倉庫会社の業界研究


ネット通販の拡大を背景に倉庫・物流施設の市場は成長を続けています。コロナ禍でも需要は増加しています。

倉庫会社の転職・就職で押さえておきたい業界の動向、売上高ランキング、採用市場をご紹介します。

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倉庫業界の最新動向(2021年)

物流とは

物流とは、商品が生産されてから顧客に納品されるまでの一連の流れのことです。物流企業は「運送業」と「倉庫業」に大別できます。

倉庫は複数の企業が入居する「マルチテナント型」と特定の企業が使用する「ビルド・ツー・スーツ型」に分けられます。

倉庫・物流施設

  • 保管型倉庫:伝統的な倉庫
  • 冷蔵型倉庫:食品などの低温保管

倉庫会社

倉庫業は倉庫の建物・施設を保有して、荷主の商品や製品を預かり、保管料や入出庫料、荷役料などを収入源としています。ネット通販の配送拠点として役割が高まっています。

三井倉庫ホールディングス

倉庫業界1位。グローバル総合物流を目指しています。

  • 従業員数:8,967人
  • 平均年齢:40歳

三菱倉庫

倉庫業界2位。国際物流に強みがあります。

  • 従業員数:4,625人
  • 平均年齢:40歳

住友倉庫

倉庫業界3位。不動産開発にも力を入れています。

  • 従業員数:4,290人
  • 平均年齢:37歳

日本トランスシティ

中部地域の倉庫最大手。

  • 従業員数:2,341人
  • 平均年齢:38歳

澁澤倉庫

渋沢企業グループ。倉庫業の他、流通加工や国際一貫輸送などを行っています。

  • 従業員数:1,142人
  • 平均年齢:43歳

安田倉庫

旧財閥系。総合物流サービスを展開しています。

  • 従業員数:1,512人
  • 平均年齢:40歳

東洋埠頭

倉庫業・港湾運送業を中心とした国内総合物流。

  • 従業員数:824人

ヤマタネ

首都圏・近畿圏の倉庫業を中心とする総合物流。

  • 従業員数:802人
  • 平均年齢:40歳

保管型倉庫

  • ケイヒン
  • 東陽倉庫
  • 川西倉庫
  • 中央倉庫

冷蔵型倉庫

冷蔵倉庫業は食品などの低温保管・物流を担っています。首都圏の冷蔵荷物を地方で保管する動きが広がっています。

ニチレイ

冷蔵倉庫首位。

  • 従業員数:15,824人
  • 平均年齢:45歳

キユーソー流通システム

キユーピーの倉庫部門が独立。

  • 従業員数:5,914人
  • 平均年齢:37歳

C&Fロジホールディングス

低温食品物流。冷蔵・冷凍輸送が主体です。

  • 従業員数:5,150人
  • 平均年齢:40歳

ヨコレイ

冷蔵倉庫。食のインフラ企業を目指しています。

  • 従業員数:1,722人
  • 平均年齢:37歳

マルハニチロ

水産最大手。保管物流拠点が多くあります。

  • 従業員数:11,107人
  • 平均年齢:42歳

倉庫業界の売上高ランキング

倉庫業

順位企業名収入高(百万円)
1三井倉庫ホールディングス241,852
2三菱倉庫227,185
3ニチレイロジグループ本社201,000
4住友倉庫186,172
5横浜冷凍171,772
6キユーソー流通システム169,155
7C&Fロジホールディングス107,612
8日本トランスシティ100,094
9ロジスティクス・ネットワーク91,330
10澁澤倉庫64,604
11三井物産グローバルロジスティクス55,543
12ヤマタネ53,442
13ケイヒン49,552
14伊藤忠ロジスティクス47,035
参考富士フイルムロジスティックス(18/3)49,531

(帝国データバンク『業界動向2020-Ⅰ』より)

倉庫業界の採用市場

倉庫部門の機能

倉庫部門の機能は、荷主の荷物を安全かつ正確に保管・管理し、発注に合わせて正確に入出荷することです。

①倉庫運営

  • 作業の進捗管理、トラブル対応
  • 情報システムの運用管理
  • 各種帳票の作成・発行
  • 倉庫施設・設備の点検・保守

②倉庫現品管理

  • 棚卸業務計画の策定・実施
  • 在庫レポート
  • 保管品質の維持

③入荷・保管・出荷

  • 荷物の受領・検品・出庫
  • 倉庫内搬入・搬出の移動・はい付け(一定の方向に規則正しく荷を積み上げること)
  • ロケーション管理、異常管理
  • 配送単位にピッキング、仕分け

④業務改善

  • 業務効率化
  • コスト削減
  • 顧客満足度

営業部門の機能

営業部門の機能は新規業務を獲得することです。物流営業マンには、物流システムの提案力が求められます。

①営業戦略の立案

  • 営業ターゲットの選定
  • 営業先リスト整備

②営業アプローチ

  • アポイントの獲得(ダイレクトメール、電話、飛び込み訪問など)
  • メールマガジン
  • セミナー・勉強会
  • ホームページの強化

③要望の把握・分析

  • アポイント先に訪問して、現状の概要、課題、要望をヒアリング
  • 現場の調査結果と実績から分析

④立案・提案

  • 企画立案
  • スケジュール、見積り作成

⑤交渉・契約

  • 商談
  • 契約

倉庫業界の求人・転職

倉庫業界は、ビジネス領域の拡大、グローバル化などを背景に、求人数は増加しています。

異業種からの転職も多く、物流管理や営業は未経験・第二新卒の採用にも積極的です。

物流業界では、改善や効率化、仕組み作りなどが重要になってきていますので、提案力やコミュニケーション能力が重視されます。またグローバル化に伴い、語学力を生かせる仕事も増えています。

物流業界で有利なおすすめ資格
物流業界には、輸送手段によっていくつもの業務があります。職種も幅広く、さまざまな免許や資格があります。持っていることで物流業界で有利になる資格をご紹介します。

倉庫業の給与

区分20~24歳25~29歳43.1歳(平均)
所定内労働時間162時間160時間163時間
残業26時間28時間24時間
月収243,500円263,100円295,600円
年間賞与等462,600円565,000円614,100円
年収3,384,600円3,722,200円4,161,300円

(厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」より)

キャリアごとの就職・転職支援

まとめ

ネット通販の拡大により倉庫の重要性は高まっています。景気変動にも強く、安定性があることから、コロナ禍でも投資は加速しています。

人手不足に対応するために倉庫内作業の自動化や省人化が進められています。

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