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土木技術系で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに

土木技術者は土木施設の建設や改良における計画・設計・工事などで技術的な役割を担っています。

資格者はゼネコン、メーカー、建設コンサルタント会社などで高く評価され、安定したニーズがあります。

土木技術系で有利なおすすめ資格をご紹介します。

土木技術系の資格

土木業とは

土木業とは、道路や橋梁、港湾、堤防、河川、上下水道など生活の基盤となるインフラをつくり、維持、管理していく活動のことです。

一般的に土木と建築をあわせて「建設」と呼んでいます。

インフラをつくる「土木」に対して、「建築」ではビルや住宅などの建物をつくります。

一般的に土木と建築をあわせて「建設」と呼んでいます。

土木工事業

  • 土木工事
  • 造園工事
  • しゅんせつ工事
  • 舗装工事

土木技術検定試験

土木技術検定試験は、土木工学に関する基礎的な知識や土木技術者としての素養がどの程度あるかを確認するための試験です。

土木技術検定試験の合格者は、実務経験などの要件を満たすと「2級土木技術者」として登録することができます。

受験資格

制限なし

※資格者として登録するには、認定プログラムの修了かつ1年以上の建設事業に関する実務経験が必要となります。

試験日

随時(CBT方式

試験地

全国各地に設置されたテスト会場

試験内容

  • 基礎問題:技術者理論、数学、物理、情報、確率・統計、工業英語
  • 専門問題
    ・土木材料、施工、建設マネジメント
    ・構造工学、地震工学、維持管理工学
    ・地盤工学
    ・水工学
    ・土木計画学、交通工学
    ・土木環境システム

問い合わせ

土木学会 技術推進機構

転職・就職情報

転職・就職活動において基礎的な技術力の証明として活かすことができます。

プロフェッショナルな上位資格を取得することでキャリアアップに有利になります。

土木技術検定試験のテキスト

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、土木工事の施工管理技術者の国家資格です。

土木工事には、河川、港湾、道路、鉄道、上下水道工事など公共施設も多く、資格者のニーズは非常に高くなっています。

土木施工管理技術検定第一次検定の合格で土木施工管理技士補、第二次検定に合格すると土木施工管理技士の資格を取得できます。

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰でも受検することができます。

2級の第二次検定は第一次検定に合格して、必要な実務経験年数を経ることで受検資格を得ることができます。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず土木施工管理に関する8年以上の実務経験者 など

※学歴(指定学科の修了有無)により、必要となる実務経験年数は異なります。

試験日

  • 1級:【第一次】7月【第二次】10月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第二次(後期)・第二次】10月

試験地

全国の主要都市

試験内容

  • 1級
    【第一次】土木工学等・施工管理法・法規
    【第二次】施工管理法
  • 2級(土木・鋼構造物舗装・薬液注入の3種別)
    【第一次】土木工学等・法規は共通、それぞれに施工管理法・鋼構造物塗装施工管理法・薬液注入施工管理法
    【第二次】種別ごとに施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】60%程度【第二次】35%程度
  • 2級:【第一次】70%程度【第二次】40%程度

問い合わせ

一般財団法人 全国建設研修センター 土木試験課

転職・就職情報

施工現場での安全性や工程、品質が重視される傾向が高まり、実務経験者の転職は特に有利な状況です。

土木業界での評価は高く、安定したニーズがあります。

土木施工管理技士・補になるには(資格と試験)-転職・就職に
土木施工管理技術検定の第一次検定に合格すると土木施工管理技士補、第二次検定に合格すると土木施工管理技士の国家資格を取得することができます。

2級土木施工管理技術検定テキスト&問題集

管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、管工事の施工管理技術者の国家資格です。

冷暖房設備、ダクト、上下水道、ガスなど管工事に関する配管設備工事全般を取り扱います。

管工事施工管理技術検定第一次検定の合格で管工事施工管理技士補、第二次検定に合格すると管工事施工管理技士の資格を取得できます。

受験資格

2級の第一次検定は17歳以上であれば誰でも受検することができます。

2級の第二次検定は第一次検定の合格者で、学歴・資格に応じた実務経験が必要になります。

  • 大学、短期大学・高等専門学校、高等学校・専門学校の卒業+実務経験
  • 学歴を問わず管工事施工管理に関する8年以上の実務経験者
  • 技能検定合格+実務経験

※学歴(指定学科の修了有無)などにより、必要となる実務経験年数は異なります。

試験日

  • 1級:【第一次】9月【第二次】12月
  • 2級:【第一次(前期)】6月【第一次(後期)・第二次】11月

試験地

全国の主要都市

試験内容

  • 第一次:機械工学等、施工管理法、法規
  • 第二次:施工管理法

合格率

  • 1級:【第一次】25%程度【第二次】70%程度
  • 2級:【第一次】60%程度【第二次】40%程度

問い合わせ

一般財団法人 全国建設研修センター 管工事試験課

転職・就職情報

1級管工事施工管理技士は、営業所や工事現場ごとに設置義務があり、事業の入札時には有資格者の人数が影響することもあります。

土木系の転職・就職では、大きな武器になります。

管工事施工管理技士・補になるには(資格と試験)-転職・就職に
管工事施工管理技術検定の第一次検定に合格すると管工事施工管理技士補、第二次検定に合格すると管工事施工管理技士の国家資格を取得することができます。

