キャリアチェンジの転職面接(よくある質問と答え方)


キャリアチェンジというリスクを伴う転職に対して、採用選考では慎重に適性を判断しようとします。

キャリアチェンジの転職面接では、興味やイメージだけでなく、どのような裏付け、根拠を基にして、キャリアチェンジの決断に至ったのか、説得力のある回答が求められます。

キャリアチェンジの転職面接でよくある質問


キャリアチェンジの転職面接でよくされる質問に対して、どのように回答することが望ましいか、具体例とともに解説します。

Q. なぜこれまでの経験と別の職種を希望するのですか?

面接官は「なぜキャリアチェンジをしたいのか?」について知りたいと考えていますので、必ず確認されます。転職理由や志望動機との整合性を考えて回答する必要があります。

NG回答

「昨年からリクルーターとして新卒採用業務に携わっています。多くの学生と接し、話をしているうちに、営業より人事の方が向いているのではないかと感じるようになりました。

これからは営業職ではなく、人事職としてキャリアを形成していくことを希望し、応募いたしました。」

回答例

「営業での仕事もやりがいを感じていますが、後輩の指導を任されるようになり、どのようにすればモチベーションを高められるか、意欲的に働いてもらえるかを日々考えるうちに、人事の職務、特に人材育成、能力開発の領域に興味をもつようになりました。

昨年からは自主的に社外研修に参加して、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。今後は人事としてキャリアを積んでいきたいという希望から応募いたしました。」

解説

キャリアチェンジの理由を聞かれています。キャリアチェンジにはリスクを伴いますので、どれだけの覚悟があるのかを確かめられます。どんな仕事でも、いろいろな側面があり、楽しいことや面白いことばかりではありません。

NG回答では、仕事のほんの一部分を手伝った経験で、向いていると思っただけですので、転職して希望の職に就いても、実際にやってみると自分の思っていたイメージと違ったということになりかねません。回答例では、希望する職種に興味をもっただけでなく、研修や資格取得など基礎知識を身につけるという具体的な行動から、職種に対する前向きな姿勢が伝わります。

職種を変更する場合には、興味だけで終わっていないこと、意思が固いこと、資格取得やスキルアップなどを具体的に示すことがアピールになります。

Q. 転職しないと実現できないのですか?

未経験者の採用には慎重になりますので、安易な転職でないかを確認されることがあります。

NG回答

「キャリア相談窓口はあるのですが、上司の耳に入る可能性がないとはいえないので、希望していません。

実際、人事部は人数が少なく、社内異動は難しいと思いますので、転職するしかないと考えています。」

回答例

「上司との面談で社内異動の希望を伝えましたが、営業職として入社し、配置されているので、異動させることは難しいという回答でした。

営業として育成していただいたことは感謝しているのですが、今後は人事を希望する意思が固いので、早く希望する職に就き、経験を積む方がよいと判断して、転職を決意しました。」

解説

転職の意思の固さとどのような行動を取るのか確認されています。内定辞退のリスクも考慮して、その人の行動特性が見られています。

NG回答では特に何も行動していませんが、回答例では、自分の希望と組織のルールを尊重し、誠実に行動していることが伝わります。

Q. 未経験の職種に適応できますか?

未経験の職種に対して、業務の理解や適性を確認されることがあります。

NG回答

「人事は未経験ですが、リクルーターとして2年以上、採用業務に関わってきました。採用活動は順調で、人事部からも評価されました。

何より楽しく仕事ができてきたのは、職種として適性があるからだと考えています。」

回答例

「未経験ではありますが、採用業務には関わってきました。またキャリアカウンセリングのトレーニングを受けており、実践でも使える準備をしてきたと思っています。

現在の仕事をしながらも続けてこられたのは、この職種に適応できるからだと考えています。」

解説

職種に対する適性を確認しています。本人が応募職種をあこがれやイメージだけでなく、客観的に見ることができているかが判断されます。

NG回答では、人事部の評価を入れて回答していますが、日常業務と異なることを楽しめただけでは、未経験職種の適性があることの説明には不十分です。回答例では、基礎的な実務知識があること、自分で実際に行動して確信をもったことがわかります。

キャリアチェンジの模擬面接・面接対策


頭のなかでは整理できている内容であっても、実際の面接の場面では、緊張からうまく回答できないこともあります。ぶっつけ本番ではなく、声に出して、想定される質問に回答してみることが大切です。

模擬面接

模擬面接とは、入室から質疑応答、退室までの面接の一連の流れを、実際と同じように練習してみることです。

チェックポイント

  • 姿勢
  • 表情
  • 声の大きさ
  • 話すスピード(早口になっていないか)
  • 回答のわかりやすさ
  • 回答時間(1つの質問に1分程度が目安)
転職面接の流れと必ずされる質問
転職の面接試験には基本的な流れと定番の質問があります。「前職の職務内容」「転職理由」「志望動機」「自己PR」、逆質問について、具体例を用いて解説します。

面接対策のアドバイス


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まとめ

キャリアチェンジの転職をしてから、思っていたイメージと実際の仕事が違ったとなっては、本人にとっても会社にとってもよくありません。キャリアチェンジの転職はそれだけ慎重に選考されますので、興味だけで終わっていないこと、具体的な行動に移していることなどで、意思の固さを伝えることがアピールになります。

第二新卒の転職面接(よくある質問と答え方)
第二新卒の転職面接の質問には、面接官の懸念を払拭する回答が求められます。第二新卒に求められる答え方について、採用担当の視点から具体例を用いて解説します。
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