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サービス職の職務経歴書の書き方【経験者・未経験者】-転職・就職に

転職活動では、履歴書のほかに職務経歴書の提出を求められることがあります。

はじめて職務経歴書を書く人は、どのように書けばよいか悩むのではないでしょうか?

職務経歴書は、これまでの職務内容をただ羅列するだけではアピールにつながりません。

サービス職の中途採用では、対人スキル・ホスピタリティを前提として、企画力やマネジメント力も重視されます。

職務経歴書を書くときには、求められるサービス職として、短期間で戦力になることを伝える表現力が大切になります。

サービス職の職務経歴書の書き方についてご紹介します。

サービス職の職務経歴書

職務経歴書とは

職務経歴書は履歴書より職務内容を詳細に記載した応募書類です。

実務能力を重視する転職の採用選考では、多くの場合、履歴書と職務経歴書で書類審査が行われます。

一般的に書類審査を通過した人に対してのみ、面接が行われますので、転職の採用選考における職務経歴書の重要度は高いといえます。

職務経歴書の役割

  • 求められている経験やスキルがあることを伝える
  • 未経験や不足しているスキルは勉強中であることを示す
  • 伝えたいことをわかりやすくまとめる

サービス職の職務経歴書に必ず記載する内容

サービス職は未経験や異業種からの転職も活発です。

職務経歴書では、応募する業界や職種で活かせる経験・スキルを中心にまとめることが大切です。

サービス内容

外食・レストラン、ホテル、ブライダルなど担当したサービスやサービススタイルを具体的に記載します。

実績、工夫していたこと

店舗の集客や売上アップ、利益アップにつなげるためにどのような行動をしていたかを具体的に記載します。

資格、自己啓発

応募する職種で活用できる資格や自己啓発は必ず記載して、前向きな姿勢をアピールします。

【例】ソムリエ、日商簿記2級など

管理経験

店長やマネジャーなどの経験があれば、マネジメント内容を記載します。

マネジメント経験がなくてもアルバイトや新人スタッフの指導、店長代理として管理経験があれば、マネジメント力としてアピール材料になります。

サービス職の職務経歴書の書き方

サービス職の職務経歴書では、具体的な事例で実績や接客力をアピールします。

異業種からの転職では、応募する業界について熟知していることもアピールになります。

職務経歴

会社や店舗の概要を記載します。

業務内容、従業員数、サービス内容を明記。

配属先店舗の特徴、スタッフの人数、自分の立場や役割がわかるように具体的に書くとよいでしょう。

職務内容

同じ接客でも業界が違うと全く異なりますので、「接客」「顧客管理」などの単語にまとめるのではなく、具体的に記載して、得意だった業務や応募企業に関連する業務をアピールしましょう。

異動・昇進

異動・昇進があった場合には必ず記載します。

「新店舗オープンのための異動」「リニューアルオープンのための異動」など、実力が評価されていることがわかるように伝えます。

実績

目標達成、受賞歴など具体的な実績は必ず記載します。

担当顧客の人数、年代、購買平均単価などがあるとわかりやすくなります。

店長だった場合は、スタッフの定着率を高めたことなども実績のひとつです。

業績への貢献

売上アップ、経費削減、スタッフのモチベーションアップなど、業績への貢献、工夫を盛り込みます。

マネジメント力

サービス職では顧客との対人スキルが重要なのはもちろんですが、スタッフ同士、取引先などとのコミュニケーション力も重視されます。

中途採用ではマネジメント力も求められます。

志望動機・自己PR

応募する企業のサービスについて知識や興味があり、短期間で戦力として活躍できることを、志望動機や自己PRとして記載しましょう。

店舗スタッフのアピールポイント

経験者を対象とした「店長・店長候補」は、売上計画やスタッフ管理などマネジメント力がアピールポイントです。

店長経験がない場合は、シフト管理や後輩の指導、店長補佐の経験などをアピールしましょう。

異業種からの転職であれば、応募する業界や応募企業のサービスなどについて、理解していることを示して、短期間で戦力になれることをアピールします。

同業他社への転職は、疑問を持たれないよう転職理由として応募企業でしか実現できない目標を具体的に記載しましょう。

経験者

  • 店舗の特徴(業種・業態・規模)やサービス内容、対象顧客層などを具体的に伝える
  • 実績は数値や社内表彰など具体的に記載する
  • 接客以外の業務範囲も整理して記載
  • アルバイト・外国人などのスタッフ管理や売上管理などの経験からマネジメント力をアピール