2級管工事施工管理技士のテキスト

コンクリート技士

コンクリート技士は、コンクリートの製造・施工・検査・管理などを行う技術者の資格です。

認定資格に合格して登録するとコンクリート技士になることができます。

コンクリート技士の上位資格として、コンクリート主任技士の資格があります。

受験資格

  1. コンクリートの製造・工事・試験・研究等に関連する3年以上の実務経験者
  2. 大学・高等専門学校等でコンクリート技術に関する科目を履修して卒業した2年以上の実務経験者
  3. コンクリート診断士、一級建築士、技術士などの資格保有者

試験日

年1回(11月)

試験地

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄

試験内容

  • 土木学会コンクリート標準示方書
  • 関係法令
  • 小論文

合格率

30%程度

問い合わせ

公益社団法人 日本コンクリート工学会

転職・就職情報

建設業の基盤となる技術で資格者は業界で高く評価されます。

建設分野の幅広い部署で活躍しています。

コンクリート技士の資格者は、コンクリート診断士の受験資格を得ることができます。

コンクリート技士試験のテキスト&過去問

測量士・測量士補

測量士は、測量の計画を作成・実施するための国家資格です。

測量士補は、測量士の作成した計画に沿って、測量を行います。

都市再開発が活発化するなかで、測量士・測量士補の重要性は高まっています。

受験資格

制限なし

試験日

年1回(5月)

試験地

北海道、宮城、秋田、東京、新潟、富山、愛知、大阪、島根、広島、香川、福岡、鹿児島、沖縄(予定)

試験内容

  • 測量士
    ・測量に関する法規およびこれに関連する国際条約
    ・多角測量
    ・汎地球測位システム測量
    ・水準測量
    ・地形測量
    ・写真測量
    ・地図編集
    ・応用測量
    ・地理情報システム
  • 測量士補
    ・測量に関する法規
    ・多角測量
    ・汎地球測位システム測量
    ・水準測量
    ・地形測量
    ・写真測量
    ・地図編集
    ・応用測量

合格率

  • 測量士:18%程度
  • 測量士補:35%程度

問い合わせ

国土交通省 国土地理院 総務部総務課 試験登録係

転職・就職情報

道路建設など公共事業も多く、安定してニーズがあります。

工事をするにあたって測量業務に必須の資格ですので、転職・就職で有利になり、キャリアアップにもつながります。

測量士・測量士補になるには(資格と試験)-転職・就職・職種研究に
測量士・測量士補は、建築・土木工事を行う予定地の測量を行う技術者の国家資格です。公共事業関連の仕事も多く、就職・転職、キャリアアップに有利です。

測量士補の過去問題集

技術士・技術士補

技術士は科学技術に関する21の技術部門について、それぞれの専門分野ごとに認定が行われる国家資格です。

土木技術系としては「建設部門」「上下水道部門」があります。

第一次試験と第二次試験があり、第二次試験の受験には実務経験が必要となります。

第一次試験は技術士補試験を兼ねていて、合格すると技術士補となる資格を得られます。

第二次試験に合格すると、技術士として登録することができます。

受験資格

  • 第一次(技術士補):制限なし
  • 第二次(技術士):技術士補となる資格+実務経験

試験日

  • 第一次:11月
  • 第二次:【筆記】7月【口頭】12月から翌年1月の指定日

試験地

北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄

試験内容

  • 第一次:基礎科目、適性科目、専門科目
  • 第二次:筆記試験、口頭試験(口頭試験は筆記試験合格者のみ)

合格率

  • 第一次:50%程度
  • 第二次:15%程度

問い合わせ

公益社団法人 日本技術士会

転職・就職情報

技術士は、土木技術系のなかでも高く評価される資格といえます。

建設業や製造業など幅広い企業でのキャリアアップに有利です。

また公務員や技術コンサルタントの業務にも活かせます。

技術士・技術士補になるには(資格と試験)-転職・就職・キャリアアップに
技術士の国家資格は国から認められた優れた技術者としての証になりますので、多くの若手が技術士を目指すことはキャリアを築くうえで大いに役立ちます。

技術士第一次試験の過去問題集

土木技術系の資格を取るには

資格取得の勉強法

土木技術の資格を取るには、大学や専門学校、資格・通信講座、独学などで勉強する方法があります。

受験資格に実務経験が必要となるものが多く、働きながら勉強することになるでしょう。

受験資格や実務経験の有無、かけられる時間・費用など自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

試験対策としては、テキストや問題集が市販されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

独学に不安があったり、効率的に学習を進めたい人は、試験に対応した通信講座などを上手に活用することをおすすめします。

まとめ

土木技術者は、公共工事の設計や施工で必要とされるため資格者は高く評価されます。

建設業界での転職・就職、キャリアアップで有利になります。



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【参考】
・国土交通省ウェブサイト
・試験実施機関ウェブサイト
・総務省「日本標準職業分類」