デジタルコンテンツの業界研究


コンテンツ業界は映画音楽、アニメ、ゲームなど多様な産業の複合体です。

コンテンツのデジタル化が進み、新たな成長産業として注目を集めています。

デジタルコンテンツの転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

デジタルコンテンツの最新動向(2022年)

コンテンツとは

コンテンツとは一般的に「情報の内容」や「情報の中身」を意味しています。

人の創造活動により生み出された教養や娯楽の文字、音声、映像や、これらの組み合わせ、または提供するためのプログラムを指します。

コンテンツのデジタル化が進み、Webサイトにアクセスして文章や音楽、映像などを利用することが増えています。

コンテンツの内容(総務省方式)

  • テキスト系コンテンツ
  • 音声系コンテンツ
  • 映像系コンテンツ

コンテンツの制作(経済産業省方式)

  • 動画
  • 音楽・音声
  • ゲーム
  • 静止画・テキスト
  • 複合型

ポータル・アプリ

インターネット上には、さまざまな情報があります。

検索やニュース、天気などの情報を集約して無料で提供しているのがポータルサイトです。

検索ポータルやニュースアプリの利用者が増えています。

リクルートホールディングス

就職、進学、住宅、旅行、飲食店、ヘアサロンなどさまざまな企業情報を提供しています。

  • 従業員数:46,800人
  • 平均年齢:38歳

楽天グループ

「楽天市場」「楽天トラベル」「ラクマ」などサービスを拡大しています。

  • 従業員数:23,841人
  • 平均年齢:34歳

Zホールディングス

「Yahoo!Japan」「Yahoo!ニュース」「Yahoo!ショッピング」など幅広くサービスを展開しています。

  • 従業員数:22,531人
  • 平均年齢:42歳

LINE

無料通信アプリ「LINE」を運営。アプリ内でニュースやゲームなどさまざまなサービスを展開しています。

  • 従業員数:2,800人
  • 平均年齢:34歳

ぐるなび

飲食店情報・検索サイト「ぐるなび」を運営しています。

  • 従業員数:1,442人
  • 平均年齢:37歳

クックパッド

料理レシピの投稿・検索サイト「クックパッド」を運営しています。

  • 従業員数:547人
  • 平均年齢:34歳

ウェザーニュース

民間気象情報の最大手。アプリでさまざまな気象情報を提供しています。

  • 従業員数:1,060人
  • 平均年齢:38歳

Gunosy

ニュースアプリ「グノシー」などを開発・運営しています。

  • 従業員数:231人
  • 平均年齢:30歳

プロバイダー系

  • ビッグローブ
  • ニフティ

動画配信サービス

コンテンツ市場では「静止画・テキスト」を抜いて、「動画」がトップとなりました。

動画配信サービス各社は、オリジナルコンテンツを強化し、年々拡大しています。

NTTドコモ

NTTドコモとエイベックス通信放送が共同で提供する「dTV」は業界最大手です。

  • 従業員数:28,133人
  • 平均年齢:40歳

KDDI

テレビ朝日と「TELASA(テラサ)」を共同運営しています。

  • 従業員数:43,320人
  • 平均年齢:43歳

サイバーエージェント

テレビ朝日と「AbemaTV」を配信しています。

  • 従業員数:5,344人
  • 平均年齢:33歳

KADOKAWA

KADOKAWA傘下のドワンゴが動画投稿サービス「ニコニコ動画」を運営しています。

  • 従業員数:4,910人
  • 平均年齢:42歳

U-NEXT HOLDINGS

映像や音楽、電子書籍の配信などを行っています。

  • 従業員数:4,845人
  • 平均年齢:38歳

Zホールディングス(旧ヤフー)

