旅行業界の就職人気は常にトップクラスです。旅行業務取扱管理者は旅行業務に関する即戦力と認められる国家資格で、旅行会社以外にも活躍の場が多く、旅行業界でのキャリアアップ、キャリアチェンジに有利です。
旅行業務取扱管理者は、市販の参考書などがあまり多くはありません。短期間で効率的に資格を取得したい人には、試験に対応した通信講座を上手に活用することをおすすめします。
旅行業務取扱管理者の通信講座を厳選してご紹介します。
旅行業務取扱管理者とは
旅行会社や旅行代理店には営業所ごとに一定の資格をもった旅行業務取扱管理者を選任して、旅行業務の管理・監督を行わなければならないことが旅行業法で規定されています。
旅行業務取扱管理者の資格
旅行業務取扱管理者には、「総合旅行業務取扱管理者」「国内旅行業務取扱管理者」「地域限定旅行業務取扱管理者」の3つの資格があります。
資格の種類
- 総合旅行業務取扱管理者
海外と国内の旅行を取り扱うことができる - 国内旅行業務取扱管理者
国内旅行のみを取り扱うことができる - 地域限定旅行業務取扱管理者
営業所所在地隣接範囲の旅行を取り扱うことができる
ユーキャン
生涯学習のユーキャンには、旅行業務取扱管理者の総合コース、国内コース、総合・科目免除コースの講座が用意されています。 受講者の8割以上がはじめて旅行業務取扱管理者を学習する人なので、知識ゼロからでも合格を目指せるわかりやすい内容になっています。 |
旅行業務取扱管理者講座(国内コース)
- 標準学習期間:4ヵ月
- 添削回数:6回
講座の教材
- メインテキスト5冊
- 副教材
・ガイドブック
・JR運賃・料金表
・国家試験問題(過去3回分)
・添削関係書類など
講座の特長
- 初心者にもわかりやすい内容
- 受講期間中の質問OK
- 受講生専用インターネットサービス
合格者の声
最初にホームページでこの講座を見つけた時は、妥当な金額かなと思いました。でも実際に受講して見たら、安いなという印象に変わりました。添削や質問できるシステムやアフターフォローもしっかりしていますし、教材も豊富にありましたから、とてもリーズナブルですね。
資格の大原
大原の旅行業務取扱管理者講座には、複数のコースが用意されています。 国内旅行合格コース、総合旅行合格コース、W合格コースなどから自分に合ったコースを選ぶことができます。 コンパクトコースではお手頃な受講料で学習して、合格を目指すことができます。 |
コンパクトコース国内旅行合格コース
- 学習スタイル:Web通信
- 対象者:初学者・学習経験者・独学者
講座の教材
- 標準テキスト(3冊)
- 標準トレーニング問題集(3冊)
- 定例試験3回
- 重要過去問演習1回
- 直前模擬試験1回
- 全国統一公開模擬試験1回
講座の特長
- 合格に必要な情報を網羅したオリジナル教材
- スマホ専用アプリ「トレーニング問題集」
- 各種フォロー制度で充実のサポート体制
フォーサイト
フォーサイトの旅行業務取扱管理者講座には、4つのコースが用意されています。 総合旅行業務取扱管理者試験コース、国内旅行業務取扱管理者試験コースのほかに、国内旅行の資格取得者向けに、総合旅行業務取扱管理者試験コース(科目免除)があります。 資格取得のための通信スクールで、国家資格を中心に難関対策を専門にしているので、合格率も高水準を実現しています。 |
国内旅行業務取扱管理者試験コース
- 教育訓練給付制度対象講座
- 質問対応:あり
講座の教材
- フルカラーテキスト
- 講義映像
- eラーニング
- 機能的問題集
講座の特長
- 充実した教材・カリキュラム
- 専任講師またはスタッフのフォローシステム
- 全国平均の2倍を超える高い合格率
合格者の声
合格率の高さと価格の面で、フォーサイトは他社より優れていると感じたので、フォーサイトを受講しようと思いました。
通信講座を選ぶポイント
通信講座のコースやカリキュラムには、それぞれ特徴があります。
自分の希望に合う講座を見つけて上手に活用することが大切です。
講座の確認
- 受講料などかかる費用は確認しましたか?
- 受講後に目指せる資格は希望と合っていますか?
- テキストやコンテンツなどの内容は気に入りましたか?
- 希望するサポートやフォローを受けられますか?
旅行業務取扱管理者の試験対策
旅行業務取扱管理者の試験対策としては、独学や資格・通信講座で学ぶ方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、基礎知識の有無やかけられる時間、費用など自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
独学でも合格を目指すことはできますが、あまり教材は多くありませんので、効率的に学習を進めたい人には通信講座を上手に活用することをおすすめします。
資格の取得期間
通信講座には国内旅行業務取扱管理者で4~5ヵ月、総合旅行業務取扱管理者で8ヵ月ほどのカリキュラムが多く、取得までの準備期間として必要となります。
国内資格を持っていて、総合資格を目指す場合には、6ヵ月程度の準備期間があるとよいでしょう。
学習のポイント
旅行業務取扱管理者試験には、有資格者や科目合格など該当する条件により試験科目の一部免除が認められています。
地域限定旅行業務取扱管理者や国内旅行実務取扱管理者からはじめて、総合旅行業務取扱管理者にステップアップしていくことをおすすめします。
他に活用できる資格
旅行業務取扱管理者の資格とあわせて持っていると、さらに活躍の場や仕事の幅が広がる資格があります。
旅程管理主任者(ツアーコンダクター・添乗員)
募集型企画旅行と受注型企画旅行の主任者として添乗業務を行う場合には、旅程管理主任者の資格が必要になります。
資格には国内旅行だけ添乗可能な国内旅程管理主任者と海外旅行も可能な総合旅程管理主任者の資格があります。
インバウンド実務主任者認定試験
インバウンド実務主任者認定試験は、インバウンドに関する様々な知識を持ち、インバウンドビジネスを展開する能力を認定する試験です。
インバウンドビジネスに必須の知識を身につけることができます。
まとめ
旅行業界での資格者は増えていますので、業界でキャリアを積んでいくのであれば旅行業務取扱管理者の資格は早めに取得することをおすすめします。
資格は旅行業界だけでなく、航空・観光業界などでも活かすことができます。
【参考】
・観光庁ウェブサイト
・一般社団法人日本旅行業協会
・一般社団法人全国旅行業協会
・各スクールウェブサイト