社会人が品質管理検定(QC検定)の資格を取るには


品質管理検定(QC検定)は品質管理に関する知識を問う民間の検定試験です。

企業で品質管理を実施するために必要となる知識について、これから社会人になる人から品質管理部門のスタッフ、品質技術者まで、それぞれのレベルに応じて客観的に評価を行います。

品質管理のスキルはさまざまな業界でニーズが高く、多くの人が受験しています。

品質管理検定(QC検定)の資格の取り方と勉強法をご紹介します。

品質管理検定(QC検定)制度

品質管理検定(QC検定)とは

優れた製品やサービスを生み出すために、ほとんどの企業では品質管理が実施されています。

品質管理を実施するためには、品質管理に関する知識が必要となります。

品質管理検定(QC検定)では、品質管理、改善を実施するレベルに応じて筆記試験を行います。

転職や就職に役立てるのであれば3級以上の取得をおすすめします。

1級/準1級

部門横断の品質問題解決をリードできるスタッフ、品質問題解決の指導的立場の品質技術者

2級

自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ、品質にかかわる部署(品質管理、品質保証、研究・開発、生産、技術)の管理職・スタッフ

3級

業種・業態にかかわらず自分たちの職場の問題解決を行う全社員(事務、営業、サービス、生産、技術を含むすべての人)、品質管理を学ぶ学生

4級

初めて品質管理を学ぶ人や新入社員、社員外従業員(派遣社員等)、初めて品質管理を学ぶ学生

受検者データ

受検者(人)合格者(人)合格率(%)
1級795658.18
準1級98
2級8,3421,98323.77
3級22,97114,74364.18
4級7,6206,48185.05

(第33回QC検定2022年3月実施より)

受検者の業種上位

  1. 輸送用機械器具製造
  2. 化学工業
  3. 一般機械器具製造
  4. 精密機械器具製造
  5. プラスチック製品製造

(日本規格協会グループ「QC検定 受検者データ」より)

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品質管理検定(QC検定)の試験

品質管理検定(QC検定)の試験概要

品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを筆記試験により評価します。

受検資格

制限なし

※1級~4級のどの級からでも受検できます。

試験日

3月、9月

試験地

都道府県単位で選択した試験会場

試験内容

  • 1級/準1級(一次試験、二次試験):マークシート、論述
    品質管理活動のリーダーとして期待される、品質管理の手法全般、実践全般に関する理解度、および品質管理周辺の手法や品質管理周辺の活動としてトピック的事柄に関する基礎知識、並びに2級~4級の試験範囲を含む理解度の確認
  • 2級:マークシート
    QC七つの道具等を含む統計的な手法の活動や実践を自主的に実施するために必要とされる知識の理解度、および確率分布、検定・推定、相関分析・回帰分析、実験計画法、抜取検査、信頼性工学、品質機能展開、統計的プロセス管理などの基本的な事項、並びに3級~4級の試験範囲を含む理解度の確認
  • 3級:マークシート
    データの取り方やまとめ方の基本とQC七つの道具の利用、新QC道具の基本、QC的ものの見方・考え方、管理と改善の進め方、品質、プロセス管理、問題解決、検査と試験、標準化など、基本的な管理・改善活動に関する事項、並びに4級の試験範囲を含む理解度の確認
  • 4級:マークシート
    品質管理、管理、改善、工程、検査、標準・標準化、データ、QC七つ道具、企業活動の基本など、企業活動の基本常識に関する理解度の確認

合格基準

  • 1級
    ・一次試験(手法分野、実践分野):各分野の得点が概ね50%以上。総合得点(手法分野+実践分野)が概ね70%以上
    ・二次試験(論述):得点が概ね50%以上
    ・総合得点(一次・二次試験の合計点)が概ね70%以上
  • 2級・3級
    手法分野と実践分野の各得点が概ね50%以上。総合得点が概ね70%以上
  • 4級
    総合得点が概ね70%以上

※準1級は1級試験の一次試験の合格基準に達した場合に付与されます。

合格率

  • 1級:10%程度
  • 2級:25~45%
  • 3級:50%程度
  • 4級:85%程度

問い合わせ

一般財団法人 日本規格協会 品質管理検定センター

品質管理検定(QC検定)の勉強法

品質管理検定(QC検定)の試験対策

品質管理検定(QC検定)は独学や資格・通信講座で勉強することができます。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分の状況やかけられる時間、費用に合わせて選択することになります。

QC検定を主催する日本規格協会からテキストや問題集が出版されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

独学に不安があったり、効率的に品質管理の学習を進めたい人は通信講座を上手に活用することをおすすめします。

資格の取得期間

初めて品質管理の勉強をする人であれば、3ヵ月程度の準備期間が必要になります。

上位レベルの級を目指すのであれば、4ヵ月から半年程度の準備期間があった方がよいでしょう。

QC検定1級の過去問題

QC検定2級の過去問題

QC検定の通信講座

多くの企業も利用する技術講座専門のJTEXでは、資格取得や技能向上のための技術系通信講座を数多く取り扱っています。

QC検定講座は、合格に必要な品質管理に関する知識をわかりやすいテキストで学習し、レポート課題と過去問題集で実践力を養う万全の試験対策となっています。

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まとめ

品質に関する不祥事は企業のイメージを著しく低下させます。

製品やサービスを提供する企業では、品質管理の業務を行う部署だけでなく、全社員が品質管理の基本を理解していることが望まれます。

品質管理検定の資格取得は、転職や就職で品質に対する意識が高いことをアピールできます。

参考:日本規格協会グループサイト

工場・製造現場で有利なおすすめ資格
工場・製造現場では技術と経験の積み重ねが重視されます。経験の浅い人や未経験者であれば、資格を取得することでキャリアアップや収入アップの可能性が広がります。
資格の種類(国家資格・公的資格・民間資格)
資格の種類には、大きく分けて国家資格、公的資格、民間資格があります。転職や就職、スキルアップに役立てるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。