事務職は女性に人気の職種です。
「未経験だけど事務職として転職したい」
「接客から事務職にキャリアチェンジしたい」
「パソコンスキルに自信はないけど、オフィスで働きたい」
など、20代では未経験からチェンジしたい人も多いのではないでしょうか。
未経験から事務職として転職を目指すのであれば、派遣社員としてスキルや経験を積みながら、キャリアアップしていくことをおすすめします。
はじめての転職でも安心して利用できて、事務職の求人が多い派遣サービスを厳選してご紹介します。
未経験から事務職を目指せる派遣サービス
労働者派遣事業とは
労働者派遣事業とは、依頼に応じて派遣元(派遣会社)から労働者を派遣して派遣先での労働に従事させる事業のことです。
派遣労働者と雇用関係にあるのは、派遣元(派遣会社)であり、派遣先とは指揮命令関係になります。
派遣には、主に「有期雇用派遣」、「無期雇用派遣」、「紹介予定派遣」の種類があります。
一般的に労働者派遣というと、派遣先との派遣期間のみ派遣元(派遣会社)と雇用契約を結ぶ「有期雇用派遣」を指していることが多いといえます。
派遣先における期間制限
派遣先が派遣社員を受け入れられる期間には制限が設けられています。
- 個人単位の期間制限
同一の組織における同じ派遣社員の受入れ期間の限度は原則3年 - 事業所単位の期間制限
同一の事業所における派遣社員の受入れ期間の限度は原則3年 - 期間制限の対象外
・無期雇用派遣社員
・60歳以上の派遣社員
・産前産後休業、育児休業、介護休業の代替要員
・有期プロジェクト など
テンプスタッフ
求人数が業界トップクラスのテンプスタッフは、未経験でも安心の派遣会社です。 特に事務職の求人数は多く、事務職を目指すのであれば登録しておくことをおすすめします。 |
サービスの特長
- 未経験でも安心の大手派遣会社
- 求人数は業界トップクラスで取引先も豊富
- 大手からベンチャー企業まで幅広い求人
- 半日有給休暇や交通費支給など充実の福利厚生
- 事務系スキルアップ支援などきめ細かなサポート体制
マイナビスタッフ
マイナビスタッフは、マイナビが提供する人材派遣・人材紹介(転職支援)サービスです。 人材派遣、紹介予定派遣、正社員から自分に合った働き方を選択することができます。 |
サービスの特長
- 大手・有名・優良企業に強み
- 事務職を中心に幅広い職種の求人が豊富
- 大学での認知度が高く、学校事務などの求人が豊富
- 出版業などマスコミ業界にも強い
- 各地に拠点があり、全国の仕事をカバー
派遣登録から就業までの流れ(例)
派遣スタッフとして働くには、登録手続きが必要になります。
登録の申込み
Webサイトから登録予約をします。
希望の登録場所で本登録の手続きを行います。
キャリアカウンセリング
予約日にスキルチェックやカウンセリングを行います。
希望やスキルを派遣会社に登録します。
仕事紹介
登録した希望やスキルに合った仕事が紹介されます。
詳しい仕事内容や条件を確認して、派遣契約をします。
就業開始
契約後、派遣先での仕事がスタートします。
就業後も派遣元の担当が仕事の状況などをサポートしてくれます。
有期雇用派遣・無期雇用派遣・紹介予定派遣
有期雇用派遣(登録型)
有期雇用派遣とは、派遣スタッフが派遣先に勤務している期間だけ、派遣元である派遣会社と雇用契約を結ぶスタイルです。
派遣スタッフは派遣先の会社を紹介してもらえるように、派遣会社に事前に登録をしておきます。
有期雇用派遣でのお仕事は、未経験からでは正社員として働くことが難しい大手企業で働くことができるのも魅力のひとつです。
有期雇用派遣のメリット・デメリット
無期雇用派遣(常用型)
無期雇用派遣とは、派遣スタッフが派遣会社の社員として雇用契約を結ぶスタイルのことです。
派遣スタッフは、派遣先が決まっていない状態でも派遣会社に雇用されている形になります。
無期雇用派遣のメリット・デメリット
紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用されることを予定した派遣スタイルです。
一定期間派遣スタッフとして就業し、派遣期間中に派遣先企業は職務能力を見極め、派遣スタッフは自分に合う仕事かどうかを判断して就職します。
紹介予定派遣のメリット・デメリット
派遣で働くときに特に知っておきたいこと
派遣社員として働くときには、労働者派遣特有の働き方を理解しておきましょう。
派遣の働き方
- 雇用主は誰かを理解している
- 仕事上の指揮命令者は誰かを理解している
- 労働基準法などルールを守るのは誰かを理解している
・労働契約を結ぶのは:派遣元
・給与を支給するのは:派遣元
・社会保険の手続きをするのは:派遣元
・年次有給休暇を付与するのは:派遣元
・仕事をするのは:派遣先
・仕事上の指揮命令をするのは:派遣先
派遣で禁止されていること
- 派遣禁止業務への派遣
・港湾運送業務
・建設業務
・警備業務
・医療関係の業務
・その他 - 派遣先との事前面接
公正な待遇が確保されていること
- 派遣先の従業員との待遇に不合理な差がない
- 業務を行ううえで必要となる教育訓練を受けられる
- 派遣先の福利厚生施設を利用できる
事務の職種
事務職には、一般事務から専門性を求められる事務まで、さまざまな職種があります。
一般事務
一般事務は、オフィス内でパソコンを使用した業務から電話・来客応対まで事務全般を行います。
特別な資格やスキルは必要なく、未経験からでもスタートしやすいといえますが、競争率は高くなります。
営業事務
営業事務は、営業職のサポートやアシスタント業務を行います。
営業部門の書類作成やデータ入力、電話・来客応対などが代表的な仕事です。
高いパソコンスキルがあると、チャンスが広がります。
経理事務
経理事務は、経理や管理部門で書類の作成・チェック・整理を行います。
現金の出納(支払い・受取り)、伝票の仕分けや処理、帳簿の作成、経費の精算が主な業務です。
簿記の知識があると有利です。
貿易事務
貿易事務は、輸出・輸入に関する煩雑な手続きを行います。
通関に関連する書類の作成・申請、船や飛行機などの輸送手段の手配、輸送した品物を保管する倉庫の手配などが代表的な業務です。
英語力があると有利です。
医療事務
医療事務は、医療機関の受付や会計、レセプト業務を行います。
資格がなくても業務に就くことはできますが、レセプト業務には専門的な知識が必要となり、資格があると有利です。
まとめ
事務職は女性の人気職種です。
未経験から転職するのであれば、まずは事務職として実務経験を積むことが大切です。
事務職として経験を積みながら、関連する資格を取得するなどして、スキルアップしていくことで、事務職としてキャリアアップすることができます。
【参考】
・厚生労働省ウェブサイト
・総務省「統計基準等」
・一般社団法人 日本人材派遣協会
・各派遣サービスサイト