小売業界はこれまでにないスピードで業界の再編が加速し、業界勢力図が変化しています。
競争が激化する小売業界の売上高・純利益・営業利益率(決算期20/3)ランキング上位20社をご紹介します。
小売業界の業績ランキング
各種商品小売の売上高
順位 | 企業名 | 年商(百万円) |
1 | イオンリテール | 2,192,511 |
2 | イトーヨーカ堂 | 1,185,147 |
3 | セブン-イレブン・ジャパン | 887,625 |
4 | ドン・キホーテ | 704,810 |
5 | イズミ | 700,142 |
6 | カインズ | 441,000 |
7 | ヨークベニマル | 438,019 |
8 | オーケー | 436,019 |
9 | ローソン | 390,810 |
10 | マルエツ | 375,971 |
11 | 平和堂 | 374,841 |
12 | コーナン商事 | 340,729 |
13 | コメリ | 335,276 |
14 | トライアルオペレーションズ | 327,981 |
15 | フジ | 303,371 |
16 | ダイエー | 297,941 |
17 | サミット | 297,886 |
18 | 生活協同組合コープさっぽろ | 291,703 |
19 | ベイシア | 288,661 |
20 | カスミ | 268,146 |
各種商品小売の純利益
順位 | 企業名 | 純利益(千万円) |
1 | セブン-イレブン・ジャパン | 169,695,000 |
2 | ファミリーマート | 32,193,000 |
3 | カインズ | 17,300,000 |
4 | イズミ | 17,053,000 |
5 | オーケー | 16,608,000 |
6 | ジュピターショップチャンネル | 16,233,000 |
7 | ローソン | 15,486,000 |
8 | セリア | 12,070,000 |
9 | コーナン商事 | 11,972,000 |
10 | コメリ | 10,906,000 |
11 | ドン・キホーテ | 10,863,000 |
12 | ベイシア | 8,571,000 |
13 | 平和堂 | 8,216,000 |
14 | サンエー | 7,486,000 |
15 | 千趣会 | 7,448,000 |
16 | ヨークベニマル | 6,712,000 |
17 | LIXILビバ | 6,597,000 |
18 | 北海道空港 | 6,553,608 |
19 | 島忠 | 6,049,000 |
20 | ダイレックス | 5,939,000 |
各種商品小売の営業利益率
順位 | 企業名 | 営業利益率 |
1 | 北の達人コーポレーション | 28.9 |
2 | セブン-イレブン・ジャパン | 28.6 |
3 | クラシコム | 14.8 |
4 | ブティックス | 13.8 |
5 | ローソン | 11.4 |
6 | セリア | 9.7 |
7 | ファミリーマート | 9.3 |
8 | プラダ | 9.0 |
9 | ナインブロック | 8.4 |
10 | インターナショナルスワングループ | 7.6 |
11 | 丸の内よろず | 7.2 |
12 | アークランドサカモト | 6.8 |
13 | ハンズマン | 6.6 |
13 | EXJ | 6.6 |
15 | スクロール | 6.3 |
15 | 万通商事 | 6.3 |
17 | ジョイフル本田 | 6.2 |
18 | コーナン商事 | 6.1 |
18 | 島忠 | 6.1 |
20 | 山田養蜂場 | 5.8 |
(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2021』より)
小売業界の動向
小売業界は再編統合を繰り返し、勢力図を塗り替えています。新型コロナウイルスの影響により業界再編が加速する可能性が高まっています。
百貨店の動向
百貨店は訪日外国人観光客の需要で大都市は堅調でしたが、新型コロナで売上は急減しました。地方・郊外店はより厳しい状況となっています。
スーパーの動向
スーパーは、異業種との競争が激しさを増しています。リアル店舗だけでなく、ネット通販も含めた新たな競争が始まっています。
コンビニエンスストアの動向
コンビニエンスストアは、人手不足に伴う人件費の高騰で加盟店の収益が悪化しています。規模拡大から既存店強化に方針転換する動きが見られます。
家電量販店の動向
家電量販店はネット通販の台頭により、実店舗を中心とするビジネスモデルの変化を迫られています。事業を見直し、新たな収益源を模索する動きも目立っています。
ホームセンター・ディスカウントストアの動向
ホームセンター・ディスカウントストア業界は、コロナ禍による巣ごもり需要が追い風となり客数を増やしました。大手による再編・提携の動きが活発です。
ドラッグストアの動向
ドラッグストアは高齢化社会と健康志向の高まりで成長を続けています。調剤事業を強化し、地域のヘルスケアステーションとして医療ニーズの取り込みを進めています。
通信販売の動向
通信販売はネット通販が市場をけん引しています。ネット通販の成長で業界の垣根を越えた競争が厳しさを増しています。
転職・就職のためのスキルアップ
スマホで学べる スタディング 販売士講座
小売業界では顧客のニーズが多様化し、接客技術を店舗競争力のひとつとして、強化しています。販売士(リテールマーケティング)の資格は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、高度で専門的な知識を持つ人材としてアピールできます。
資格取得のメリット
- 小売業界唯一の公的資格
- ビジネスパーソンとしてのスキルアップ
- マネジメントスキルも身につく
利用者の声

市販のテキスト等は一切購入しないで、こちら1本で合格することができました。文字を書くことがあまり好きではないので(笑)スマホを見て、問題に解答していくだけで本当に楽しみにできたことが、高得点での短期合格につながったと思います。(販売士2級合格)
まとめ
小売業界では少子高齢化による市場の縮小で競争が激化し、業界の再編が加速しています。
将来の発展のために実店舗やオンラインショップの販売・流通チャネルを統合するオムニチャネルなどの経営戦略や新しい事業の育成に力を入れています。
