転職面接で採用される人と不採用になる人には理由があります。はじめての転職では、自分では気づいていないかもしれない面接のタブーを理解しておくことが大切です。
転職面接でありがちな失敗やしてはいけないNG例をご紹介します。
はじめての転職・採用面接NG集
面接の準備不足
面接の準備不足は面接官にはすぐに伝わります。ぶっつけ本番ではうまくきません。想定される質問にスムーズに答えられるか、一度は声に出して、練習しておくことが大切です。
応募書類の不備や不一致
採用面接の主な目的は事前に提出された書類に記載された内容を実際に会って確認することです。
職務経歴書と面接の回答にギャップがあるのは、スペック不足もオーバースペックも問題です。
応募企業に提出した内容を見直して、採用基準に合致した回答ができるように準備しましょう。
面接日の遅刻や日程変更
面接日の遅刻は1分でも遅刻には変わりありません。交通機関等の事情で遅刻しそうなときは面接開始5分前には電話連絡を入れましょう。
遅刻は厳禁ですが、10分以上早い訪問も問題です。面接官や会議室の予定があり、迷惑になる場合があります。受付に5分前くらいに行くのがよいでしょう。
社会人らしくない面接態度
転職面接では新卒採用の感覚のまま、会社を選んでいるような言動では、評価されません。
応募企業への思いは回答や態度から伝わりますので、転職面接では、入社を前提に話をして、第一志望の企業ではなくても第一志望だという気持ちで臨むことが大切です。
要領を得ない面接トーク
どのような職種の面接でも理解力、コミュニケーション能力は重要な選考ポイントです。
会話のキャッチボールができなかったり、ひとりよがりの話をする人は入社しても職場で同じことになると敬遠されます。
ネガティブな転職理由
多くの人が前職に何等かの不満があって転職を決めるのですが、実際に応募するときには前向きな理由に転換できていることが大切です。
前職での不満は次の職場でも同じような不満につながる可能性が高いと判断されますので、ネガティブな理由にすることは避けましょう。
意欲が感じられない志望動機
応募者にとって待遇や条件は転職を決める重要ポイントであるのは当然ですが、そのまま志望動機にするのは不評です。
その企業や事業への共感、入社や仕事への熱意が伝わらない志望動機では、採用されることはないでしょう。
採用条件に合致しない希望
転職では応募職種により配属先や給与が予め規定されている求人が多くあります。全国に営業所があるからといって、希望する勤務地に求人があるとは限りません。
とくに支障がなければ勤務地は「どこでも可能」、給与は「規定に従います」とするのが一般的です。
仕事への受け身な姿勢
転職の求人では基本的に即戦力を求めていますので、職歴が短くても社会人としてのビジネススキルが身についていなければ採用されません。仕事の熱意や責任感は不可欠です。
今後のビジョンがない
転職面接では、これまでの実績が判断材料のひとつになりますが、第二新卒・20代を採用する場合には入社後の成長意欲が高く、どれだけ貢献してくれそうかイメージできることが決め手になります。応募職種にあった具体的な内容のアピールが重要です。
はじめての転職・面接対策
実際の面接では、緊張から思うように回答できないことも多いものです。想定される質問には声を出して練習しておきましょう。
模擬面接
模擬面接とは、入室から質疑応答、退室までの面接の一連の流れを、実際と同じように練習してみることです。
チェックポイント
- 姿勢
- 表情
- 声の大きさ
- 話すスピード(早口になっていないか)
- 回答のわかりやすさ
- 回答時間(1つの質問に1分程度が目安)
面接対策
転職エージェントの転職支援サービスを利用すると、応募企業に合わせた面接対策などのサポートを受けることができます。
転職支援サービスの例
- 転職市場に精通した専任のキャリアアドバイザー
- 好条件・非公開の求人紹介
- 書類作成や面接対策などのサポートで選考通過率アップ
20代・第二新卒の転職支援サービス
まとめ
面接のなかで熱意や意欲が伝わらなければ採用にはつながりません。正直にありのままを伝えることがよいのではなく、ネガティブなこともポジティブにとらえて、仕事に対する前向きな姿勢を伝えることが重要なのです。
自分のなかで転職理由があいまいだったり、応募企業への入社意欲がはっきりしていないと、当日の面接もうまくいきません。万全の準備と心構えがいい結果につながります。
