通信会社・インターネットの業界研究


通信・インターネット業界では新たな技術やサービスが次々と登場し、大きく変化してきました。

新型コロナウイルスの影響により、テレワークやオンライン需要が高まり、無線通信システムの5Gは幅広い産業において活用が進みそうです。

通信・インターネット会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

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通信・インターネット業界の動向(2021年)

情報通信業とは

情報通信業界は伝送インフラ事業者、プラットフォーム事業者、コンテンツ事業者、通信端末事業者で構成されています。

業界の構成

  • 伝送インフラ事業者:固定通信事業者、移動体通信事業者、ケーブルテレビなど
  • プラットフォーム事業者:コンテンツ収集、コンテンツ提供、課金、認証など
  • コンテンツ事業者:ウェブ・モバイルコンテンツ音楽、映像、ゲームなど
  • 通信端末事業者:スマートフォン、タブレット、PCなど

通信事業

光回線などの固定通信と携帯電話などの移動通信に大別されます。NTTグループ、ソフトバンクグループ、KDDIグループの3強体制が続いてきましたが、携帯電話事業に楽天の参入が認められました。

NTTグループ(日本電信電話)

通信業界をリード。NTTドコモの完全子会社化を決定しました。

  • 従業員数:319,050人
  • 平均年齢:41歳
  • NTTドコモ:移動通信
  • NTT東日本・西日本:固定通信
  • NTTコミュニケーションズ:長距離通信
  • NTTデータ:システム設計構築

KDDI

総合通信事業。非通信事業の拡大を進めています。

  • 従業員数:44,952人
  • 平均年齢:43歳
  • au、沖縄セルラー、UQコミュニケーションズ:移動通信
  • 中部テレコミュニケーション:固定通信
  • ビッグローブ:プロバイダ、MVNO
  • ジュピターテレコム:ケーブルテレビ

ソフトバンクグループ

通信業界の重要な地位を確立。戦略的投資会社としての性格を強めています。

  • 従業員数:37,821人
  • 平均年齢:40歳
  • ソフトバンク:国内通信
  • スプリント:米移動通信
  • ヤフー:ポータルサイト、通販
  • アーム:英半導体設計

電力会社系の光回線

  • オプテージ
  • 中部テレコミュニケーション
  • QTnet
  • エネルギア・コミュニケーションズ
  • STNet

MVNO

仮想移動体通信事業者(MVNO)は、通信インフラをもつキャリアの回線を利用して、通信サービスを提供します。設備投資がいらない分、格安で提供できます。シンプルでわかりやすい料金プランが特徴です。

市場は急速に拡大し、高齢者などスマホ初心者にまで利用が広まっています。異業種の企業も相次ぎ参入し、価格競争は激化しました。

楽天

「楽天モバイル」自社回線を使ったキャリア事業を本格的に開始しました。MVNO事業も当面は併存。

  • 従業員数:20,053人
  • 平均年齢:34歳

インターネットイニシアティブ

「IIJmio」フルMVNOとしてサービスを開始。通信技術に強みがあります。

  • 従業員数:3,583人
  • 平均年齢:37歳

NTTコミュニケーションズ

「OCNモバイルONE」MVNOへのサービス提供や法人向け強みがあります。

  • 従業員数:5,700人

UQコミュニケーションズ

「UQモバイル」順調に契約者数を伸ばしています。KDDIに事業統合の予定。

  • 従業員数:507人

オプテージ

「mineo(マイネオ)」関西電力の100%子会社。ソフトバンク回線のサービスを開始しました。

  • 従業員数:2,588人

SNS・無料通信

インターネットで掲示板やブログ、音声通話、メッセージなどの通信サービスを提供。スマートフォンの普及とともに利用者を増やしています。

年齢層や用途に応じたすみわけが進み、若い世代ではインスタグラムなど写真や動画を投稿するサービスが人気です。国内のシェアはLINEが圧倒的です。

LINE

スマホ用アプリ。金融など新規事業に注力しています。ヤフーと経営統合へ。

  • 従業員数:7,913人
  • 平均年齢:35歳

海外SNSサービス

  • Facebook:世界最大のSNS
  • Twitter:短い文を投稿するSNS
  • インスタグラム:写真・動画を投稿するSNS
  • TikTok:動画を簡単に編集して投稿できるSNS

