住宅設備メーカーの転職業界研究


国内の新設住宅着工数が減少する一方で堅調に推移するリフォーム市場。住宅設備は修繕だけでなく、付加価値の高い製品の需要が伸びるとみられています。

住宅設備メーカーの転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

住宅設備業界の最新動向(2019年)

住宅設備業界

住設機器やサッシは製品を地域の工務店や販売代理店を通して供給します。販売網とショールームが営業力に大きく影響します。

住宅設備業界は国内市場が厳しい環境のなか、リフォームと海外事業を強化する動きが活発です。海外市場の開拓が成長のカギとなり、リフォーム市場は激戦となりそうです。

住設機器・建材

  • 総合住設
  • サッシ・ガラス
  • キッチン・給湯
  • 衛生陶器・バス
  • シャッター
  • 住宅資材など

総合住設

大手による統合や提携で、寡占化が進んでいます。各社は新分野や海外展開に注力しています。

LIXILグループ

住宅設備機器の国内最大手。建材、水回り設備などの製造販売のほか、ホームセンターなど流通も手掛けています。M&Aで海外事業を積極的に拡大しています。

  • 従業員数:61,140人
  • 平均年齢:44歳

パナソニック

パナソニックの社内分社で旧松下電工の住設建材事業を継承。内装建材に強みがあります。

  • 従業員数:274,143人
  • 平均年齢:46歳

水回り事業

水回り事業は堅調で、リフォーム分野や海外事業の強化を進めています。

TOTO

節水トイレや温水洗浄便座で世界をリード。

  • 従業員数:32,428人
  • 平均年齢:44歳

リンナイ

ガス器具の最大手。給湯機、厨房機器が主力です。

  • 従業員数:10,571人
  • 平均年齢:37歳

ノーリツ

ガス給湯器大手。

  • 従業員数:8,815人
  • 平均年齢:43歳

タカラスタンダード

システムキッチン、バスを販売。ホーロー製品に強みがあります。

  • 従業員数:6,121人
  • 平均年齢:39歳

クリナップ

キッチン、バス、洗面化粧台を展開。ステンレス製キッチンに強みがあります。

  • 従業員数:3,571人
  • 平均年齢:40歳

ハウジング事業

国内市場の伸び悩みから海外展開を加速し、M&Aも活発に行われています。

YKK AP

YKKグループの建材会社。東南アジアなどで高級市場の開拓に力を入れています。

  • 従業員数:16,500人

三協立山

三協アルミと立山アルミが統合。非建築分野を強化しています。

  • 従業員数:11,212人
  • 平均年齢:45歳

三和ホールディングス

シャッター最大手。海外事業の拡大に力を入れています。

  • 従業員数:9,643人
  • 平均年齢:45歳

文化シヤッター

シャッター2位。メンテナンス事業を育成しています。

  • 従業員数:4,478人
  • 平均年齢:43歳

大建工業

床材や内装材、ドアなどを展開。非住宅分野を強化しています。

  • 従業員数:3,073人
  • 平均年齢:41歳

東洋シヤッター

シャッターやドアを展開。商業施設やビル向けが中心です。

  • 従業員数:547人
  • 平均年齢:41歳

不二サッシ

アルミサッシ、カーテンウォールの草分け。ビル向けが中心です。

  • 従業員数:2,948人

住宅設備業界の売上高ランキング

住宅設備機器製造

順位 企業名 売上高(百万円)
1 LIXILグループ 1,664,817
2 TOTO 592,301
3 パロマ 423,436
4 YKK AP 356,204
5 リンナイ 347,071
6 三協立山 320,817
7 ノーリツ 214,648
8 タカラスタンダード 188,403
9 三和シヤッター工業 187,388
10 大建工業 170,581
11 文化シヤッター 155,515
12 クリナップ 107,386
13 不二サッシ 98,137
14 パナソニックエコソリューションズ住宅設備 84,950
15 コロナ 82,115
16 永大産業 66,977
17 TOTOバスクリエイト 62,343
18 岡部 60,917
19 デザインアーク 55,006
20 ハウステック 47,279

(帝国データバンク『業界動向2019-Ⅰ』より)

住宅設備業界の採用市場

住宅設備業界の求人・転職

海外やリフォーム市場を開拓し、成長を目指している住宅設備業界では、新しいアイディアやグローバルな視点を持つ人材が求められています。

金属製品製造業の給与

区分 20~24歳 25~29歳 42.8歳(平均)
所定内労働時間 171時間 170時間 171時間
残業 21時間 21時間 17時間
月収 222,900円 256,600円 303,700円
年間賞与等 413,000円 660,600円 792,100円
年収 3,087,800円 3,739,800円 4,436,500円

(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より)

住宅設備業界で役立つ資格

住宅設備業界では、顧客のニーズに対応できる専門家が求められるようになっています。

インテリアコーディネーター

インテリアを選択、配置して住空間をトータルコーディネートする専門家です。住宅設備などインテリアに関する幅広い商品知識が必要です。

インテリアプランナー

インテリア空間を企画、設計、工事監理するスペシャリストです。インテリアコーディネーターに比べると建築の要素が強い資格です。

キッチンスペシャリスト

キッチン空間を提案する専門家です。設備機器、ガス、電気、水道などの安全対策や建築構造などについての法律、技術的な知識が必要になります。

カラーコーディネーター

住宅や店舗におけるインテリアの色彩や配色などについて、企画の提案やアドバイスに色の知識や技能を活用できます。

カラーコーディネーターと色彩検定の違い(取り方・選び方)
カラーコーディネーター検定試験と色彩検定は、どちらも色彩について専門的に学べる資格です。どちらを取得すればよいのでしょうか。それぞれの資格について、試験内容、勉強法(テキスト・講座)をご紹介します。

まとめ

住宅設備市場は新築減少による厳しい環境が予想されるなか、中古住宅の流通とリフォーム市場の拡大で増収を目指しています。デザイン性の重視など顧客のニーズに対応した製品の需要は伸びる見通しです。

転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2020年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2019年度の主要業界天気図を一覧にしました。
リフォーム会社の転職業界研究
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