ITエンジニアのキャリアアップにおすすめの資格


ITエンジニアにとって、キャリアアップとは何でしょうか。システム開発や運用を行うためにITエンジニアとして必須の免許や資格はありません。

ITエンジニアは資格ではなく、実務で培った経験が重視されますが、資格取得を通じて業務経験を体系化したり、応用力、判断力を磨くことができます。

ITエンジニアのキャリアアップ、スキルアップに役立つ資格をご紹介します。

ITエンジニアのキャリアアップ・スキルアップ資格

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、情報処理に関する代表的な資格です。経済産業省が情報処理技術者としての知識・技能が一定の水準以上であることを認定する国家試験です。

ITエンジニアとして専門職種の実力を証明するには、高度試験の受験がおすすめです。

受験資格

制限なし

試験区分

  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

合格率(2017年度)

  • ITストラテジスト試験:14.7%
  • システムアーキテクト試験:12.7%
  • プロジェクトマネージャ試験:13.1%
  • ネットワークスペシャリスト試験:13.6%
  • データベーススペシャリスト試験:14.5%
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験:17.9%
  • ITサービスマネージャ試験:13.6%
  • システム監査技術者試験:15.1%
  • 情報処理安全確保支援士試験:16.7%

資格取得のメリット

  • 資格手当が支給される場合がある
  • 高度ITエンジニアとして、業界で高く評価される

技術士試験

技術士試験は、科学技術分野で高度な専門的応用能力を備えた技術者を認定する国家試験です。幅広く科学技術部門が設定されていて、ITエンジニアは情報工学部門が近いでしょう。

第一次試験は技術士補試験を兼ねていて、合格すると技術士補登録をする資格を得られます。第二次試験に合格すると、技術士登録をする資格が得られます。

一次試験の受験資格

制限なし

一次試験の内容

  • 基礎科目:科学技術全般にわかる基礎知識を問う問題
  • 適性科目:技術士法第四章の規定の遵守に関する適性を問う問題
  • 専門科目:当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題

情報工学部門の合格率(2017年度)

48.7%

資格取得のメリット

  • 昇進昇格に有利になる場合がある
  • 他の国家試験を取得する場合、技術部門により試験の全て、もしくは一部が免除される(弁理士、中小企業診断士、労働安全コンサルタントなど多数)

ITコーディネータ

ITコーディネータは、経営者の立場に立って、経営とITを橋渡しし、IT経営を実現するプロフェッショナルです。経済産業省の推進資格になっています。

ITコーディネータになるためには、ITコーディネータ試験に合格して、ITコーディネータ資格認定用ケース研修を受講する必要があります。

受験資格

制限なし

試験内容

経営戦略、IT戦略策定、IT資源調達、IT導入、ITサービス活用

合格率

50~70%

資格取得のメリット

  • 経営とIT両方の領域の専門性・即戦力を示すことができる
  • 将来的に経営幹部を目指すことができる

ITC試験出題テキスト

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格です。ITストラテジストに合格していると、免除科目がありますので、ITストラテジストとの親和性が高い資格といえます。

受験資格

制限なし

試験科目

  • 一次:経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策(多肢選択)
  • 二次:診断および助言に関する実務の事例(筆記、口述)

合格率

20%程度

資格取得のメリット

  • 一定のスキルを証明することができ、社内外で有効
  • コンサルティングを行える

USCPA(米国公認会計士)

USCPA(米国公認会計士)は、米国の公認会計士資格です。米国の資格でありながら、日本でも多くの人がチャレンジしています。州によって日本受験が可能です。

受験資格

USCPA試験の受験資格は、大きく「学位要件」と「単位要件」に分類することができます。州ごとに各要件が異なります。

受験地

アラスカ州、バーモント州、モンタナ州、グアム、ワシントン州などは日本受験が可能です。

試験形式

コンピュータ形式の試験となり、受験者はコンピュータのモニター画面に出題される問題に対して解答を入力します。

  • 受験者ごとに異なる問題が出題
  • コンピューター上の各種機能を用いて解答

科目合格制度

USCPA試験では、1科目ずつの受験が可能で、各科目とも75点以上で合格となります。科目合格の有効期限は18ヵ月で、この期間内に全4科目合格できていない場合には、合格科目が失効してしまいます。

合格率

40~50%

資格取得のメリット

  • 法務、税務、経済、IT、内部統制などの専門性と英語力を両方証明できる
  • 海外駐在員や海外出張要員などの採用で有利

TOEIC(R)L&Rテスト

多くの企業でTOEICテストのスコアが採用や昇格の条件になっています。ビジネス英語は外資系やグローバル企業だけでなく、幅広い業種・職種で求められるようになっています。

受験資格

制限なし

試験内容

  • リスニングセクション:写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題
  • リーディングセクション:短文穴埋め問題、長文穴埋め問題、1つの文書、複数の文書

スコア

  • 470~730点未満:日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
  • 730~860点未満:どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地がある
  • 860点以上:Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる

企業が期待するスコア

  • 中途採用:585~795点以上
  • 技術部門:480~720点以上
  • 営業部門:525~775点以上
  • 国際部門:655~865点以上

TOEIC受験のメリット

  • グローバルエンジニアとしてのスキルアップ
  • 企業が期待するスコアのアピール

TOEICの公式問題集

資格試験のオンライン講座

資格スクエア
資格試験のオンライン講座【資格スクエア】

「IT×脳科学」をフル活用した全く新しいオンライン資格講座です。中小企業診断士や米国公認会計士などから最新テクノロジーまで多彩なキャリアアップ講座が用意されています。

サービスの特長

  • 無料会員登録で講義を体験できる
  • いつでもどこでもオンラインで受講可能
  • 低価格を実現

まとめ

ITエンジニアの役割りは幅広く、キャリアパスも多様化しています。キャリアパスのベースとなる専門領域を習得して、強みとなるスキルを磨きながら、自分の可能性を広げるために新たな資格取得にチャレンジすることが、ITエンジニアとしてのキャリアアップにつながります。

IT業界で有利なおすすめ資格
資格より経験やスキルが重視されるIT業界。それでも20代の就職やキャリアチェンジ、同業他社への転職では実務経験とセットで資格も力を発揮します。就職・転職を有利に進めるIT系資格を狙いましょう。
ITサービス業界研究
IT業界では新しい技術やサービスが次々と登場しています。IT業界の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、業績ランキング、採用市場をご紹介します。
タイトルとURLをコピーしました