ドローンなど無人航空機を操縦するためには、飛行ルールを守り、安全に飛行させることが求められます。
ドローンを操縦するために必要な知識や技術は、ドローンスクールで身につけることができます。
国土交通省航空局の要件を満たした管理団体の操縦資格を取得できるドローンスクールを厳選してご紹介します。
操縦資格を取得できるドローンスクール
ドローンスクールとは
ドローンの操縦に必要な知識や技術を学ぶことができる機関です。
座学講義と実技講義を受講して、資格試験に合格すると各スクールから認定資格などを取得することができます。
ドローンスクールのメリット
- 短期間で必要なスキルを身につけることができる
- 講師から直接学ぶことができる
- ビジネス活用のサポートもあり
ドローンスクールジャパン
国内最大級のドローンスクールドローンスクールジャパンでは、即戦力として活躍できるドローン操縦士を育成しています。
仕事に活かせるアドバンスコースが人気で、産業用ドローン操縦士を多数育成・輩出しています。
アドバンスコース
- カリキュラム・資格
・国土交通省認定カリキュラム
・ドローン操縦士回転翼3級を取得
・講習時間の85%以上の実習時間 - スケジュール:受講期間2日間
・土日祝も受講可能 - 受講料:154,000円
スクールの特長
- 全天候対応
- 完全マンツーマン指導
- ドローン関連就職率80%超の就職・転職サポート
ドローンマスターズスクール
ドローンマスターズスクールは、国土交通省認定団体で、西日本最大級のドローンスクールです。
関東近郊にも展開しています。
技術の証明になるドローン操縦士回転翼3級を取得することができます。
ライセンス取得コース
- カリキュラム
・ドローン基礎講座
・着陸、ホバリング、前後左右の移動等の初歩的操作
・GPSオフの状態からの円移動等の高度な操縦 - スケジュール:受講期間3日間
- 受講料:338,000円
スクールの特長
- 豊富なコース設定
- 完全個別指導
- 完全室内型
デイトラ
デイトラのドローンコースは、オンライン訓練でライセンスを取得できるドローンスクールです。
商用パイロットの資格と実践的なスキルを習得することができます。
ドローンコース
- カリキュラム
・操縦編
・座学編
・試験対策編 - スケジュール:無期限
- 受講料:79,800円
スクールの特長
- 練習用ドローン3ヵ月無料レンタル
- オンライン学習+認定試験
- 業界最安級のドローンスクール
ハミングバード
ドローン操縦士協会(DPA)認定 ハミングバードは、お台場、新宿、渋谷でドローンスクールを開校しています。
ドローン操縦士の資格を最短3日間で取得することができます。
ドローン操縦士「回転翼3級」コース
- カリキュラム
・座学(法規、気象、電波、ドローン概論について)
・実技(基本コース実技、応用コース実技) - スケジュール:受講期間3日間~
・年中無休
・22時まで営業 - 受講料:275,000円
スクールの特長
- 最大2人までの少人数制
- 目的に合わせて選べるコース
- 卒業後もサポート
DSドローンスクール
ドローン操縦士養成スクール DSドローンスクールでは、空撮をはじめとしたドローンの活用人材を養成しています。
空撮などにおける様々なノウハウを現役パイロットから直接教わることができます。
ドローン操縦士+安全運航管理者コース
- カリキュラム
・操縦士・座学講習
・操縦士・実習
・安全運航管理・座学講習
・試験 - スケジュール:受講期間5日間
・平日コース
・週末コース - 受講料:270,000円
スクールの特長
- 全国各地のスクール
- 基礎から応用、実習まで一貫学習
- 卒業後の業務支援
ドローンスクールの無料説明会
ドローンスクールでは、無料説明会や無料体験会を実施しています。
無料説明会や無料体験会に参加すると、練習用ドローンを使った体験などができます。
無料説明会
不安や不明な点を解消するには、無料説明会に参加してみることをおすすめします。
無料説明会に参加するにはWebサイトから申し込みをする必要があります。
無料体験会
無料体験会では実際の操縦体験ができます。
- 実際にドローンを操縦できる
- 基礎知識やドローンの活用事例がわかる
- 知識のあるプロに質問できる
- スクールの様子がわかる
