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営業職の面接対策(よくされる質問と答え方)-転職・再就職に

転職・社会人の面接では、よくされる定番の質問があります。

よくされる定番の質問は、採用するために確認しておきたい重要なポイントだということです。

定番の質問に対する回答は、マニュアル通りではなく、営業職として期待される基準をクリアすることが必要になります。

営業職の転職面接では、売上アップに貢献できるかどうか、自分をアピールするプレゼンテーション力も見られています。

営業職としての強みをわかりやすく伝えて、面接官の気持ちを動かすことが大切です。

転職の面接でよくされる質問に対して、営業職としてどのように回答するのがよいか、具体例とともにご紹介します。

転職面接でよくされる定番の質問

転職・社会人採用の面接

転職・社会人採用の面接は、書類選考を通過した人に対して行われるのが一般的です。

応募書類からは把握できない職務遂行に必要となる適性や能力を評価するために行われます。

企業は応募書類の内容とギャップがないかを確認して、採用基準をクリアするかどうかを総合的に判断します。

応募者は求人内容が自分の認識と合っているかを確認して、入社するかどうかを判断します。

採用面接の目的

  1. 応募者の職務経験や要望と企業の採用条件・労働条件などの情報交換をする
  2. 会話のなかから応募書類や求人票からだけではわからない情報を得る
  3. 情報を総合的に判断して採用・入社を決定する

Q.なぜ転職しようと思ったのですか?

なぜ転職をする必要があるのかを面接官は確認したいと考えています。

転職理由は退職理由やキャリアチェンジの理由として聞かれることもあります。

転職理由が不満からであっても、前向きな目的に転換して、転職でどう解決できるかが問われています。

NG回答例

「新卒で入社した会社で配属されたのが営業部でした。

営業の仕事にも慣れて成果を出せるようになりましたが、本当に自分を活かせる仕事なのか疑問を感じるようになりました。

いろいろ考えた結果、以前から興味のあったIT業界で、自分の力を試してみたいと転職を決意しました。」

OK回答例

「直接、お客様と触れ合いのある営業の仕事にやりがいを感じて邁進してきましたが、昨年、会社の経営陣の変更に伴い、営業方針も変わりました。

方針に従って仕事を続けてきましたが、やはりお客様とのコミュニケーションを大切にする営業の仕事を追求したいという気持ちが強く、転職を決意しました。」

解説

転職(退職)の理由は必ず聞かれます。

きちんと自分の言葉で面接官が納得する回答を準備しておくことが必要です。

これまでの経験、自分の目標、将来像を具体的にして、一貫性のある熱意、前向きな転職であることをアピールすることが大切です。

NG回答例では、成果を出せるようになった仕事で「自分を活かせない」のであれば、次も同じことが起きるだろうと思われてしまいます。

憧れや興味だけで仕事が続くわけではない見通しの甘さは見抜かれます。

OK回答例では、自分の力ではどうにもならなかった事実を簡潔に伝え、努力する姿勢をもちながらも、やはり希望を貫きたいという熱意が伝わります。

Q.なぜこの仕事を希望するのですか?

営業職という職種や応募先の求人に対して、業務の理解や今後のビジョンが描けているかを確認されることがあります。

転職理由やキャリアプランなどとの整合性を考えて回答する必要があります。

NG回答例

「同じ業界で営業をしてまいりました。

御社が新規事業を立ち上げられると知り、御社の営業力に自分の経験が活かせると思い、応募いたしました。」

OK回答例

「同じ業界で営業をしてまいりましたので、業界や商品の知識はもちろん、ネットワークも築いてきました。

その実務経験と学生時代の留学経験が海外事業に進出する御社のお役に立つと確信して、応募いたしました。」

解説

この質問では、職種や応募先への志望動機を聞かれています。

「なぜ入社したいのか」の理由となる具体的な説明と、入社して貢献できることまでを伝えれば説得力のある志望動機になります。

NG回答例では、自分の希望だけで、採用することにより企業にとって具体的にどのようなメリットがあるのかが伝わりません。

OK回答例では、業界経験があるという強みをアピールし、新規事業に取り組む会社にプラスとなる点が伝わります。

Q.営業職として誇れる実績はありますか?

営業職の即戦力として実力をアピールできる質問です。

過去の実績から応募企業でも活躍できることが伝わるように工夫することが大切です。

NG回答例

「前職では参加したプロジェクトで、販売実績を大きくアップすることができ、社長賞をいただきました。

その表彰が一番誇れる実績になっています。」

OK回答例

「前職では担当エリアの主任として営業にあたりました。

エリア責任者となってからの2年間は、個人成績だけでなく、後輩の指導をしながら、チームとして目標の120%を連続達成してきました。」

解説

実績に関する質問では、営業職としての強みとなる成果をアピールします。

営業職で実績をアピールするには、具体的な数字が必要なのはもちろんですが、自分が貢献した具体的な内容を伝える必要があります。

NG回答例では、プロジェクトチームの実績になっています。

チームの実績は、直接、個人の実績とはなりませんので、チームにどのような立場で、どのように貢献したのかを示すことが必要です。

OK回答例では直近の2年間の実績に絞り、具体的な数字を入れることで、営業職としての実績がわかりやすくなっています。

営業職の模擬面接・面接準備

模擬面接とは

模擬面接とは、入室から質疑応答、退室まで面接の一連の流れを、実際と同じように練習してみることです。

頭の中では整理されている内容であっても、実際の面接では、緊張などから思い通りにいかないことも多いものです。

想定される質問に対して、声に出して回答する練習をしておきましょう。

オンライン面接を行う企業が増えていますので、オンラインに対応できる準備も必要になってきています。

チェックポイント

  • 姿勢
  • 表情
  • 声の大きさ
  • 話すスピード(早口になっていないか)
  • 回答のわかりやすさ
  • 回答時間(1つの質問に1分が目安)

オンライン対応

  • パソコンやアカウントの準備
  • 安定した回線と静かな場所
  • カメラや音声の確認
  • 面接開始前の接続準備
  • 接続トラブルに備えた確認
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転職の面接は新卒採用のような人物確認ではなく、経験や実績、スキル、適性などを確認する目的で行われます。

まとめ

営業職の面接であれば、実績そのものの内容だけでなく、どのように説明するかプレゼンテーション力も見られていることまで意識することが大切です。

自分を商品として売り込むことをイメージして面接に臨みましょう。

セールスポイントとなる強みをわかりやすく、面接官にアピールできるかが勝負です。

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【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・ハローワークインターネットサービス

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