ペットビジネスの転職業界研究


犬や猫などのペットは人の社会生活に深く関わる存在です。ペットの飼育数は減少傾向ですが、ペットを対象としたサービスは多様化し、ケア用品やペット保険、動物医療など健康関連分野をはじめとして増加しています。

ペットビジネスの転職・就職に役立つ業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

ペット業界の最新動向(2019年)

ペットとは

ペットとは愛玩動物のことで、楽しみやかわいがるために飼育されている動物のことです。犬や猫など哺乳類が代表的ですが、鳥類、魚類、爬虫類なども幅広くペットになっています。

ペットの寿命が延びることで、ペット保険や医療サービスが高度化しています。2017年には猫が犬の飼育数をはじめて上回り、室内飼いを支える商品開発が進むことも予測されています。

ペット業界のビジネス

ペットを対象とするペット市場には、生体販売、ペットフードやペット用品、その他ペット関連ビジネスとして医療や保険、美容室などのサービスがあります。

ペットの飼育数は減少傾向ですが、ペットに対する支出は増加傾向にあり、市場は緩やかに拡大しています。

区分 企業
ペットフード
(国内系)
ユニ・チャーム、いなばペットフード、日清ペットフード、日本ペットフード、ペットライン、アイシア
ペットフード
(外資系)
マースジャパン、日本ヒルズ・コルゲート、ネスレピュリナペットケア
ペットフード卸 ジャベル、エコートレーディング、アイリスオーヤマ
ペット用品 ライオン商事、イオンペット、ドギーマンハヤシ

ペットフード

ペットフードではキャットフードの伸びが目立っています。ドッグフードは大型犬の減少により大容量タイプの需要が減少する一方で、高価格帯のプレミアム商品の販売が順調であることから、金額ベースでは横ばいとなっています。

ユニ・チャーム

紙おむつ・生理用品のトップメーカーですが、ペットフード・ケア用品も首位クラスです。犬用ドライフード、猫用ドライフード、ペットシートを発売しています。

  • 従業員数:15,757人
  • 平均年齢:42歳

エコートレーディング

ペットフード、ペット用品の卸大手です。ペットビジネスの専門学校も運営しています。売上高の7割以上をペットフードが占めています。

  • 従業員数:323人

ペット用品

ペット用品はデンタルケア用品が伸びています。ペット用おむつも市場を拡大しています。ペットの長寿化にともない、ペットの健康維持・管理を目的とした商品・サービスがより充実していくと見られています。

アイリスオーヤマ

生活用品の製造・販売を行い、ペット用品も幅広く扱っています。犬用ではシーツ、紙おむつ、犬用トイレ、フード、キャリー、ベッドなど、猫用では猫砂、猫用トイレ、フード、室内ケージ、爪とぎなど商品ラインナップも充実しています。

  • 従業員数:3,257人

ライオン商事

ライオン子会社のライオン商事がペット用品、ペットフードなどのペット事業を手掛けています。オーラルケア関連やトイレ砂、トイレシーツ、シャンプー、消臭剤など幅広くペット用品を揃えています。

  • 従業員数:74人

ペット販売

ペットの販売ルートはペットショップやブリーダーがほとんどですが、ホームセンターや総合ペット専門店など多様化も進んでいます。

ペットショップ

  • イオンペット:ペットショップ運営の最大手
  • コジマ:生体販売から病院、トリミングなど

ペット関連サービス

ペットの飼育数は減少傾向ですが、動物病院は増加傾向です。ペット保険市場の拡大など関連ビジネスの広がりが見られます。

アニコムホールディングス

ペット保険の草分けで業界首位。アニコム損害保険を中心に動物病院の支援事業も行っています。

ペットビジネス業界の売上高ランキング

ペットフード製造

順位 企業名 売上高(百万円)
1 いなばペットフード 26,000
2 ドギーマンハヤシ 18,261
3 マルカン 17,500
4 日清ペットフード 13,739
5 日本ペットフード 11,406
6 ペットライン 10,500
7 アイシア 8,625
8 エヌピーエフジャパン 7,714
9 スマック 3,914
参考 ユニ・チャーム 641,647

ペットフード卸

順位 企業名 売上高(百万円)
1 ジャペル 110,656
2 エコートレーディング 79,786
3 ロイヤルカナンジャパン 30,000
4 ラブリー・ペット商事 25,993
参考 アイリスオーヤマ 142,033

ペットショップ

順位 企業名 売上高(百万円)
1 イオンペット 37,996
2 コジマ 20,067
3 ペットファースト 9,942
4 ヨネヤマプランテイション 5,055
5 コーワペッツコーポレーション 4,288

(帝国データバンク『業界動向2019-Ⅰ』より)

ペットビジネス業界の採用市場


ペット業界や関連するビジネス・サービスにはさまざまな仕事や資格があります。資格がなくてもできる仕事は多くありますが、ペットに対する意識の変化から専門家が求められるようになっています。

ペット業界の資格

ペット業界には特有のさまざまな資格があり、資格者のニーズは、年々、高まっています。

獣医師

獣医師は犬や猫などの小動物、牛や馬などの産業動物の診療やさまざまな分野で研究、教育などの活動をしています。獣医師として働くには、国家資格である獣医師免許の取得が必要です。

動物看護師

獣医師をサポートするのが動物看護師です。民間資格ですが、動物看護師の知識や技能の基準を統一する動きが進んでいます。これから資格取得を目指す人は、認定動物看護師の統一試験をおすすめします。

トリマー

トリマーは犬の美容師です。トリマーとして働くには専門的な技術や知識を身につけて、資格を取得するのが一般的です。

愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は日本愛玩動物協会が認定している民間資格です。ペットの習性や正しい飼い方、動物関係法令、動物愛護の精神などを広めるスペシャリストです。

ペット業界で有利なおすすめ資格
ペットを飼う人の多くは、家族の一員として育て、ペットの快適で健康な暮らしを求めています。ペットも長生きする時代。さまざまな領域の専門家が必要とされるようになっています。

ペット業界専門の求人サイト


ペット業界の求人サイト ペットワークス

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まとめ

ペットビジネスには上場企業から中小企業、小規模企業まで多くの企業が関わっています。形態も専業や事業の一つなどさまざまです。

少子高齢化が進み、ペットは人にとってかけがえのない家族として存在意義を高めています。ペット業界のサービスは、今後ますます多様化、高度化が進んでいくと考えられます。

転職・就職に役立つ業界天気図一覧(2019年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2019年度の主要業界天気図を一覧にしました。
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