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フィットネスクラブの業界研究【概要・動向】

フィットネスクラブは健康志向の高まりから安定成長を続けてきました。

今後もシニア層が増加することから引き続き成長することが見込まれてきましたが、新型コロナウイルスの影響による休業は、大きな打撃となりました。

オンラインによる店舗外のサービスなど、新たなスタイルで需要の回復に力を入れています。

転職・就職で押さえておきたいフィットネスクラブ業界の概要と動向についてご紹介します。

フィットネスクラブ業界の最新動向(2023年)

フィットネスクラブ

フィットネスクラブは、室内プール、トレーニングジム、スタジオなどの運動施設を持ち、会員に提供するサービスを行っています。

フィットネスクラブには、プールやダンスなどができるスタジオ、トレーニング機器が設置されたジムを備える「総合型」のフィットネスクラブとヨガやピラティスなど目的を絞った小型店などがあります。

24時間営業のマシン特化型ジムなどは仕事帰りの会社員や若年層の人気が高く、新規顧客の開拓に成功しています。

コナミスポーツ

フィットネス最大手。

全国に幅広く施設を展開しています。

  • 設立:1973年3月14日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:4,748人
  • 店舗数:383店舗(直営153・受託230)

セントラルスポーツ

フィットネス大手。

スイミングスクールに強みがあります。

  • 設立:1970年5月13日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:1,094人
  • 平均年齢:39歳
  • 店舗数:241店舗(直営181・受託60)

ルネサンス

フィットネス大手。

リハビリ特化型ジムなどの取り組みを行っています。

  • 設立:1982年8月13日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:1,454人
  • 平均年齢:37歳

東祥

愛知県が地盤。

中部・関東を中心に全国で「ホリデイスポーツクラブ」を運営しています。

  • 設立:1979年3月
  • 本社:愛知県
  • 従業員数:413人
  • 平均年齢:29歳

ティップネス

サントリ―から日本テレビホールディングスの傘下に。

24時間営業店舗の出店を強め、新規会員の獲得を目指しています。

  • 創立:1986年10月
  • 本社:東京都
  • 店舗数:182店舗(直営167・受託15)

カーブスホールディングス

女性限定の小型フィットネス。

コシダカグループから独立し、東証プライム市場に上場しました。

  • 本社:東京都
  • 従業員数:557人

RIZAP(ライザップ)

ダイエットジムの運営で急成長。

パーソナルトレーニング型のジムが人気です。

  • 設立:2010年5月7日
  • 本社:東京都
  • 店舗数:61店舗

THINKフィットネス

総合フィットネス企業。

「ゴールドジム」を国内で運営しています。

  • 設立:1986年5月1日
  • 本社:東京都

スポーツクラブNAS

大和ハウス系のフィットネス。

スポーツクラブ、テニスクラブ、各種スクールを運営しています。

  • 設立:1972年9月1日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:約430人

東急スポーツオアシス

東急不動産子会社のフィットネス。

首都圏、近畿圏などに展開しています。

  • 設立:1985年10月
  • 本社:東京都
  • 従業員数:368人

Fast Fitness Japan

24時間営業の小型ジム。

「エニタイムフィットネス」をフランチャイズを中心に全国展開しています。

  • 設立:2010年5月21日
  • 本社:東京都
  • 従業員数:237人

フィットネスクラブの収入高

順位企業名収入高
(百万円)
1コナミスポーツクラブ41,980
2セントラルスポーツ40,338
3ルネサンス37,120
4東祥(ホリデイスポーツクラブ)27,319
5ティップネス23,431
6カーブスジャパン(カーブス)22,870
7RIZAP21,317
8THINKフィットネス(GOLD’S GYM)17,545
9スポーツクラブNAS16,108
10東急スポーツオアシス13,536
11Fast Fitness Japan13,097
12ウェルネスフロンティア(JOYFIT24、FIT365)9,578
13アクトス9,550
14ジェイエスエス(JSSスイミングスクール)7,550
15イトマンスイミングスクール6,584
16ダンロップスポーツウェルネス6,500
17コパン6,265
18東急スポーツシステム(アトリオドゥーエ)5,792
19東京アスレティッククラブ4,424
20グンゼスポーツ3,399

(帝国データバンク『業界動向2023-Ⅰ』より)

フィットネスクラブの採用市場

多くのフィットネスクラブでは、定期的な新卒採用のほかに随時、中途採用やアルバイト採用を実施しています。

店舗勤務と本社勤務では、キャリアパスが異なります。

未経験からのチャレンジであれば、研修制度などサポート体制が充実している施設を選ぶことをおすすめします。

スポーツ施設提供業(娯楽業)の給与

区分20~24歳25~29歳41.9歳
(平均)
所定内労働時間162時間163時間165時間
残業5時間5時間5時間
月収216,900円237,300円287,900円
年間賞与195,600円340,600円473,300円
年収2,798,400円3,188,200円3,928,100円

(厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より)

まとめ

コロナ禍で外出自粛やテレワークが続き、自宅で過ごすことが増えたことから、運動不足を気にする人は増えています。

フィットネスクラブ業界では、健康増進ニーズの高まりに対応し、感染予防に適応した実店舗の再開、オンラインの活用など、新しいスタイルの提案に力を入れています。

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業界天気図一覧(2025年)
採用市場と密接に関わる企業の業績。業界の動向は転職・就職活動を進めるうえで、重要な情報のひとつです。2025年度の主要業界天気予想を一覧にしました。

 

【参考】
・総務省ウェブサイト
・一般社団法人日本フィットネス産業協会
・公益財団法人健康・体力づくり事業財団
・日本経済新聞出版『日経業界地図2023年版』
・東洋経済新報社『四季報業界地図2023年版』