内定が出てから退職するまでのステップ


応募企業から内定が出て、ひと安心。それでも転職活動はまだ終わりではありません。転職先への入社を正式に決めて、現在の会社を退職するまで、プレッシャーのかかる過程を着実に越えていく必要があります。

はじめての転職で押さえておきたい採用内定から退職までの重要ポイントをご紹介します。

採用内定から退職までのポイント

採用内定

採用の決定を応募者に知らせることを内定と呼んでいます。採用は、一般的に「募集」、「求職者の応募」、「採用選考」、「合否決定」、「採用通知書の送付」、「誓約書身元保証書の提出」という流れで行われます。

内定は、一般的に採用の決定により、就労の始期を両者で合意した日として、一定の解約権が留保されている労働契約が成立した状態を指しています。

内定の取消し

採用内定の取消しは労働契約の解約となり、会社都合による客観的に合理性のない内定取消しは無効とされます。一方、採用内定者からの取消、内定の辞退は、入社日の2週間前までであれば、自己都合退職と同様に自由に行うことができます。

雇用条件(労働条件)の確認

採用通知書(オファーレター)や労働条件通知書などの書面で、必ず雇用条件を確認します。入社してから思っていた条件と違うということにならないために、書面で落ち着いて確認してから受諾することが大切です。

✔契約期間・雇用形態

正社員であれば、通常、期間の定めがない雇用契約(労働契約)で、就業規則等に定年が定められています。

✔就業場所

勤務先が自分の認識と合っているかを確かめます。面接に行った場所や応募した部門ではなく、最初は全員が店舗に配属されるという可能性もあります。

✔業務内容

求人、面接時に説明された内容と違いがないかを確かめます。採用職種が違うなどは問題ですが、最初は営業を経験してから予定の配属先となる可能性もあります。疑問があれば、辞退する前に確認しましょう。

✔勤務形態

始業・終業時間、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇などが自分の認識と合っているかを確かめます。

✔給与

金額の決定、計算、支払の方法、支払時期、昇給についてなど自分の認識と合っているかを確かめます。基本給と手当の内容、特に固定残業手当、通勤手当などはよく確認しましょう。

✔入社日

在職中の場合には、現在の勤務先に退職の意思表示をして、退職日を決定しなければなりません。入社日に出社可能か最終的な確認が必要です。

✔試用期間

試用期間が設けられている場合には、試用期間の満了後に、本採用となります。試用期間は何ヵ月か、給与など諸条件に違いはないかなどを確かめます。試用期間は3~6ヵ月程度が一般的です。

内定の受諾と辞退

新卒採用の内定期間は長いですが、中途採用の内定から回答までの期間は1週間から10日程度です。第一志望ではない、複数応募している、という場合でも新卒のように長い猶予期間はありませんので、優先順位をつけて速やかに決断しましょう。

誓約書と身元保証書

採用内定通知を受諾し、入社する場合には、誓約書と身元保証書の提出が求められます。誓約書は規律などを守り、誠実に勤務することを会社に誓うものです。身元保証書は会社に損害を与えた場合に、身元保証人がその損害の賠償を約束する書面です。

会社には誓約書の提出を求めることは認められていて、社員は誓約書の内容を守る義務が生じます。

退職の準備

在職中の場合、現在の勤務先に退職の意思表示をすると、上司に強く引き留められたり、給与や待遇アップの提案があるかもしれません。しかし、そこで翻すのは将来的にみて得策ではありません。

一度辞めようとした事実は残ってしまい、後ろめたさや居心地の悪さが続く可能性があります。基本的には後戻りできないと覚悟してから、行動に移しましょう。

円満退社のための退職願の提出方法
転職先が決まって、職場に退職を申し出るのは、プレッシャーやストレスに感じる人も多い局面です。苦痛に感じても転職活動では避けては通れない道。上手に退職する方法を知っておきましょう。

引継ぎ・取引先への挨拶

最低でも1ヵ月、できれば2~3ヵ月余裕を持って引継ぎ期間をみておくとよいでしょう。辞めるからといっても、退職時にトラブルになるのは賢明ではありません。転職した後も、前の会社のネットワークを活かせることが、中途採用の強みになります。

円満に退職することは、その後のキャリアのためにも必要最低限のマナーです。転職先の会社に入社して落ち着いた頃に、挨拶メールを送るのもいいでしょう。培った人脈はこれから先も財産です。

準備・リフレッシュ

退職まで忙しく、落ち着かない期間を過ごすことが予想されます。転職先に入社した後もしばらくは緊張の日々が続きます。入社前にリフレッシュしたり、体調を整えておくことも大切な準備としてのステップです。

転職先での最初の印象は強く残りますので、人間関係は特に配慮して、自分から溶け込むことを心がけましょう。入社から1週間は、欠勤や遅刻をしないよう体調管理も重要です。

まとめ

転職活動はスムーズだったのに、内定が出て、オファーを受けた後の方が大変ということはよくあることです。内定が出ても気を抜かずに、着実にステップを進めましょう。

□転職は将来的なキャリアアップにつながりますか?
□転職先の会社や仕事は自分に合っていますか?
□今の会社を円満に退職できる状況ですか?
□本気で転職する気持ちになっていますか?
□家族への相談は必要ないですか?

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