通信・インターネットの業界研究


通信・インターネット業界では新たな技術やサービスが次々と登場し、大きく変化してきました。今後は、次世代無線通信システムの5Gが各業界を大きく変革するといわれています。

通信会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

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通信・インターネット業界の動向(2020年)

情報通信業とは

情報通信業界は伝送インフラ事業者、プラットフォーム事業者、コンテンツ事業者、通信端末事業者で構成されています。

業界の構成

  • 伝送インフラ事業者:固定通信事業者、移動体通信事業者、ケーブルテレビなど
  • プラットフォーム事業者:コンテンツ収集、コンテンツ提供、課金、認証など
  • コンテンツ事業者:ウェブ・モバイルコンテンツ、音楽、映像、ゲームなど
  • 通信端末事業者:スマートフォン、タブレット、PCなど

通信事業

光回線などの固定通信と携帯電話などの移動通信に大別されます。NTTグループ、ソフトバンクグループ、KDDIグループの3強体制が続いてきましたが、携帯電話事業に楽天の参入が認められました。

NTTグループ(日本電信電話)

通信業界をリード。海外でのM&Aを積極的に推進しています。

  • 従業員数:303,350人
  • 平均年齢:41歳
  • NTTドコモ:移動通信
  • NTT東日本・西日本:固定通信
  • NTTコミュニケーションズ:長距離通信
  • NTTデータ:システム設計構築

ソフトバンクグループ

通信業界の重要な地位を確立。戦略的投資会社としての性格を強めています。

  • 従業員数:76,866人
  • 平均年齢:41歳
  • ソフトバンク:国内通信
  • スプリント:米移動通信
  • ヤフー:ポータルサイト、通販
  • アーム:英半導体設計

KDDI

総合通信事業。非通信事業の拡大を進めています。

  • 従業員数:41,996人
  • 平均年齢:43歳
  • au、沖縄セルラー、UQコミュニケーションズ:移動通信
  • 中部テレコミュニケーション:固定通信
  • ビッグローブ:プロバイダ、MVNO
  • ジュピターテレコム:ケーブルテレビ

電力会社系の光回線

  • オプテージ
  • 中部テレコミュニケーション
  • QTnet
  • エネルギア・コミュニケーションズ
  • STNet

MVNO

仮想移動体通信事業者(MVNO)は、通信インフラをもつキャリアの回線を利用して、通信サービスを提供します。設備投資がいらない分、格安で提供できます。シンプルでわかりやすい料金プランが特徴です。

市場は急速に拡大し、高齢者などスマホ初心者にまで利用が広まっています。異業種の企業も相次ぎ参入し、価格競争は激化しました。

楽天

「楽天モバイル」MVNOではトップの利用者を保有しています。通信キャリアに参入。

  • 従業員数:17,214人
  • 平均年齢:34歳

インターネットイニシアティブ

「IIJmio」フルMVNOとしてサービスを開始。通信技術に強みがあります。

  • 従業員数:3,353人
  • 平均年齢:37歳

NTTコミュニケーションズ

「OCNモバイルONE」MVNOへのサービス提供や法人向け強みがあります。

  • 従業員数:5,700人

UQコミュニケーションズ

「UQモバイル」KDDI系。順調に契約者数を伸ばしています。

  • 従業員数:490人

オプテージ

「mineo(マイネオ)」関西電力の100%子会社。ソフトバンク回線のサービスを開始しました。

  • 従業員数:2,588人

SNS・無料通信

インターネットで掲示板やブログ、音声通話、メッセージなどの通信サービスを提供。スマートフォンの普及とともに利用者を増やしています。

年齢層や用途に応じたすみわけが進み、若い世代ではインスタグラムなど写真や動画を投稿するサービスが人気です。国内のシェアはLINEが圧倒的です。

LINE

スマホ用アプリ。金融など新規事業に注力しています。ヤフーと経営統合へ。

  • 従業員数:6,488人
  • 平均年齢:34歳

海外SNSサービス

  • Facebook:世界最大のSNS
  • Twitter:短い文を投稿するSNS
  • インスタグラム:写真・動画を投稿するSNS
  • TikTok:動画を簡単に編集して投稿できるSNS

動画配信サービス

動画配信サービスは作品ごとに料金を支払う配信と、定額制による配信、広告収入などで運営する無料配信の3つに分けられます。

国内外で新サービスが増加し、放送局なども参入しています。定額配信市場は今後も拡大が見込まれています。

通信系サービス

  • dTV:NTTドコモが提供
  • ひかりTV:NTTぷららとアイキャストが提供
  • ビデオパス:KDDIが提供

ネット系サービス

  • ニコニコ動画:カドカワ傘下のドワンゴが運営する動画投稿サイト
  • GYAO!:ヤフー傘下の動画配信サービス
  • U-NEXT:映像のほか電子書籍の配信
  • Hulu:日本版は日本テレビが子会社で運営
  • LINEライブ:生中継動画サービス

テレビ系サービス

  • NHKオンデマンド
  • AbemaTV
  • Paravi(パラビ)

海外勢

  • ネットフリックス
  • Amazonプライム・ビデオ
  • YouTube

通信・インターネット回線の売上高ランキング

固定通信・移動体通信

順位企業名収入高(百万円)
1NTTドコモ4,769,409
2ソフトバンク3,199,362
3KDDI2,020,929
4東日本電信電話1,646,269
5西日本電信電話1,432,926
6エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ947,838
7UQコミュニケーションズ317,871
8ジュピターテレコム310,806
9ケイ・オプティコム211,191
10中部テレコミュニケーション85,736
11QTnet55,890
12アルテリア・ネットワークス42,237
13エネルギア・コミュニケーションズ40,966
14楽天コミュニケーションズ37,414
15STNet37,026
16東北インテリジェント通信23,041
17Coltテクノロジーサービス22,254

帝国データバンク『業界動向2019-Ⅰ』より)

通信・インターネット業界の採用市場

通信業界の求人・転職

業界では、次々と新しいWebサービスが登場し、開発競争は激化しています。エンジニア、デザイナー、プランナー、マーケターなど、幅広い職種で新しい求人が出されています。特に、サーバーサイドエンジニアのニーズが高く、スマートフォンアプリ開発エンジニアの求人も多くなっています。

通信業の給与

区分20~24歳25~29歳43.8歳(平均)
所定内労働時間153時間151時間150時間
残業16時間19時間12時間
月収252,500円304,300円446,600円
年間賞与等678,000円1,058,200円1,612,300円
年収3,708,000円4,709,800円6,971,500円

(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より)

IT・インターネット業界の転職支援


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業界・職種に精通した専門性の高いサービスを提供しています。IT・インターネット業界だけでも約2000社との取引実績があります。

  • 約70~95%が非公開求人
  • 転職のプロによる専門性の高いサポート
  • 書類添削、面接対策、年収交渉、円満退職までトータルサポート

まとめ

通信業界ではMVNOの存在などにより業界内のパワー・バランスが急速に変化しています。今後は楽天の新規参入や5G開始による影響が注目されます。各社は新たな成長のために、サービスの育成や拡充を急いでいます。

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