未経験者

  • 営業や受付などの業務経験をアピール
  • アルバイトを含めた接客経験をアピール
  • 事務職からの応募は、来訪者対応や社内外との調整、後輩指導など対人業務の経験を強調して伝える
  • 応募先業界の経験やサービスの知識があることを盛り込む

ホテルスタッフのアピールポイント

ホテル業務では、宿泊・営業・管理など部門により求められる経験やスキルが変わってきます。

応募先が求めるニーズに合った経験や実績からアピールになることを強調します。

イベントや宿泊プランなどの企画提案力、実行運営力が求められる傾向が強くなっています。

経験者

  • 前職の規模・従業員数・立地・利用客傾向など概要を伝える
  • 集客や企画提案、実行運営は実施内容や成果を含めて具体的に記載する
  • アルバイトや新人スタッフの指導など、スタッフのモチベーションを高めてまとめた経験をマネジメント力として示す

未経験者

  • 接客業務やクレーム処理の経験など臨機応変の対応力をアピール
  • ホスピタリティを前職場でのエピソードなどを通して伝える
  • 語学力や業界用語、旅行業法など業界の知識やサービスの理解を示す

介護スタッフのアピールポイント

需要が非常に高く、未経験歓迎の求人も多い職種です。

実務経験の有無にかかわらず、介護関連の資格(勉強中のものも含む)を記載して基本的なスキルを示します。

ホスピタリティが不可欠な職種ですので、福祉職としての姿勢を実績やエピソードでアピールします。

利用者や家族の要望を業務改善につなげられる視点も重要です。

経験者

  • 前職の事業内容や特色を明記
  • 施設勤務の場合は守備範囲やポジションを記載して、指導経験などをアピール
  • ホスピタリティなど業務に対する姿勢は具体的に伝える

未経験者

  • 福祉関連の学歴や経験、知識があれば明記
  • 前職の対人折衝力やホスピタリティも評価対象
  • ボランティアや個人体験を通じた介護現場の理解も評価対象

サービス職の書類作成サポート

サポート・アドバイス・ヘルプ

サービス職の転職活動

作成した応募書類に自信が持てなかったり、応募する前に添削してもらいたい、という人も多いのではないでしょうか。

エージェントサービスを利用すると、業界や職種に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けることができます。

サービスのメリット

  • キャリアの可能性を広げるカウンセリング
  • 自分だけでは見つけられない求人紹介
  • 書類作成や面接対策のアドバイス など

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まとめ

サービス業界の求人では、対人スキル、コミュニケーション力だけでなく、業界知識や市場動向を把握する力、顧客ニーズを的確に判断する力、スタッフをまとめる力、集客をアップする力などがアピール材料です。

業界が違っても、短期間で戦力になれることを積極的にアピールしましょう。

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参考:職務経歴書の基本構成


 

職務経歴書

20××年×月×日
氏名○○ ○○

 

【職務内容】

具体的な仕事内容や実績を伝えます。アピールになるアルバイト経験や派遣社員経験は記載して大丈夫です。

  • 勤務先、入社・退社年月、所属、職種
  • 経験した業務の詳細・実績
  • 勤務先での評価、表彰、受賞、昇格、後輩指導など
応募企業に役立つ経験をクローズアップして伝えましょう。具体的に業務をイメージできるように書き方を工夫します。

 

【資格・スキル】

応募企業に役立つ知識や技能を伝えます。

  • 免許・資格・スキルレベル
  • 業務に関連する学歴、自己啓発
勉強中のものもアピールになる資格・スキルは書いておきましょう。

 

【転職理由・自己PR】

入社意欲や求人ニーズに合った適性や強みを伝えます。

  • 転職(退職)理由
  • 自己PR
具体的なエピソードを盛り込んでアピールします。

 


 

【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・ハローワークインターネットサービス

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