無料の動画配信サービス「Gyao!」を運営しています。

海外勢

  • アマゾン:「Amazonプライム・ビデオ」
  • ネットフリックス:「NETFLIX」
  • グーグル:「YouTube」

スマホ向けコンテンツ

携帯電話利用者の6割以上がスマートフォンを利用するようになり、スマホ向けコンテンツが主流になっています。

ゲームや音楽などスマホ向けコンテンツ市場は拡大を続けています。

ネクソン

PCオンラインゲーム大手。中国向けがヒットしました。

  • 従業員数:6,288人
  • 平均年齢:37歳

ディ・エヌ・エー

「モバゲー」で急成長。スマホゲーム開発に力を入れています。

  • 従業員数:2,100人
  • 平均年齢:35歳

ミクシィ

「モンスターストライク」のヒットでゲーム事業が成長しました。

  • 1,168人
  • 平均年齢:35歳

ガンホー・オンライン・エンターテイメント

「パズル&ドラゴンズ」を運営しています。

  • 従業員数:1,335人
  • 平均年齢:40歳

グリー

スマホゲームやライブ配信アプリを運営しています。

  • 従業員数:1,607人
  • 平均年齢:36歳

コロプラ

スマホアプリ「白猫プロジェクト」が主力です。

  • 従業員数:1,544人
  • 平均年齢:32歳

スマホゲーム

  • Cygames
  • KLab
  • gumi
ゲーム会社の業界研究
ゲーム市場は拡大が続き、採用にも積極的です。ゲーム会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

電子書籍

コンテンツを扱う事業者、配信業者端末メーカーなどが取り組んでいます。

コロナ禍の巣ごもり需要により、マンガを中心として電子書籍が求められるようになっています。

イーブックイニシアティブジャパン

コンテンツの電子化および配信サービスを行っています。

  • 従業員数:148人
  • 平均年齢:37歳

 ネット書店

  • インフォコム:「めちゃコミック」
  • パピレス:「Renta!」
  • LINE:「LINEマンガ」
  • 楽天:「楽天ブックス」
  • NTTドコモ:「dブック」

デジタルコンテンツの売上高ランキング

情報提供サービス

順位企業名収入高(百万円)
1リクルートホールディングス2,269,346
2楽天グループ1,455,538
3Zホールディングス1,205,846
4サイバーエージェント478,566
5エムスリー169,198
6マイナビ138,661
7DMM.com131,851
8ビッグローブ121,296
9プロトコーポレーション60,097
10ゼンリン57,225

携帯コンテンツ

順位企業名収入高(百万円)
1ネクソン293,024
2Aホールディングス189,847
3ディー・エヌ・エー136,971
4ポケモン120,019
5ミクシィ119,319
6Cygames110,406
7ガンホー・オンライン・エンターテイメント98,844
8グリー62,665
9コロプラ45,128
10KLab33,952

(帝国データバンク『業界動向2022-Ⅰ』より)

デジタルコンテンツの採用市場

デジタルコンテンツ業界の求人・転職

デジタルコンテンツ業界のサービス開発競争は激化し、求人ニーズは高水準を維持しています。

エンジニアデザイナー、プランナー、マーケターなど、幅広い職種で新しい人材が必要とされています。

サーバーサイドエンジニアやスマートフォンアプリ開発エンジニアの求人数が堅調です。

スキル重視の業界ですが、IT未経験者にもチャンスはあります。

知識習得のために実践していることや、プライベートでもWebアプリを企画・開発・販売した経験などがあれば、アピールになります。

映像・音声・文字情報制作業の給与

区分20~24歳25~29歳42.5歳(平均)
所定労働時間165時間170時間165時間
残業8時間7時間7時間
月収254,200円292,500円433,000円
年間賞与等325,000円785,000円1,160,600円
年収3,375,400円4,295,000円6,356,600円

(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より)

デジタルコンテンツ業界の転職活動

転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれます。

非公開・好条件の求人紹介だけでなく、専任のキャリアコンサルタントによる企業に応じた書類作成や面接対策などのサポートで、選考通過率のアップが期待できます。

キャリアごとの転職支援

転職・就職のためのスキルアップ

著作権の重要性が高まる社会で、多種多様な業界が著作権の知識を必要としています。

著作権についての知識と理解は大きなアピール材料になります。

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、著作権に特化した資格検定試験です。

著作権の知識は音楽・映像等のコンテンツ制作部門のほか、出版社等の著作物の制作部門や営業関係など、幅広い職種で力を発揮することができます。

Web業界で有利なおすすめ資格
常に新しい技術や流行が移り変わるWeb業界の転職には必ずしも資格が必要なわけではありません。それでも、客観的に技術スキルやレベルを証明できる資格は役立ちます。

まとめ

次々と新しいサービスが登場する業界。変化のスピードも速く、業界は慢性的に人材不足です。

求人ニーズが高い状況は続く見込みですので、第二新卒や未経験者にもチャンスが広がっています。

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