住宅設備機器の業界研究


住宅設備機器業界は、新設住宅着工戸数の増減に左右されます。

国内の新設住宅着工戸数が減少する一方で、リフォーム市場は堅調に推移しています。

住宅設備機器は修繕だけでなく、付加価値の高い製品の需要が伸びるとみられています。

住宅設備機器の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

住宅設備機器業界の最新動向(2022年)

住宅設備機器業界

住宅設備機器業界では、2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、東洋エクステリアが統合し、LIXILグループ(現LIXIL)が発足しました。

住設各社による統合や提携で、寡占化が進んでいます。

住宅設備機器や建材は、製品を地域の工務店や販売代理店を通して供給していますので、販売網とショールームが営業力に大きく影響します。

住宅設備機器業界は国内市場が厳しい環境のなか、リフォームと海外事業を強化する動きが活発です。

スマートホームなどの新しい分野への取り組みにも力を入れています。

住設機器・建材

  • 総合住設
  • キッチン・給湯
  • 衛生陶器・バス
  • サッシ・ガラス
  • シャッター
  • 住宅資材など

総合住設メーカー

大手による統合や提携で、寡占化が進んでいます。

各社は新分野や海外展開に注力しています。

LIXILグループ

国内最大手。

住宅設備機器・建材の総合メーカーです。

水回り設備・建材などの製造販売のほか、ホームセンターなど流通も手掛けています。

  • 従業員数:51,879人
  • 平均年齢:45歳

パナソニック

パナソニックの社内分社で旧松下電工の住設建材事業を継承。

システムキッチン、内装建材などに強みがあります。

  • 従業員数:243,540人
  • 平均年齢:46歳

住宅設備

住宅の新規需要は減少傾向で、リフォーム分野や海外事業の強化を進めています。

TOTO

衛生陶器首位。

節水トイレや温水洗浄便座で世界をリードしています。

  • 従業員数:33,800人
  • 平均年齢:44歳

タカラスタンダード

システムキッチン大手。

ホーロー製品に強みがあります。

  • 従業員数:6,278人
  • 平均年齢:40歳

クリナップ

キッチン、バス、洗面化粧台を展開。

ステンレス製キッチンに強みがあります。

  • 従業員数:3,454人
  • 平均年齢:40歳

リンナイ

ガス器具の最大手。

給湯機、厨房機器が主力です。

  • 従業員数:10,386人
  • 平均年齢:38歳

ノーリツ

ガス給湯器大手。

海外展開に力を入れています。

  • 従業員数:6,995人
  • 平均年齢:42歳

パロマ

ガス給湯器・厨房機器大手。

海外にも多数の拠点があります。

  • 従業員数:13,647人

サッシ・シャッター

国内市場の伸び悩みから海外展開を加速し、M&Aも活発に行われています。

YKK AP

YKKグループの建材会社。

東南アジアなどで高級市場の開拓に力を入れています。

  • 従業員数:12,389人

三協立山

三協アルミと立山アルミが統合。

非建築分野を強化しています。

  • 従業員数:10,634人
  • 平均年齢:45歳

不二サッシ

アルミサッシ、カーテンウォールの草分け。

ビル向けが中心です。

  • 従業員数:3,055人
  • 平均年齢:45歳

三和ホールディングス

シャッター最大手。

海外事業の拡大に力を入れています。

  • 従業員数:11,540人
  • 平均年齢:46歳

文化シヤッター

シャッター2位。

メンテナンス事業を育成しています。

  • 従業員数:4,764人
  • 平均年齢:44歳

東洋シヤッター

シャッターやドアを展開。

商業施設やビル向けが中心です。

  • 従業員数:562人
  • 平均年齢:42歳

建材

建材業界では、国内市場の伸び悩みから他分野の成長を模索する動きが見られます。

大建工業

床材や内装材、ドアなどを展開。

非住宅分野を強化しています。

  • 従業員数:3,852人
  • 平均年齢:42歳

住友林業

ハウスメーカー

木材建材事業においても有力です。

  • 従業員数:20,562人
  • 平均年齢:43歳

建材メーカー

  • アイカ工業
  • タキロンシーアイ
  • ニチハ
  • 吉野石膏

住宅設備機器業界の売上高ランキング

住宅設備機器製造

順位企業名売上高(百万円)
1LIXIL1,378,255
2TOTO580,935
3パロマ478,674
4YKK AP345,483
5リンナイ344,364
6三協立山313,691
7三和シヤッター工業199,443
8大建工業199,210
9タカラスタンダード192,172
10ノーリツ183,859
11文化シヤッター173,143
12クリナップ104,185
13不二サッシ92,396
14コロナ82,169
15パナソニック住宅設備74,721
16岡部63,127
17TOTOバスクリエイト61,326
18JFE建材57,930
19永大産業55,814
20デザインアーク46,198

(帝国データバンク『業界動向2022-Ⅰ』より)

住宅設備機器業界の採用市場

住宅設備機器業界で役立つ資格

住宅設備機器業界では、顧客のニーズに対応できる専門家が求められるようになっています。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターはインテリアを選択、配置して住空間をトータルコーディネートする専門家です。

住宅設備などインテリアに関する幅広い商品知識が必要です。

インテリアプランナー

インテリアプランナーはインテリア空間を企画、設計、工事監理するスペシャリストです。

インテリアコーディネーターに比べると建築の要素が強い資格です。

キッチンスペシャリスト

キッチンスペシャリストはキッチン空間を提案する専門家です。

設備機器、ガス、電気、水道などの安全対策や建築構造などについての法律、技術的な知識が必要になります。

カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは住宅や店舗におけるインテリアの色彩や配色などについて、企画の提案やアドバイスに色の知識や技能を活用できます。

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは高齢者や障がい者の居住空間を提案するための公的資格です。

リフォームやバリアフリー改装が増加するなかで期待される資格です。

インテリア・リフォーム業界で有利なおすすめ資格
住宅はインテリアやリフォームなど快適な住環境づくりに注目が集まるようになっています。多様なニーズに対応できる専門家のニーズが高まり、活躍の場も広がっています。

住宅設備機器業界の求人・転職

海外やリフォーム市場を開拓し、成長を目指している住宅設備機器業界では、新しいアイディアやグローバルな視点を持つ人材が求められています。

TOEICテスト対策など英語でのコミュニケーション力を磨いておくことも重要になります。

住宅設備(金属製品製造業)の給与

区分20~24歳25~29歳43.5歳(平均)
所定内労働時間167時間166時間168時間
残業9時間10時間8時間
月収211,500円236,700円298,200円
年間賞与等449,300円601,700円824,800円
年収2,987,300円3,442,100円4,403,200円

(厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」より)

20代の転職活動

転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーの転職サポートを無料で受けることができます。

非公開・独自案件の求人紹介だけでなく、専任のキャリアアドバイザーによる企業ごとの書類作成や面接対策などのサポートで、選考通過率のアップが期待できます。

キャリアごとの転職支援サービス

まとめ

住宅設備機器市場は新築減少による厳しい環境が予想されるなか、中古住宅の流通とリフォーム市場の拡大で増収を目指しています。

テレワークやリモートワークなど新しい生活スタイルのニーズに対応した製品の需要は伸びる見通しです。

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