リフォーム会社の転職業界研究


新築住宅の需要は減少傾向ですが、リフォーム市場は堅調に推移するとみられています。リフォーム業界の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

リフォーム業界の最新動向(2019年)

リフォーム業界とは

リフォームは住宅分野の成長市場とみられましたが、競争は厳しくなっています。既存メーカーだけでなく、住宅設備メーカーも拡大を狙い、異業種の新規参入も活発です。

国内の新築着工数は長期的に減少傾向です。新築需要が見込めず、住宅リフォーム市場に期待が高まりましたが、競争は激化しています。海外市場など新規開拓が今後の成長を左右することになりそうです。

住宅リフォーム

リフォーム需要は急増し、さまざまなリフォーム業者が独自に事業展開しています。

  • 住宅設備の改善・変更
  • 内装の模様替え
  • 冷暖房設備などの変更
  • 間取りの変更
  • バリアフリー

リフォーム業界の業種

  • ハウスメーカー
  • デベロッパー
  • リフォーム専業
  • 工務店
  • 住宅設備機器メーカーなど

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、自社が供給した物件のメンテナンス事業として住宅リフォームを行っています。

大和ハウス工業

中古住宅の点検・診断にも力を入れています。

  • 従業員数:42,460人
  • 平均年齢:39歳

積水ハウス

自社物件「積水ハウス」のリフォームを行っています。

  • 従業員数:23,299人
  • 平均年齢:42歳

積水化学工業

自社物件「セキスイハイム」のリフォームを行っています。

  • 従業員数:26,080人
  • 平均年齢:43歳

住友林業

リフォームは「住友林業ホームテック」が主体。旧家・古民家再生もおこなっています。

  • 従業員数:18,175人
  • 平均年齢:42歳

ミサワホーム

リフォームは「ミサワホームイング」が主体。

  • 従業員数:8,859人
  • 平均年齢:43歳

三井ホーム

三井不動産が完全子会社化。

旭化成ホームズ

自社物件「へーベルハウス」のリフォーム、中古物件の再販を行っています。

  • 従業員数:7,005人

パナソニックホームズ

リフォームは「パナソニックリフォーム」が主体。リフォーム事業拡大に力を入れています。

  • 従業員数:6,323人
  • 平均年齢:43歳

デベロッパー

デベロッパーは大規模な宅地造成やマンション分譲、リゾート開発などを行い、自社で管理しているマンションなどでリフォームを手掛けています。

リフォーム事業

  • 住友不動産グループ
  • 大京リフォーム・デザイン

住宅設備機器メーカー

住宅設備や部品メーカーでは、自社製品の工事店や工務店をリフォームの代理店としてリフォーム事業を進めています。

リフォーム事業

  • LIXILグループ
  • TOTO
  • パナソニック

工務店・リフォーム専門店

工務店の強みは、地元密着とアフターフォローの安心感です。リフォーム専門店の多くは、設備工事や建材などの専門会社がリフォームに特化して発展しています。

リフォーム専業

  • ナカヤマグループ
  • 東急ホームズ
  • ゆとりリフォーム
  • ニッカホーム
  • フレッシュハウス
  • ホームテック

新規参入

リフォーム業界には、住宅業界、建設業界、インテリア業界などリフォームと関わりが深い業界からの参入だけでなく、まったくの異業種からの参入も目立っています。

異業種参入

  • リビタ:京王電鉄子会社。住宅、マンション、社宅などの買取・再販、不動産管理
  • リノべる:東急電鉄出資。住宅リノベーションを一括請負
  • リノまま:中古仲介とリフォーム提案
  • SUVACO:リフォーム情報発信サイト
  • ヤマダ電機:中古住宅と家電の販売
  • エディオン:独自ノウハウを活用したリフォーム事業
  • ニトリホールディングス:キッチンの販売とリフォーム

