調剤薬局事務は、調剤薬局で処方せんの受付や会計、レセプト業務などを行います。
薬局の運営に欠かせない存在として調剤薬局事務のニーズは高まっています。
調剤薬局事務には複数の民間資格があり、自宅で受験できる資格が人気です。
調剤薬局事務の知識やスキル、資格を取得するためにおすすめの通信講座をご紹介します。
調剤薬局事務の通信講座
調剤薬局事務とは
調剤薬局事務スタッフは、調剤薬局における事務全般を担当します。
主な業務は調剤薬局での処方せん受付や会計、レセプトの作成などです。
医療事務との違いは働く場所と扱う範囲です。
医療事務の主な職場は病院やクリニックですが、調剤薬局事務の職場は調剤薬局です。
ドラッグストアなどに併設されることも多く、求人も増えています。
医療事務は入院、手術、処置など扱う範囲が広いですが、調剤薬局事務は薬剤のみです。
自宅で受験できる調剤薬局事務試験
- 調剤薬局事務検定試験
- 医療保険調剤報酬実務士
- 調剤事務管理士 など
ユーキャン
ユーキャンの調剤薬局事務講座は、利用者満足度の高い人気講座です。
実際の現場で必要とされる知識をわかりやすいカリキュラムで提供しています。
調剤薬局事務講座
- 標準学習期間:3ヵ月
- 添削:3回
- 質問:1日3回まで
- 受講料:34,000円
- 分割払い:月々3,140円
講座の特長
- 指導サポート期間延長
- スマホ学習の機能
- 教育訓練給付制度対象講座
- 受講した講座で求人検索が可能
講座の教材
- メインテキスト
- 副教材
・薬価基準と点数早見表
・接遇マナーハンドブック
・添削課題関係書類 ほか
調剤薬局事務検定試験(在宅受験)
- 試験内容
・学科:調剤報酬算定に関わる基礎知識
・実技:調剤報酬の算定及び調剤報酬明細書作成 - 試験日:毎月実施
- 合格率:90%超
- 主催:日本医療事務協会
受講生の声
わからないことをいつでもメールで質問できたり、Webでの動画解説や、項目ごとにミニテストができたりと、ただ机の上で勉強するだけではない仕組みが自分にとっても合っていて、隙間時間に効率よく覚えることができたので、とても良かったです。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」では、「医療保険調剤報酬事務士」を目指す調剤薬局事務講座を提供しています。
調剤レセプトCD-ROMの演習ができるのはヒューマンアカデミーだけです。
調剤事務講座
- 標準学習期間:2ヵ月
- 添削回数:3回
- 受講料:33,600円
- 分割払い:月々3,400円
講座の特長
- 調剤レセプトCD-ROMの演習
- 合格サポート制度
- 充実の就職・転職サポート
講座の教材
- 教材テキスト(基礎編)
- テキスト(実習編)
- 副教材(薬価基準抜粋)
- 明細書(レセプト)セット調剤
- 添削課題
- 質問票 など
医療保険調剤報酬事務士(在宅受験)
- 試験内容
・学科:医療保険制度や保険請求業務に関する知識
・実技:レセプト業務を行う能力 - 試験日:毎月実施
- 主催:医療保険学院
受講生の声
本屋などで調剤薬局事務の本を買おうと思ったのですが、たのまなの教材がいかにわかりやすくかつ見やすく作られているかが一目瞭然でした!
