 |
4 | 日本自然発酵 | 26.2 |
5 | シン・インターナショナル | 23.9 |
6 | クリアーウォーター津南 | 23.7 |
7 | ダイワ | 23.5 |
8 | ミトヤウ野草研究所 | 23.1 |
9 | Torilabo | 22.2 |
10 | 越後薬草 | 21.7 |
11 | 本田冷蔵 | 21.2 |
12 | いのすや | 20.5 |
13 | 久原本家食品 | 19.3 |
13 | 正徳 | 19.3 |
15 | 越前化成 | 18.9 |
15 | ナリヅカコーポレーション | 18.9 |
17 | アリアケジャパン | 18.8 |
18 | 東葛食品 | 17.6 |
18 | ダン化学 | 17.6 |
20 | MLF | 17.2 |
(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2023』より)
食品業界とは
食品業界は「食料品製造」と「飲料・たばこ・飼料製造業」の二部門で構成されています。
食品の種類には「生鮮食品」と「加工食品」があり、さらに「加工食品」は一次加工食品、二次加工食品、三次加工食品に分類されます。
食料品製造業
- 畜産食料品製造業
- 水産食料品製造業
- 野菜缶詰・果物缶詰・農産保存食料品製造
- 調味料製造業
- 糖類製造業
- 精穀・製粉業
- パン・菓子製造業
- 動植物油脂製造業
- その他の食料品製造業
(参考:「日本標準産業分類」)
食品メーカーの動向
食品メーカーは、少子高齢化や消費者ニーズの多様化など厳しい市場環境のなか、積極的な海外戦略を展開しています。
コロナ禍では業務用の需要が大きく減少しましたが、家庭内食の需要が増加しました。
原材料価格の高騰が懸念材料となっています。
食肉加工の動向
食肉加工品の市場は安定しています。
時短や調理の簡便性のニーズは底堅いものがあります。

調味料・加工食品の動向
家庭用調味料の販売が好調です。
健康意識への高まりから健康志向の商品が特に好調です。

冷凍・インスタント食品の動向
冷凍食品は年々市場を拡大しています。
輸入による調理冷凍品が増え、競争は激化しています。
インスタント食品は袋めんを中心に販売は好調が続いています。

菓子・パンの動向
国内は縮小傾向が続いていますが、海外市場の開拓を本格化しています。
原材料価格の高騰が懸念材料となっています。

食品メーカーの転職・就職
食品業界には優良企業が多く、大手メーカーだけでなく、地域に根付いた中小メーカーが多くあります。
エージェントサービスなどを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーが転職・就職をサポートしてくれます。
転職支援サービスのメリット
- キャリアの可能性を広げるカウンセリング
- 非公開・好条件の求人紹介
- 専任のキャリアアドバイザー
- 企業ごとの書類作成・面接対策のサポート
- 転職スキルアップのセミナー など
キャリアごとの転職支援サービス
まとめ
日常生活と密着した食品メーカーは景気の影響を受けにくく、転職・就職でも人気があります。
食品業界にはさまざまな業態があり、仕事や働き方も多彩です。


参考:総務省「統計基準等」