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食生活アドバイザーになるには(資格と試験)-転職・就職に

食生活アドバイザーは食生活全般のスペシャリストとして、仕事でも生活でも毎日の生活に活かせる資格です。

消費者の健康な食生活と、食品業界の安全な食の提供との両方に役立つ資格として注目されています。

幅広く活躍が期待される食生活アドバイザーの資格の取り方と勉強法についてご紹介します。

食生活アドバイザーの資格

食生活アドバイザーとは

食生活アドバイザー®とは、広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、健康な生活を送るための提案ができる食生活全般のスペシャリストです。

食生活にかかわる意識の高まりから、メーカーや流通、サービス、教育現場など食にかかわる幅広い領域での活躍が期待されています。

資格の取得を奨励する企業も多く、就職や転職、キャリアアップに役立てることができます。

食育基本法

流通技術、食品加工技術の革新、サービス形態が変化し、食生活におけてさまざまな問題が起き、消費者の関心も高まっています。

社会全体で食生活の改善に取り組む時代となり、食育に関する基本方針として2005年に「食育基本法」が定められました。

「食育基本法」は健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的としています。

国民には健全な食生活を食品業界には安全な食の提供を求めています。

キャリアでの活かし方

  • 食品メーカーなどの食品業界
    生鮮食品、加工食品など安全な食品の提案、提供など
  • スーパーマーケットやデパートなどの小売業界
    食材の説明や調理法の提案、健康アドバイスなど
  • レストランや飲食店などの外食産業
    食材の調達からメニュー、レシピ、衛生管理など
  • 医療・福祉・介護などの施設
    健康管理をベースとした食事や生活指導など
  • 幼稚園や学校などの教育現場
    栄養・環境・マナーなど「食育」全般の指導など

食生活アドバイザー検定の概要

食生活アドバイザー検定試験

食生活アドバイザー検定は、食生活アドバイザー®に求められる内容を問う検定試験です。

食生活を総合的に見直す幅広い見識を持ち、的確な指導やアドバイスができるスペシャリストを目指すために実施されています。

現在、検定試験は2級、3級のみが行われています。

調理師や管理栄養士など食に関わる資格には、受験資格が必要となるものが多いですが、食生活アドバイザー検定は誰でも受験することができます。

各級のレベル

  • 2級:コーディネーターレベル
    「食を提供する立場」から食ビジネスの視点までもが要求される実務的な内容
  • 3級:食育レベル
    「消費者」の立場から食生活を見直すことを目的とした内容

受験資格

制限なし

※2級、3級の併願受験も可能

※2級から受験することもできます。

試験日

年2回(6月、11月)

試験地

札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡

試験形式

  • 2級理論問題
    ・選択問題(マークシート形式)
    ・記述式問題
  • 3級理論問題
    ・選択問題(マークシート形式)

試験科目

2級・3級共通

  • 栄養と健康
    栄養、病気予防、ダイエット、運動、休養など
  • 食文化と食習慣
    行事食、旬、マナー、配膳、調理、献立など
  • 食品学
    生鮮食品、加工食品、食品表示、食品添加物など
  • 衛生管理
    食中毒、食品衛生、予防、食品化学、安全性など
  • 食マーケット
    流通、外食、中食、メニューメイキング、食品販売など
  • 社会生活
    消費経済、生活環境、消費者問題、IT社会、関連法規など

合格率

  • 2級:40%程度
  • 3級:65%程度

問い合わせ

一般社団法人 FLAネットワーク協会 食生活アドバイザー検定事務局

食生活アドバイザーの資格勉強

資格取得の勉強法

食生活アドバイザー®の資格を取得するためには、独学や通学・通信講座で勉強する方法があります。

基礎知識の有無やかけられる時間、費用など自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

試験対策としては、公式テキストと問題集が市販されていますので、独学でも合格を目指すことができます。

独学に不安がある人や働きながら効率的に学習を進めたい人は、通信講座などを上手に活用することをおすすめします。

資格の取得期間

はじめて「食」について学ぶ人が3級を目指すのであれば、2ヵ月~3ヵ月程度の準備期間が必要になります。

短期集中であれば1ヵ月程度で3級合格を目指すこともできます。

2級との併願やはじめから2級を目指すのであれば、3ヵ月~4ヵ月程度の準備期間があった方がよいでしょう。

学習のポイント

食生活アドバイザー検定は出題範囲が広く、食を取り巻く環境などの理解も求められます。

出題傾向をつかんで、ポイントをおさえた学習が重要になります。

テキストや問題集を使った学習だけでなく、ニュースなどの情報もチェックしておくことが大切です。

食生活アドバイザー基礎の公式テキスト&問題集

食生活アドバイザー3級の公式テキスト&問題集

食生活アドバイザー2級の公式テキスト&問題集

食生活アドバイザー合格指導講座

ユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座は、試験実施団体であるFLAネットワーク協会の公認講座です。

出題傾向に合わせて的を絞った教材で、4ヵ月で2級、3級のダブル合格が目指せるカリキュラムになっています。

  • 2級・3級のダブル合格を効率的に目指せる
  • はじめてでも無理なく学べるカリキュラム
  • わからないことは気軽に質問できる
\試験実施団体の公認講座/

資格のダブル取得

食生活アドバイザーはダブルライセンスの効果が高い資格です。

それぞれの専門分野に食生活アドバイザーの資格をプラスすると仕事の幅が広がり、キャリアアップで有利になります。

調理師

調理師とのダブルライセンスで、安全で安心な食材を使った料理を作る調理師としてスキルアップするとともに、フードビジネスや店舗運営なども視野に入れられるようになります。

栄養士

栄養士とのダブルライセンスで、栄養バランスに加えて、安全面や環境面などからも健康な食生活を提案できるようになります。

販売士

販売士とのダブルライセンスで、消費者のニーズをとらえ、食の安全性の面からも信頼性の高い提案ができるようになります。

ホームヘルパー

ホームヘルパーとのダブルライセンスで、介護や家事において、症状に合わせた食事の準備から生活指導までサポートのスキルを磨くことができます。

アスレチックトレーナー

アスレチックトレーナーとのダブルライセンスで、栄養、運動、休養のバランスなど食生活全般からトレーニングにアプローチできるようになります。

保育士

保育士とのダブルライセンスで、子どもの成長において、食の大切さや食事を楽しむことを通じて、健全な心と体を養う健康指導ができるようになります。

まとめ

健康的な生活を送ることは、子どもから高齢者まで年齢を問わず誰にとっても大切なことです。

「食」を大切にする意識が社会全体で高まっていますので、食生活アドバイザーが活躍できる領域は拡大しています。

食生活アドバイザー検定で身につけた知識は、幅広い業界で役立てることができます。

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食品業界で有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
食品関連の資格はたくさんあります。転職・就職に資格が必須なわけではありませんが、食に関する意識の高まりとともに資格者が求められるようになっています。
飲食サービスで有利なおすすめ資格-転職・就職・キャリアアップに
飲食・調理・栄養系の資格はたくさんあります。食の安全など意識の高まりから資格者のニーズも増えています。飲食サービスで有利なおすすめ資格をご紹介します。
転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格一覧
20代の転職・就職のチャンスを広げるおすすめ資格の種別・難易度(合格率)・受験資格を一覧でご紹介します。

 

【参考】
・FLAネットワーク協会 食生活アドバイザー公式サイト
・各試験実施機関ウェブサイト

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