ドローン操縦士の資格取得
無人航空機登録制度
無人航空機(ドローン、ラジコンなど)は、物流業界や警備業界で利活用が増加の傾向にあり、無人航空機の所有者を把握することが極めて重要になっています。
利活用拡大における安心・安全の確保から無人航空機は登録が義務化され、登録されていない無人航空機は飛行させることができなくなりました。
義務化の背景
- 事故発生時などにおける所有者把握のため
- 事故の原因究明や安全確保のため
- 安全上、問題のある機体の登録を拒否し、安全を確保するため
無人航空機操縦者技能証明
ドローンの国家ライセンス制度です。
無人航空機を飛行させるために必要な技能(知識および能力)があることを証明する資格です。
資格には一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士の区分があります。
一等無人航空機操縦士の資格を取得すると、市街地などで補助者なしの目視外飛行ができるようになります。
資格の区分
- 一等無人航空機操縦士
立入管理措置を講ずることなく行う特定飛行 - 二等無人航空機操縦士
立入管理措置を講じた上で行う特定飛行
無人航空機の種類
- マルチローター(ドローン型)
- ヘリコプター
- 飛行機
技能証明書の取得
- 取得にかかる費用
・講習受講費用
・受験申請費用
・交付申請費用 - 本人確認手続き(原則オンライン)
- 登録講習機関で学科・実地講習を受講
- 指定試験機関で学科試験・実地試験・身体検査の受験
- 技能証明書の交付申請(原則オンライン)
- 技能証明書の発行
有効期間・更新
技能証明書の有効期間は3年間です。
更新するには、登録更新講習機関の講習を修了する必要があります。
問い合わせ
指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)ヘルプデスク
ドローン操縦士回転翼3級
国土交通省認定団体ドローン操縦士協会(DPA)の認定資格です。
回転翼航空機の飛行に必要な基礎知識と操縦する基本技術を認定しています。
対象
ドローン操縦初心者
適性要件
年齢:15歳以上、視力、色覚、身体要件あり
認定内容
- 小型無人航空機を安全に飛行させるために必要な基礎知識
- 小型無人航空機を安全に操縦する基本技能
認定証発行機関
一般社団法人ドローン操縦士協会
有効期間・更新
2年間
ドローン操縦士回転翼3級 インストラクター
回転翼航空機の実地を講習するための技能と、座学・実地を講習する際に必要な基礎知識を認定しています。
飛行レベルにより3等級の資格があります。
対象
ドローン操縦上級者
適性要件
年齢:18歳以上、視力、色覚、身体要件あり
認定内容
- ドローン操縦士回転翼3級の実地を講習するための技能
- ドローン操縦士回転翼3級の座学、実地を講習する際に必要な基礎知識
認定証発行機関
一般社団法人ドローン操縦士協会
有効期間・更新
2年間
無人航空機安全運航管理者
無人航空機の安全運航管理に関する基本知識とリスクアセスメントを習得すると、JUIDA安全運航管理者になることができます。
受講資格
- 20歳以上
- 操縦技能証明書保有者
認定内容
無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者
証明証発行機関
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
有効期限・更新
2年間
ドローンパイロット
ドローンの利活用が拡大し、操縦者のニーズは増加しています。
ドローンの操縦テクニックや安全運航のための知識を身につけ、早めに資格取得にチャレンジすることで、スペシャリストになれるチャンスがあります。
キャリアでの活かし方
- 警備分野:防犯サービス
- 農業分野:農薬散布
- 物流分野:配送サービス
- 土木・測量分野:インフラ点検、測量
- 映像分野:空撮映像 など
まとめ
ドローンには、新たな産業や市場の創出が期待されています。
新しい技術やサービスが誕生し、ドローンを安全に飛行する操縦技能は、ますます必要とされるようになるでしょう。
まだ新しいドローン操縦士の資格は、これから注目が高まる資格といえます。

【参考】
・国土交通省ウェブサイト
・無人航空機登録ポータルサイト
・各スクールウェブサイト