日本医療事務協会
日本医療事務協会は医療事務の専門学校です。
医療・介護の各種資格講座を提供しています。
調剤薬局事務講座(通信コース)
- 標準学習期間:3ヵ月(最短1ヵ月)
- 質問回数:無制限
- 受講有効期間:1年間
- 受講料:32,780円
講座の特長
- 一人ひとりに合わせた担任講師の添削指導
- 安心の学習サポート
- 受講中から受けられる就職サポート
講座の教材
- オリジナルテキスト
- 処方せん問題集
- 処方せん解答集
- レセプトセット
調剤薬局事務検定試験(在宅受験)
- 試験内容
・学科:調剤報酬算定に関わる基礎知識
・実技:調剤報酬の算定及び調剤報酬明細書作成 - 試験日:毎月実施
- 合格率:90%超
- 主催:日本医療事務協会
受講生の声
「実務でも役立つ講座」というのが一番の印象ですね。これから再就職を目指す私にとって、就職した後でもおさらい受講ができるというサポートも安心材料です。
ソラスト
ソラストの調剤薬局事務講座では、「調剤事務管理士」の資格を目指しています。
初めて学ぶ人でも無理なく3ヵ月で知識とスキルを習得できる内容になっています。
調剤薬局事務講座(通信コース)
- 標準学習期間:3ヵ月
- 在籍期間:12ヵ月
- 添削回数:3回
- 質問回数:無制限
- 受講料:33,500円
講座の特長
- 基礎から無理なく資格取得
- 専任講師が添削指導
- 教育訓練給付制度対象講座
講座の教材
- メインテキスト
- トレーニングブック
- 学習レポート
- 調剤報酬明細書 ほか
調剤事務管理士技能認定試験(在宅受験)
- 試験内容
・学科:法規、調剤薬局請求事務
・実技:レセプト作成、点検 - 試験日:年6回
- 合格率:75%程度
- 主催:技能認定振興協会
受講生の声
テキストを丁寧にすすめていけばちゃんと理解できるようになっていて、受講期間も十分あるので焦らずに学習できました。
ニチイ
ニチイの調剤薬局事務講座は、厚生労働省許可の公益法人 日本医療教育財団が認定するカリキュラムを使用しています。
実際の仕事で求められる知識やスキルを実践的に学習できます。
調剤薬局事務講座の通信コース
- 受講期間:2~4ヵ月
- 質問回答システム
- 無料聴講制度
- 受講料:36,667円
- 分割払い:あり
講座の特長
- 講座修了後に認定資格を取得できる
- 無料延長制度
講座の教材
- 医療保険制度と接遇マナー編
- 調剤報酬編
- マイベストノート
- 保険薬早見表
調剤報酬請求事務技能認定
講座の修了試験に合格し、申請手続きをすれば、資格を取得できます。
修了試験は自宅で受験できます。
通信講座を選ぶポイント
通信講座のコースやカリキュラムには、それぞれ特徴があります。
自分の希望に合う講座を見つけて上手に活用することが大切です。
講座の確認
- 受講料などかかる費用は確認しましたか?
- 受講後に目指せる資格・スキルは希望と合っていますか?
- テキストやコンテンツなどの内容は気に入りましたか?
- 希望するサポートやフォローを受けられますか?
調剤薬局事務の勉強法
調剤薬局事務の試験対策
調剤薬局事務の資格を取得するには、通学・通信講座や独学で勉強する方法があります。
自分の状況やかけられる時間、費用に合わせて選択することになります。
講座受講者が受験資格となっている試験では、指定の講座を受講することが必要です。
初心者から資格取得を目指すのであれば、独学より通学・通信講座で学ぶことをおすすめします。
通学・資格スクール
通学・資格スクールでは効率的に学習を進めることができます。
- 受講費用:3~10万円程度
- 取得期間:2ヵ月~6ヵ月
- メリット:直接講師に教えてもらえる
- デメリット:時間や場所の制限がある
通信講座
通信講座では自分に合ったペースで資格取得を目指せます。
- 受講費用:2万円台~6万円程度
- 取得期間:2ヵ月~6ヵ月
- メリット:時間や場所の制限がない
- デメリット:疑問をすぐには解決できない
独学
独学では参考書やテキストを自分で用意して、経済的に勉強できます。
ただし、初心者の勉強方法としてはあまりおすすめできません。
- 取得期間:自分で設定
- メリット:費用はあまりかからない
- デメリット:自己管理が難しい
まとめ
調剤薬局事務の資格は、専門性は高いですが、学習範囲が限られていて、初めての人にも目指しやすい資格といえます。
調剤薬局事務の資格を取得してから医療事務を目指すという人もいます。
保険薬局での請求事務業務が増え、ニーズも確実に高まっています。
薬局は全国にあり、ライフステージの変化にも強く、女性におすすめの人気スキルです。
【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・試験実施機関ウェブサイト
・各スクールウェブサイト