副業をしてみたいけれど、
「何ができるかわからない」
「探す時間がない」
という人にとって、いろいろな仕事を探したり、提案を受けられるマッチングサービスはとても便利です。
副業探しにおすすめのマッチングサービスについてご紹介します。
マッチングサービスの使い方
お仕事のマッチングサービス
マッチングサービスでは、仕事を依頼する企業や人と仕事を探したい人をつなぐサービスを提供しています。
マッチングサービスのWebサイトから会員登録すると、さまざまな仕事を探したり、提案を受けたりすることができるようになります。
マッチングサービスを利用して、副業を探す人が増えています。
スキルに自信がある人はもちろんですが、自分の経験や趣味、特技をどのように副業に活かせるかわからない人にとっても有効です。
基本的に仲介手数料が必要となりますが、はじめて副業を探す人にはとても便利なサービスといえます。
サービスのメリット
- 多くの種類の仕事がある
- 集客の必要がない
- 時間のない人でも利用しやすい
スキルマーケット系
スキルマーケットは、自分の特技やスキルなど得意なことをサービスとして出品し、仕事を依頼したい人からオファーを受けるマッチングサービスです。
自分の得意なことで誰かの役に立ったり、やりがいを感じたい人におすすめです。
スキルマーケット系サイト
ココナラはスキルマーケット系の代表的なサイトです。
イラスト作成や動画編集、ビジネスから悩みの相談まで自分の得意を何でも出品できます。
無料で出品でき、多くのユーザーがいるので、イチから集客する必要はありません。
- 制作系
・似顔絵、イラスト
・デザイン作成
・Webサイト制作 - 相談系
・占い
・メイク、ファッション
・健康法、トレーニング など
クラウドソーシング系
クラウドソーシングは、企業などの発注者が不特定多数の人に業務を委託するマッチングサービスです。
案件ごとに報酬が決められていて、小さい単位から取り引きができるので、フリーランスや副業の仕事探しで多くの人が利用しています。
クラウドソーシング系サイト
クラウドソーシング系のマッチングサービスには、総合型のサイトから専門性やスキルに特化したサイトもあります。
まずは自分の経験やスキルをどのように活かせるか検討してみたいという人は、クラウドワークスのような総合型サイトに登録してみるのがよいでしょう。
エージェント系
エージェントが求人情報や案件を紹介してくれるサービスです。
エンジニアやデザイナーなどIT系の案件が多く、専門性やスキルを活かすことができます。
ITエンジニアやクリエイターの経験や資格がある人は、積極的に活用することをおすすめします。
エージェント系サイト
副業からフリーランスまでIT専門エージェントが求人情報や案件紹介のサービスを提供しています。
高額な案件も豊富に保有しています。
マッチングサービスを利用する流れ(例)
マッチングサービスを利用するには、Webサイトに登録することが必要となります。
登録
マッチングサービスのWebサイトから会員登録をします。
メールアドレスがあれば無料で登録できます。
プロフィールの設定
基本的な情報以外に職歴やアピールできるスキルなどの情報を登録します。
仕事を選ぶ
マッチングサービスのサイトに掲載されている仕事から自分がやりたい仕事を選び、応募します。
複数応募することも可能です。
仕事の決定
応募した仕事に採用されたら、依頼の内容に沿って、作業を進めます。
指定された納品日までに作業を完了して、納品します。
修正の対応
納品の内容について修正の依頼などがあれば対応します。
報酬の入金
納品の内容について確認が完了すると、指定した口座に報酬が振り込まれます。
副業の確定申告
確定申告が必要になるケース
副業で収入を得ると個人で確定申告が必要になる場合があります。
会社員で副業をしていて、所得金額が20万円を超える場合は確定申告を行う必要があります。
本業の収入と副業の収入から必要経費を引いた額が年間所得になります。
本業だけでなく、副業も給与所得(アルバイトや派遣など)の場合は、本業と副業の給与所得から、所得控除を差し引いて課税所得を計算します。
会社員で確定申告が必要な人
- 各種の所得金額が20万円を超える人
- 給与の年間収入金額が2000万円を超える人
- 同族会社の役員や親族
- 災害減免法に該当する人
- 源泉徴収義務のないところから給与を受けている人
- 退職所得の金額
確定申告に必要なもの
確定申告には、所得の計算に必要となる資料や書類を保管しておかなければなりません。
所得を計算するために必要なもの
- 通帳
- 請求書
- 取引明細書
- 領収書
- カードの利用明細書 など
控除金額を計算するために必要なもの
- 社会保険料、生命保険料、地震保険料などの控除証明書
- 医療費の領収書
- 寄付金の受領証 など
申告書の作成
申告書の作成には、e-Taxを利用したり、会計ソフトで作成する方法、Excelで作成する方法などがあります。
e-Tax
国税庁がインターネット上で行う国税電子申告、納税システムです。
無料で利用でき、いつでも申告できるます。
青色申告と白色申告
確定申告には、青色申告と白色申告という方法があります。
青色申告は手続きや会計処理の手間はかかりますが、所得税等の計算で納税者に有利になります。
白色申告は、納税者が有利となるような特例はありませんが、手続きや会計処理の手間が少なくてすみます。
確定申告をしなかった場合
副業で収入を得て、確定申告をする必要のなる人が申告しなかった場合には、税務調査が行われることがあります。
無申告加算税
確定申告書を期限までに提出しなかった場合に発生します。
会社とのトラブル
副業を解禁する会社が増えていますが、禁止している会社も多くあります。
確定申告をすることで、副業が会社に知られる可能性はあります。
副業を禁止している会社に、副業をしていることが知られてしまったら懲戒処分も考えられます。
副業をはじめる前に就業規則をよく確認しておきましょう。
就業規則
就業規則は、社員が守らなければならない会社のルールです。
副業について、禁止や許可制など規定されていることがあります。
営業上の秘密や機密漏洩の危険性がある副業は認められません。
会社の懲戒処分には軽いものから重いものまでありますが、会社に重大な損失を与えたような場合には、懲戒解雇となる可能性もあります。
- 減給処分
- 降格処分
- 出勤停止
- 懲戒解雇
副業の働き方
副業を認めている会社では、副業の経験が本業にプラスになることを期待しています。
本業に悪影響を及ぼさないような働き方を心掛けましょう。
- 本業を優先する
- 本業に迷惑はかけない
- スキルアップする
- 新たな人脈をつくる
- 視野を広げる
まとめ
マッチングサイトは、はじめての人でも気軽に副業をスタートできる便利なサービスです。
スキルや得意なことがある人だけでなく、趣味や好きなことを活かしたい人、何ができるかわからない人にも最初の一歩を踏み出すきっかけをつくってくれるでしょう。
迷っているのであれば、まずはサイトに登録して、どのような仕事があるか、自分がしたいと思える仕事があるか、いろいろ探してみることをおすすめします。
【参考】
・厚生労働省「副業・兼業」
・国税庁ウェブサイト
・各サービス提供企業サイト