動画配信サービス

動画配信サービスは作品ごとに料金を支払う配信と、定額制による配信、広告収入などで運営する無料配信の3つに分けられます。

国内外で新サービスが増加し、放送局なども参入しています。定額配信市場は今後も拡大が見込まれています。

通信系サービス

  • dTV:NTTドコモが提供
  • ひかりTV:NTTぷららとアイキャストが提供
  • ビデオパス:KDDIが提供

ネット系サービス

  • ニコニコ動画:カドカワ傘下のドワンゴが運営する動画投稿サイト
  • GYAO!:ヤフー傘下の動画配信サービス
  • U-NEXT:映像のほか電子書籍の配信
  • Hulu:日本版は日本テレビが子会社で運営
  • LINEライブ:生中継動画サービス

テレビ系サービス

  • NHKオンデマンド
  • AbemaTV
  • Paravi(パラビ)

海外勢

  • ネットフリックス
  • Amazonプライム・ビデオ
  • YouTube

通信・インターネット回線の売上高ランキング

固定通信・移動体通信

順位企業名収入高(百万円)
1NTTドコモ4,840,849
2ソフトバンク3,746,305
3KDDI(au)2,005,691
4東日本電信電話1,740,600
5西日本電信電話1,462,300
6エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ1,392,000
7KDDI(固定通信)1,079,034
8UQコミュニケーションズ327,531
9ジュピターテレコム325,549
10オプテージ224,358
11中部テレコミュニケーション91,261
12QTnet57,355
13アルテリア・ネットワークス49,219
14楽天コミュニケーションズ47,401
15エネルギア・コミュニケーションズ41,864
16STNet39,243
17Coltテクノロジーサービス23,956
18東北インテリジェント通信23,110
19LINEモバイル11,060
20日本通信3,518

インターネットサービス

順位企業名収入高(百万円)
1KDDI5,080,353
2エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ1,392,000
3ジュピターテレコム325,549
4オプテージ224,358
5インターネットイニシアティブ192,430
6GMOインターネット185,177
7USEN-NEXT107,932
8ソニーネットワークコミュニケーションズ140,260
9ユニアデックス128,537
10ジェイコムウエスト125,077
11ビッグローブ102,661
12中部テレコミュニケーション92,261
13エヌ・ティ・ティエムイー64,414
14QTnet57,355
15TOKAIコミュニケーションズ54,454
16ニフティ50,338
17エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ45,289
18エネルギア・コミュニケーションズ41,864
19イッツ・コミュニケーションズ31,239
参考ソフトバンク3,746,305

(帝国データバンク『業界動向2020-Ⅰ』より)

通信・インターネット業界の採用市場

通信・インターネット業界の求人

業界では、次々と新しいWebサービスが登場し、開発競争は激化しています。エンジニアデザイナープランナー、マーケターなど、幅広い職種で新しい求人が出されています。

特に、サーバーサイドエンジニアのニーズが高く、スマートフォンアプリ開発エンジニアの求人も多くなっています。

通信業の給与

区分20~24歳25~29歳42.4歳(平均)
所定内労働時間151時間147時間145時間
残業13時間16時間13時間
月収254,900円301,000円419,200円
年間賞与等387,100円866,500円1,563,600円
年収3,445,900円4,478,500円6,594,000円

(厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」より)

通信・インターネット業界の転職支援

転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれます。

スキル重視の業界ですが、IT未経験からキャリアチェンジのチャンスもあります。

  • 独自・非公開の求人紹介
  • 専任のキャリアコンサルタント
  • 企業ごとの書類作成・面接対策など

専門の転職支援サービス

まとめ

通信会社・インターネット業界ではMVNOの存在などにより業界内のパワー・バランスが急速に変化しています。

商用化された5Gの普及は、新型コロナウイルスの影響もあり、サービスやビジネスでの活用はまだ限られてますが、中長期的にはあらゆる産業での活用が進むと見られています。

通信業界の業績ランキング(2020年)
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