リフォーム業界の売上高ランキング

住宅リフォーム

順位 企業名 売上高(百万円)
1 大和ハウスフォーム 85,628
2 住友林業ホームテック 66,273
3 旭化成リフォーム 52,388
4 大京穴吹建設 45,756
5 建装工業 40,983
6 長谷工リフォーム 35,578
7 パナソニックリフォーム 33,676
8 積水ハウスリフォーム中日本 24,911
9 東京セキスイファミエス 22,800
10 ミサワホームイング 22,252
11 三井不動産リフォーム 18,738
12 セキスイファミエス中部 14,245
13 ジョイフル本田リフォーム 12,000
14 オンテックス 11,455
15 ハウスメイトワークス 8,911

内装工事

順位 企業名 売上高(百万円)
1 乃村工藝社 115,841
2 丹青社 75,156
3 スペース 50,746
4 三井デザインテック 33,408
5 J.フロント建装 31,141
6 三越伊勢丹プロパティ・デザイン 31,096
7 船場 29,539
8 高島屋スペースクリエイツ 29,319
9 ジーク 28,643
10 バウハウス丸栄 26,165
11 オクジュー 25,145
12 エイムクリエイツ 25,065
13 パルコスペースシステムズ 21,696
14 ムラヤマ 19,215
15 フジヤ 17,813

(帝国データバンク『業績動向2019-Ⅰ』より)

リフォーム業界の採用市場

リフォーム業界の求人・転職

顧客の志向が変化し、リノベーション物件に人気が集まるようになっています。顧客ニーズや経済情勢に合わせて柔軟にビジネスモデルを変化させることが成長できる業界といえます。

第二新卒や未経験者の採用にも活発ですが、フィールドも働き方も多様化していますので、目指すキャリアや働き方を明確にすることが重要です。

建設・不動産業の年収

区分 20~24歳 25~29歳 平均
建設業 3,162,100円 4,665,800円 5,574,000円
不動産業 3,361,800円 4,365,400円 5,778,200円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

リフォーム業界で有利な資格

リフォーム業界では不動産・建築系の資格を活かすことができます。

インテリアコーディネーター

インテリアや住宅に関する商品知識や専門的な技術を駆使して、顧客の理想の住まいをトータルでプロデュースします。インテリアリフォーム市場の拡大とともに活躍が期待されます。

インテリアプランナー

インテリア空間の計画・設計・工事管理だけでなく、メンテナンスやコンサルティングも行えるエキスパートです。女性が多いインテリアコーディネーターより男性が多い傾向です。

建築士

建築物の設計・施工・工事管理を行う建築のプロフェッショナルです。戸建て住宅や小規模な建物であれば、2級建築士の資格で行えます。

宅地建物取引士

宅地や建物の売買などの取引や仲介業務を行うスペシャリストです。不動産業界だけでなく関連する業界で評価されます。

マンションリフォームマネジャー

マンションリフォームやリフォーム工事に関する専門家です。マンションリフォームを行う際に管理組合や近隣住人などへ専門的な指導・アドバイスを行います。

福祉住環境コーディネーター

高齢者や障がい者が住みやすく、自立した生活を送れる住環境づくりを提案するアドバイザーの役割を果たします。インテリアコーディネーターなどと併せて取得することでアピール力がアップします。

福祉住環境コーディネーターの資格(試験内容・勉強法)
福祉住環境コーディネーターは高齢化社会のニーズに応え、今後の活躍が期待されています。福祉住環境コーディネーターの資格を取得する方法をご紹介します。

転職のためのスキルアップ


高い合格率を誇る宅建通信講座の秘密とは?

宅地建物取引士は不動産業界の転職では取得しておきたい資格です。フォーサイトの宅建・宅地建物取引士通信講座は、全国平均の4倍以上という高い合格率を実現しています。

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まとめ

リフォーム市場は大型工事からインテリアリフォームに移行しつつあります。インテリアリフォームは工事金額は小さくても、リピート性が強みです。リフォーム業界ではインテリアや照明などの商品知識やセンスが求められるようになっています。

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