スポーツ用品の業界研究


スポーツ用品は、健康への意識の高まりから市場を拡大してきました。

社員の健康が企業の業績向上につながるという考えのもと、健康経営に取り組む企業が増えたり、東京オリンピックの開催など、全体的にスポーツへの関心は高まっています。

スポーツ用品会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

スポーツ用品業界の最新動向(2022年)

スポーツ用品業界

スポーツ用品業界は、スポーツ用品類を製造・販売するメーカーや卸売業、ウエアや道具などスポーツ用品を揃えて販売する専門店などの小売業で構成されています。

総合スポーツメーカーは自社ブランドの商品を様々な競技で展開したり、海外有力ブランドからライセンス提供を受けて、国内や東アジア地域などで商品を展開しています。

スポーツ専門店はスポーツ用品だけでなく、フットサルコートやゴルフクラブの試し打ちができるスペースを設ける店舗が増えています。

スポーツ用品市場はランニングやスニーカーブームによるスポーツシューズの人気が高く、成長軌道です。

トレーニングウエアやリュックサックなどスポーツ用品を日常的に着用するファッションも広がっています。

コロナ禍でのイベント中止や延期によるダメージは大きいものの、アウトドア関連は堅調です。

世界のスポーツ用品メーカー

  • ナイキ(米)
  • アディダス(独)
  • デカトロン(仏)
  • プーマ(独)
  • ニューバランス(米)
  • アンダーアーマー(米)

スポーツ用品メーカー

スポーツ用品会社のほとんどは自社で製品を製造しているメーカーです。

メーカー各社は新興国市場への展開などグローバル化を進めています。

スポーツ用品はメーカーも小売りも新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で大きな打撃を受けました。

一方で、テレワークの普及により自宅で使えるスポーツ用品やスポーツウェアなどの需要は高まっています。

アシックス

国内最大手。競技用シューズが中心の総合スポーツ用品メーカーです。

グローバル展開を強化しています。

  • 従業員数:8,904人
  • 平均年齢:40歳

ミズノ

野球、競泳、ゴルフなどのウェア、シューズを展開しています。

技術開発にも積極的です。

  • 従業員数:3,855人
  • 平均年齢:42歳

デサント

スポーツウェア専門メーカー。

自社ブランドのほか「ルコック スポルティフ」などを展開しています。

  • 従業員数:3,148人
  • 平均年齢:42歳

ゴールドウィン

スポーツウェア中心。

「エレッセ」「ザ・ノース・フェイス」などのブランドがあります。

  • 従業員数:1,424人
  • 平均年齢:44歳

ヨネックス

テニス用品やバドミントン用品が主力。

中国市場が拡大しています。

  • 従業員数:1,785人
  • 平均年齢:40歳

スポーツ用品卸売業

少子化でスポーツ競技人口が減少するなか、球技系は頭打ちの状態となっています。

エスエスケイ

スポーツ用品卸大手。

野球、サッカー用品など自社製品も製造しています。

  • 従業員数:560人

ゼット

卸のほか自社製造の野球用品、トレーニングウエアを展開しています。

  • 従業員数:566人
  • 平均年齢:45歳

スポーツ用品小売業

スポーツウェアを日常生活で着用するファッションスタイルの定着により堅調。

EC対応により市場拡大を図っています。

アルペン

小売大手。「アルペン」「スポーツデポ」などを運営しています。

新業態の店舗を積極的に出店しています。

  • 従業員数:3,294人
  • 平均年齢:42歳

ゼビオホールディングス

「ゼビオ」「ヴィクトリア」などを運営。

アウトドア売り場を拡充しています。

  • 従業員数:2,689人
  • 平均年齢:55歳

ヒマラヤ

中部地盤に全国展開。

自社ブランドにも力を入れています。

  • 従業員数:681人
  • 平均年齢:38歳

ゴルフ関連

ゴルフ人口は減少傾向でしたが、密を避けて運動できることで需要が増えました。

フィットネスへの参入やモバイル向けサービスの強化など、新たな動きも出ています。

住友ゴム工業

ゴルフ、テニス用品メーカー。

「ダンロップ」「ゼクシオ」「スリクソン」などを展開しています。

  • 従業員数:39,298人
  • 平均年齢:40歳

ブリヂストンスポーツ

ブリヂストンの子会社。

「ツアーステージ」「ファイズ」などを展開しています。

ゴルフダイジェスト・オンライン

ゴルフ用品やゴルフ場予約サイトを運営。

海外事業に力を入れています。

  • 従業員数:1,081人
  • 平均年齢:35歳

ゴルフ用品

  • ヤマハ:ゴルフ用品、試打クラブレンタル
  • ゴルフ・ドゥ:中古ゴルフ用品中心
  • グローブライド:ゴルフクラブ大手
  • テーラーメイド ゴルフ:ゴルフクラブ大手
  • キャロウェイ ゴルフ:ゴルフクラブ、ゴルフボール
  • マジェスティゴルフ:高級品主力の老舗

スポーツ用品業界の売上高ランキング

スポーツ用品製造・卸売業

順位企業名売上高(百万円)
1アシックス328,784
2美津濃(ミズノ)150,419
3アディダスジャパン120,000
4グローブライド100,304
5デサント96,862
6ゴールドウイン90,479
7ヨネックス51,554
8エスエスケイ43,160
9ゼット37,611
10モルテン36,572
11ドーム33,734
12ムーンスター32,023
13プーマジャパン32,000
14モンベル27,057
15ダンロップスポーツマーケティング22,056
16キャロウェイゴルフ17,088
17ブリヂストンスポーツ14,238
18イモト14,191
19アメアスポーツジャパン13,908
参考住友ゴム工業790,817

スポーツ用品小売業

順位企業名売上高(百万円)
1アルペン217,943
2ゼビオホールディングス202,438
3メガスポーツ60,546
4ヒマラヤ57,721
5ベルカデイア46,240
6ゴルフダイジェスト・オンライン33,690
7ヴィクトリア33,006
8ムラサキスポーツ31,607
9タカミヤ30,800
10上州屋25,840
11ワールドスポーツ21,000
12つるや20,288
13かめや釣具15,548
14二木ゴルフ13,454
15イシグロ11,138
16アサヒレジャー10,532
17好日山荘9,704
18カムイ7,640
19加茂商事6,252
20シラトリ5,300

(帝国データバンク『業界動向2022-Ⅰ』より)

スポーツ用品業界の採用市場

スポーツ用品業界の求人・転職

スポーツ用品業界では、多くの企業で海外市場での販売力強化や新商品開発に注力する動きが見られるようになっています。

高いモチベーションで変化に対応していく人材が求められます。

スポーツ経験は就職の条件ではありませんが、スポーツ経験が活かされることもあり、多くのスポーツ経験者が営業職などで活躍しています。

20代の転職活動

転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーの転職サポートを無料で受けることができます。

非公開・好条件の求人紹介だけでなく、専任のキャリアアドバイザーによる企業に応じた書類作成や面接対策などのサポートで、選考通過率アップの可能性が高まります。

キャリアごとの転職支援

まとめ

スポーツイベントでは、新型コロナの感染リスクを抑え、デジタル技術を用いた試合観戦など新しい取り組みが進められています。

スポーツ用品業界は、新しいライフスタイルに適応した取り組みにより、需要増加を目指しています。

スポーツ業界で有利なおすすめ資格
スポーツへの関心や健康志向の意識が高まり、スポーツ業界は成長を続けています。人々のスポーツに対する価値観は多様化し、新しい時代のスポーツ指導者が必要とされるようになっています。
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