住宅設備機器の業界研究


国内の新設住宅着工数が減少する一方で堅調に推移するリフォーム市場。住宅設備は修繕だけでなく、付加価値の高い製品の需要が伸びるとみられています。

住宅設備メーカーの転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

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住宅設備業界の最新動向(2020年)

住宅設備業界

住設機器やサッシは製品を地域の工務店や販売代理店を通して供給します。販売網とショールームが営業力に大きく影響します。

住宅設備業界は国内市場が厳しい環境のなか、リフォームと海外事業を強化する動きが活発です。海外市場の開拓が成長のカギとなり、リフォーム市場は激戦となりそうです。

住設機器・建材

  • 総合住設
  • サッシ・ガラス
  • キッチン・給湯
  • 衛生陶器・バス
  • シャッター
  • 住宅資材など

総合住設

大手による統合や提携で、寡占化が進んでいます。各社は新分野や海外展開に注力しています。

LIXILグループ

住宅設備機器の国内最大手。建材、水回り設備などの製造販売のほか、ホームセンターなど流通も手掛けています。首脳人事を巡る混乱で注目を集めました。

  • 従業員数:62,940人
  • 平均年齢:43歳

パナソニック

パナソニックの社内分社で旧松下電工の住設建材事業を継承。内装建材に強みがあります。

  • 従業員数:271,869人
  • 平均年齢:46歳

住宅設備

住宅の新規需要は減少傾向で、リフォーム分野や海外事業の強化を進めています。

TOTO

節水トイレや温水洗浄便座で世界をリード。

  • 従業員数:33,431人
  • 平均年齢:44歳

リンナイ

ガス器具の最大手。給湯機、厨房機器が主力です。

  • 従業員数:10,613人
  • 平均年齢:38歳

ノーリツ

ガス給湯器大手。海外展開に力を入れています。

  • 従業員数:8,815人
  • 平均年齢:43歳

タカラスタンダード

システムキッチン、バスを販売。ホーロー製品に強みがあります。

  • 従業員数:6,186人
  • 平均年齢:39歳

クリナップ

キッチン、バス、洗面化粧台を展開。ステンレス製キッチンに強みがあります。

  • 従業員数:3,518人
  • 平均年齢:40歳

サッシ・シャッター

国内市場の伸び悩みから海外展開を加速し、M&Aも活発に行われています。

YKK AP

YKKグループの建材会社。東南アジアなどで高級市場の開拓に力を入れています。

  • 従業員数:16,400人

三協立山

三協アルミと立山アルミが統合。非建築分野を強化しています。

  • 従業員数:11,248人
  • 平均年齢:45歳

不二サッシ

アルミサッシ、カーテンウォールの草分け。ビル向けが中心です。

  • 従業員数:3,002人
  • 平均年齢:45歳

三和ホールディングス

シャッター最大手。海外事業の拡大に力を入れています。

  • 従業員数:10,151人
  • 平均年齢:45歳

文化シヤッター

シャッター2位。メンテナンス事業を育成しています。

  • 従業員数:4,639人
  • 平均年齢:43歳

東洋シヤッター

シャッターやドアを展開。商業施設やビル向けが中心です。

  • 従業員数:531人
  • 平均年齢:42歳

建材

建材業界では、国内市場の伸び悩みから他分野の成長を模索する動きが見られます。

大建工業

床材や内装材、ドアなどを展開。非住宅分野を強化しています。

  • 従業員数:3,287人
  • 平均年齢:41歳

建材メーカー

  • ノダ
  • ウッドワン

住宅設備業界の売上高ランキング

住宅設備機器製造

順位企業名売上高(百万円)
1LIXILグループ1,664,817
2TOTO592,301
3パロマ423,436
4YKK AP356,204
5リンナイ347,071
6三協立山320,817
7ノーリツ214,648
8タカラスタンダード188,403
9三和シヤッター工業187,388
10大建工業170,581
11文化シヤッター155,515
12クリナップ107,386
13不二サッシ98,137
14パナソニックエコソリューションズ住宅設備84,950
15コロナ82,115
16永大産業66,977
17TOTOバスクリエイト62,343
18岡部60,917
19デザインアーク55,006
20ハウステック47,279

(帝国データバンク『業界動向2019-Ⅰ』より)

住宅設備業界の採用市場

住宅設備業界の求人・転職

海外やリフォーム市場を開拓し、成長を目指している住宅設備業界では、新しいアイディアやグローバルな視点を持つ人材が求められています。

金属製品製造業の給与

区分20~24歳25~29歳43.3歳(平均)
所定内労働時間172時間171時間171時間
残業22時間24時間19時間
月収225,100円258,700円307,000円
年間賞与等476,600円591,000円753,300円
年収3,177,800円3,695,400円4,437,300円

(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より)

住宅設備業界で役立つ資格

住宅設備業界では、顧客のニーズに対応できる専門家が求められるようになっています。

インテリアコーディネーター

インテリアを選択、配置して住空間をトータルコーディネートする専門家です。住宅設備などインテリアに関する幅広い商品知識が必要です。

インテリアプランナー

インテリア空間を企画、設計、工事監理するスペシャリストです。インテリアコーディネーターに比べると建築の要素が強い資格です。

キッチンスペシャリスト

キッチン空間を提案する専門家です。設備機器、ガス、電気、水道などの安全対策や建築構造などについての法律、技術的な知識が必要になります。

カラーコーディネーター

住宅や店舗におけるインテリアの色彩や配色などについて、企画の提案やアドバイスに色の知識や技能を活用できます。

インテリア・リフォーム業界で有利なおすすめ資格
住宅は機能性とともに、インテリアやリフォームなど快適な住環境づくりに注目が集まるようになっています。多様なニーズに対応するために専門家のニーズが高まり、活躍の場も広がっています。

まとめ

住宅設備市場は新築減少による厳しい環境が予想されるなか、中古住宅の流通とリフォーム市場の拡大で増収を目指しています。デザイン性の重視など顧客のニーズに対応した製品の需要は伸びる見通しです。

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