リース会社の転職業界研究


リースは企業に幅広く利用されていますが、税務・会計・法律に関係するビジネスであり、専門的でわかりにくい面もあります。

リース会社の転職・就職で押さえておきたい基礎知識、業界の動向、売上ランキングをご紹介します。

リース業界の最新動向(2019年)

リース業界とは

企業が必要な設備をリース会社が購入し、分割払いで顧客企業に貸し出します。初期投資を抑えることができ、多くの企業がリースを利用しています。リースは不動産からソフトウエア、輸送用機器、産業機器などまで幅広く対象となっています。

銀行融資との競争が激化。国内のリース取扱高は減少傾向です。不動産、医療分野に伸びしろがあり、期待が高まっています。各社は再生エネルギー、航空機、海外事業など成長分野に力を入れています。

リース会社の系列

  • 独立系:オリックス、九州リースサービス、中道リース
  • 銀行系:三菱UFJリース、三井住友フィナンシャル&リース、東京センチュリー
  • メーカー系:日立キャピタル、リコーリース
  • その他:NTTファイナンス、JA三井リース

リース会社

リースの国内市場は横ばいですが、成長分野の開拓や事業の多角化を進め、大手は好調を継続しています。

オリックス

関西国際、大阪国際に続く神戸空港の運営、太陽光発電、生命保険など事業の多角化を進めています。

  • 従業員数:31,890人
  • 平均年齢:42歳

三菱UFJリース

海外拠点の体制整備を強化しています。

  • 従業員数:3,126人
  • 平均年齢:37歳

三井住友フィナンシャル&リース

航空機リース大手です。

  • 従業員数:3,550人

東京センチュリー

航空機リース大手です。

  • 従業員数:6,035人
  • 平均年齢:42歳

日立キャピタル

海外展開に力を入れています。

  • 従業員数:5,390人
  • 平均年齢:45歳

NTTファイナンス

クレジットカード事業も展開しています。

  • 従業員数:6,851人

芙蓉総合リース

航空関連などを強化しています。

  • 従業員数:1,715人
  • 平均年齢:41歳

興銀リース

医療・環境分野で成長しています。

  • 従業員数:1,081人
  • 平均年齢:42歳

JA三井リース

農機など農業分野に強みがあります。

リコーリース

医療・介護分野に強みがあります。

  • 従業員数:911人
  • 平均年齢:41歳

リース業の売上高ランキング

順位 企業名 収入高(百万円)
1 オリックス 2,862,771
2 三井住友ファイナンス&リース 1,622,823
3 東京センチュリー 1,012,200
4 三菱UFJリース 869,948
5 芙蓉総合リース 590,201
6 JA三井リース 450,308
7 NTTファイナンス 404,476
8 日立キャピタル 404,124
9 興銀リース 399,738
10 リコーリース 304,341
11 JECC 252,936
12 NECキャピタルソリューション 231,432
13 三井住友トラスト・パナソニックファイナンス 217,422
14 富士通リース 123,313
15 東銀リース 119,472
16 シャープファイナンス 101,548
17 昭和リース 87,957
18 三菱電機クレジット 67,832
19 エムジーリース 38,535

(帝国データバンク『業界動向2019-Ⅰ』より)

リース業界の採用市場

リース業界の求人・転職

求人数の大きな変動はなく、求人ニーズは続く見込みです。成長分野や海外事業などの強化領域を中心に人材が求められる状況になりそうです。

物品賃貸業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 41.0歳(平均)
所定内労働時間 166時間 167時間 165時間
残業 15時間 17時間 15時間
月収 231,400円 260,100円 340,500円
年間賞与等 357,300円 638,800円 988,300円
年収 3,134,100円 3,760,000円 5,074,300円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

リース会社の主な組織

営業部門

営業はユーザーとの接点になる重要な部門です。大手では専門性を高めるために専門営業部門と地域営業部門に分けて、専門分野や地域に密接したきめ細かい営業を行っています。

財務部門

リース会社ではリース物件を購入するために資金を調達しなければなりません。この資金調達を担当するのが財務部門です。社債やコマーシャルペーパーの発行、リース債権流動化など資金調達の多様化が進んでいます。財務担当者には高度な専門知識が求められます。

法務、審査部門

法務部門ではリース契約書をはじめとした契約書の作成や法的な問題への対応を行います。審査部門では専門的な観点でユーザーの審査を行うほか、支払い遅延などが発生した場合、債権回収に関する対応を行うこともあります。

資産管理部門

資産管理部門ではリース満了処理を行っています。資産管理担当者は、関係法令の動向を把握し、地域ごとの処分ルールを適切に把握する必要があります。

転職のためのスキルアップ


スマホで学べるオンライン通勤講座

リース業界では、法律や会計、不動産などの知識が役立ちます。オンライン講座は、スマートフォン、PC、タブレットなどで受講できるため、通勤時間、 移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後など、ちょっとしたスキマ時間で効率的に学習できます。

  • ビジネス実務系資格
  • 会計系資格
  • 不動産系資格

まとめ

企業の海外展開に合わせて、リース会社でも海外設備投資の支援を積極的に展開しています。環境や情報分野の業務提携、M&Aが加速し、新たなリース市場の開拓や新規事業への取り組みも活発です。

転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2020年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2019年度の主要業界天気図を一覧にしました。

 

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