次々と新しい技術やサービスが登場する情報サービス業界の動きは活発です。AIやIoTなど注目技術への対応が本格化する情報サービス企業の売上高・純利益・営業利益率(決算期20/3)ランキング上位20社をご紹介します。
情報サービス企業の業績
情報サービス業の売上高ランキング
順位 | 企業名 | 年商(百万円) |
1 | NTTデータ | 972,422 |
2 | 日本IBM | 903,998 |
3 | 日本マイクロソフト | 604,136 |
4 | 日立システムズ | 431,784 |
5 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 424,723 |
6 | 野村総合研究所 | 417,495 |
7 | SCSK | 304,637 |
8 | NECソリューションイノベータ | 293,708 |
9 | 富士通エフサス | 285,509 |
10 | 富士通マーケティング | 258,278 |
11 | バンダイナムコエンターテインメント | 240,382 |
12 | 日鉄ソリューションズ | 238,423 |
13 | 日本オラクル | 202,389 |
14 | TIS | 196,661 |
15 | スクウェア・エニックス | 194,908 |
16 | 日本ユニシス | 178,966 |
17 | NTTコムウェア | 175,830 |
18 | NECフィールディング | 172,631 |
19 | 日立ソリューションズ | 169,192 |
20 | 東芝デジタルソリューションズ | 161,521 |
情報サービス業の純利益ランキング
順位 | 企業名 | 純利益(千円) |
1 | NTTデータ | 77,657,000 |
2 | 野村総合研究所 | 68,453,000 |
3 | 日本IBM | 56,175,000 |
4 | 日本オラクル | 43,360,000 |
5 | オービック | 31,854,000 |
6 | 日立システムズ | 27,758,000 |
7 | SCSK | 25,025,000 |
8 | スクウェア・エニックス | 24,231,000 |
9 | トレンドマイクロ | 24,025,000 |
10 | 伊藤忠テクノソリューションズ | 23,549,000 |
11 | バンダイナムコエンターテインメント | 21,760,000 |
12 | コナミデジタルエンタテインメント | 21,528,000 |
13 | 日立ソリューションズ | 19,740,000 |
14 | TIS | 19,618,000 |
15 | 日本マイクロソフト | 18,573,000 |
16 | マイナビ | 17,713,000 |
17 | 日鉄ソリューションズ | 17,225,000 |
18 | カプコン | 16,947,000 |
19 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 16,391,000 |
20 | 日本ユニシス | 15,647,000 |
情報サービス業の営業利益率ランキング
順位 | 企業名 | 営業利益率 |
1 | アイ・エム・シー | 70.2 |
2 | 手間いらず | 65.1 |
3 | 日本ファルコム | 59.9 |
4 | オービック | 58.7 |
5 | ファーストロジック | 50.7 |
6 | エムスリー | 50.2 |
7 | イラストライド | 48.6 |
8 | ALiNKインターネット | 47.1 |
9 | ときわ商事 | 45.9 |
10 | モバイルファクトリー | 44.4 |
11 | eBASE | 44.3 |
12 | デジタルアーツ | 44.2 |
13 | オービックビジネスコンサルタント | 43.2 |
14 | プロス | 42.7 |
15 | システム・ロケーション | 41.9 |
16 | トビラシステムズ | 41.4 |
17 | 東京カンテイ | 41.1 |
18 | アカツキ | 39.9 |
19 | ユーザーローカル | 39.7 |
20 | XACK | 39.2 |
(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2021』より)
情報サービス業界とは
情報サービス業には、主にソフトウェアや情報処理、情報提供などのサービスを行う企業等が分類されます。
情報サービス業の範囲
- ソフトウェア業:各種ソフトウェアプログラムの作成や作成に関する調査分析などを行う企業など
- 情報処理サービス業:企業などからの委託によって各種計算処理の代行などを行う企業・サービスなど
- 情報提供サービス業:様々なデータを調査収集し、そのデータを加工および蓄積して情報として提供する企業やサービスなど
情報サービス業界の動向
情報サービス業界の市場は、企業の「デジタルトランスフォーメーション(DX)」支援などで拡大すると見られます。
ソフトウェア業の動向
ソフトウェア開発は、堅調に推移しています。引続き金融機関の決済高度化のニーズやテレワーク関連のシステム構築が見込まれます。
情報処理サービス業の動向
情報処理サービス業は、コロナによるIT投資の抑制はマイナスですが、中長期的には堅調なIT投資が継続すると見られます。
情報提供サービス業の動向
情報提供サービスは、市場の成長に伴い増収傾向で推移しています。コンテンツ業の業績は、ゲーム事業など巣ごもり需要の追い風を受けて好調と見込まれます。

情報サービス業界の求人・転職
IT業界の転職市場は活発です。ITエンジニアの求人数は高水準を維持し、引続き高い水準のまま推移することが見込まれます。
システム開発の受託案件数が順調に推移していますので、プロジェクトマネジャー、SEの募集は引き続き多い状況です。人工知能(AI)、自動運転、IoT技術の研究職の募集も活発になっています。
エンジニア求人が中心ですが、営業などの職種も求められています。転職者には若手が多く、IT未経験からのキャリアチェンジや経験者のキャリアアップのチャンスも豊富です。
今後は「クラウド」と「ビッグデータ」に関わる領域で求人ニーズが高まると見られています。
IT業界の転職支援
まとめ
情報サービス業界は、短期的なIT投資の落ち込みはあるものの、中長期的には堅調に推移すると見られています。IT人材のニーズは継続し、転職市場も活発です。
今後は人材不足が深刻になると予想されることから、求人ニーズが途切れることはなさそうです。
