コンビニエンスストアの転職業界研究


コンビニ業界は成長が続き、市場規模は拡大しています。市場全体の伸びは続く見通しでですが、競争の激化や人手不足など経営環境は厳しさを増しています。

コンビニエンスストアの転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

コンビニ業界の最新動向(2019年)

コンビニエンスストアとは

コンビニエンスストアは食料品のほか、日用雑貨などを扱う小型の小売店で、日本ではフランチャイズチェーン方式での24時間営業が主流です。各社は食料品と日用雑貨のプライベートブランド商品の開発に力を入れています。

コンビニ業界の市場拡大は続き、大手を中心に業績は堅調に推移しています。ファミリーマートとサークルKサンクスを傘下に持つユニグループが経営統合し、大手3チェーンによる寡占化が進行しています。

フランチャイズ方式

コンビニ各社はフランチャイズチェーン方式で店舗を展開しています。本部と加盟店がフランチャイズ契約を締結し、店舗運営するシステムです。加盟店は本部に対して、ロイヤリティや加盟料などを支払います。

PB(プライベートブランド)

小売りがメーカーと共同して、開発・製造した独自商品です。プライベートブランド市場は拡大傾向です。宣伝費を抑え、安く提供できるメリットがありますが、低価格にとどまらない独自の商品を開発しています。

PBの例

  • セブン-イレブン:「セブンプレミアム」「セブンゴールド」
  • ファミリーマート:「ファミリーマートコレクション」
  • ローソン:「ローソンセレクト」「極」
  • ミニストップ:「トップバリュ」(イオングループPB)

オムニチャネル

コンビニ業界は急成長するネット通販との競争に備えて、店舗ネットワークを有効活用したオムニチャネル戦略を推進しています。実店舗やオンラインストアなど自社グループすべての流通を統合した販売網を構築し、すべての拠点で注文や支払い、受取りができるシステムです。

セブン-イレブンのオムニチャネル

  • ネット:セブンネットショッピング、セブンミール、セブン旅ネット、チケットぴあ
  • リアル:セブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、ロフト、セブン銀行

コンビニ各社

大手の中堅チェーン取り込みが進み、3社で全体の9割を占めます。

セブン-イレブン・ジャパン

業界1位。セブン-イレブンは規模だけでなく、収益力でも他社を圧倒しています。小売業界全体でも高収益力で他社を圧倒する強さです。セブンイレブンは食品から非食品まで多くのプライベートブランド商品を積極的に展開し、集客の切り札にしています。

  • 店舗数:20,260店
  • 従業員数:8,886人

ファミリーマート

ファミリーマートは他業態との一体型店舗に注力しています。ドラッグストアやスーパー型、外食との協業、カラオケ併設などの店舗を展開し、他チェーンとの差別化を図っています。

  • 店舗数:17,232店
  • 従業員数:5,944人

ローソン

ローソンは多様な店舗開発を積極的に行っています。働く女性向け店舗や医療型店舗、ミニスーパー型店舗など複数業態のコンビニを展開しています。M&Aにも積極的です。

  • 店舗数:13,992店
  • 従業員数:10,028人

ミニストップ

ミニストップは新業態の店舗開発と海外事業に力を入れています。店内ファストフードに強みがあります。

  • 店舗数:2,264店
  • 従業員数:2,559人

コンビニエンスストアの売上高ランキング

順位 企業名 売上高(百万円)
1 セブン-イレブン・ジャパン 4,515,605
2 ファミリーマート 3,009,363
3 ローソン 2,157,951
4 ミニストップ 340,492
5 JR東日本リテールネット 194,065
6 ジェイアール西日本デイリーサービスネット 79,402
7 山崎製パン 68,515
8 ローソンストア 58,600
9 ポプラ 33,270
10 JR九州リテール 31,484
11 シー・ヴイ・エス・ベイエリア 29,452
12 エキ・リテール・サービス阪急阪神 25,813
13 セーブオン 19,509
14 スリーエフ 16,398
15 セコマ 14,615

(帝国データバンク『業界動向2018-Ⅰ』より)

コンビニ業界の採用市場

コンビニ業界の求人・転職

コンビニエンスストアは高い求人ニーズが続いています。店舗の出店が拡大しているだけでなく、オリジナル商品の開発やオムニチャネルの構築などに注力する企業が増え、活発な採用が続く見込みです。

スーパーバイザー

スーパーバイザーは本部の方針を加盟店に浸透させる役割を担います。1週間に数回、担当の店舗を訪問して経営指導を行い、サービスや品揃え、清掃など適切に店舗運営されているかをチェックします。

店舗スタッフ

店舗運営にとって専門スキルや知識を持った店員は欠かせません。コンビニにとって、パート・アルバイトなどの従業員も重要な戦力になっています。

各種商品小売業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 44.0歳(平均)
所定内労働時間 165時間 163時間 162時間
残業 9時間 11時間 7時間
月収 213,100円 237,800円 309,200円
年間賞与等 370,000円 492,100円 813,800円
年収 2,927,200円 3,345,700円 4,524,200円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

転職・就職のためのスキルアップ


販売士(リテールマーケディング)講座

コンビニ業界では、接客技術を店舗競争力のひとつとして、強化しています。販売士(リテールマーケティング)の資格は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、高度で専門的な知識を持つ人材としてアピールできます。

資格取得のメリット

  • 販売の専門性を証明できる
  • マネジメントスキルが身につく
  • ビジネスパーソンとしてスキルアップできる

利用者の声

市販のテキスト等は一切購入しないで、こちら1本で合格することができました。文字を書くことがあまり好きではないので(笑)スマホを見て、問題に解答していくだけで本当に楽しみにできたことが、高得点での短期合格につながったと思います。

まとめ

人口減少や高齢化社会の進展により、コンビニは地域における生活安全拠点(セーフティステーション)として期待されています。経済・社会的インフラとなっているコンビニは、ますます重要な役割を担うことになるといえます。

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