企業の業績は採用計画に大きく影響します。
企業研究をするうえで、もっとも重要な情報のひとつです。
化学メーカーの売上高・純利益・営業利益率(決算期23/3)ランキングをご紹介します。
化学品製造の売上高
順位 | 企業名 | 年商 (百万円) |
1 | ENEOS | 10,578,065 |
2 | 出光興産 | 7,044,609 |
3 | コスモ石油 | 2,709,745 |
4 | 三菱ケミカル | 1,445,811 |
5 | 中外製薬 | 1,250,901 |
6 | 三井化学 | 954,943 |
7 | 住友化学 | 894,389 |
8 | 花王 | 871,749 |
9 | 第一三共 | 858,974 |
10 | 富士石油 | 841,424 |
11 | 信越化学工業 | 799,346 |
12 | 東ソー | 746,088 |
13 | 旭化成 | 713,961 |
14 | 太陽石油 | 711,860 |
15 | 西部石油 | 689,960 |
16 | 武田薬品工業 | 632,137 |
17 | 東レ | 618,543 |
18 | アステラス製薬 | 613,566 |
19 | 富士フイルム | 606,874 |
20 | 大阪国際石油精製 | 601,511 |
21 | 大塚製薬 | 597,093 |
22 | 日東電工 | 544,158 |
23 | 田辺三菱製薬 | 493,661 |
24 | 日亜化学工業 | 488,072 |
25 | アストラゼネカ | 443,491 |
26 | 小野薬品工業 | 441,242 |
27 | 三菱瓦斯化学 | 439,525 |
28 | MSD | 423,580 |
29 | 丸善石油化学 | 388,192 |
30 | キャタラー | 376,466 |
31 | 塩野義製薬 | 369,499 |
32 | カネカ | 369,172 |
33 | エーザイ | 359,949 |
34 | デンカ | 327,019 |
35 | ヤンセンファーマ | 311,742 |
36 | 資生堂 | 305,969 |
37 | グラクソ・スミスクライン | 302,693 |
38 | プライムポリマー | 300,629 |
39 | 千葉ケミカル製造有限責任事業組合 | 265,000 |
40 | トクヤマ | 260,763 |
41 | 三菱ケミカル旭化成エチレン | 260,416 |
42 | 日本触媒 | 257,041 |
43 | クラレ | 253,982 |
44 | 協和キリン | 253,790 |
45 | 日本ゼオン | 253,626 |
46 | DIC | 246,495 |
47 | 大陽日酸 | 245,644 |
48 | ノバルティスファーマ | 245,131 |
49 | ダイセル | 236,535 |
50 | 住友ファーマ | 231,759 |
化学品製造の純利益
順位 | 企業名 | 純利益 (千円) |
1 | 中外製薬 | 366,728,000 |
2 | 武田薬品工業 | 330,649,000 |
3 | アステラス製薬 | 314,210,000 |
4 | ヤンセンファーマ | 258,476,000 |
5 | 信越化学工業 | 216,344,000 |
6 | 田辺三菱製薬 | 130,154,000 |
7 | 大塚製薬 | 124,254,000 |
8 | 小野薬品工業 | 117,190,000 |
9 | 塩野義製薬 | 107,367,000 |
10 | 第一三共 | 104,247,000 |
11 | 富士フイルム | 98,763,000 |
12 | 日東電工 | 91,368,000 |
13 | 花王 | 79,136,000 |
14 | 日亜化学工業 | 78,688,000 |
15 | 東レ | 71,137,000 |
16 | 三菱ケミカル | 51,839,000 |
17 | 住友化学 | 50,444,000 |
18 | 出光興産 | 49,494,000 |
19 | 三井化学 | 48,693,000 |
20 | 三菱瓦斯化学 | 37,371,000 |
化学品製造の営業利益率
順位 | 企業名 | 売上高 営業利益率 |
1 | ミズホメディー | 63.2 |
2 | 杏林製薬 | 52.3 |
3 | K&Oヨウ素 | 45.4 |
4 | 中外製薬 | 41.4 |
5 | ノックス | 40.3 |
6 | バクテクス | 37.8 |
6 | バイオマトリックス研究所 | 37.8 |
8 | 塩野義製薬 | 36.1 |
9 | 田辺三菱製薬 | 36.0 |
9 | 中川油脂商店 | 36.0 |
11 | 小野薬品工業 | 34.4 |
12 | 高南無機 | 33.0 |
13 | 日本無機化学工業 | 32.5 |
14 | エムシートラスト | 29.7 |
15 | 日栄 | 29.0 |
16 | トリケミカル研究所 | 28.5 |
17 | 東京ディップ | 28.3 |
18 | ラック | 28.0 |
19 | 青木科学研究所 | 27.7 |
20 | タイカ | 27.2 |
(帝国データバンク『全国企業あれこれランキング2024』)
化学メーカーとは
化学メーカーとは、化学的処理を主な製造過程とする事業およびこれらの化学的処理によって得られた物質の混合、最終処理を行う事業のことです。
化学製品には基礎化学品から消費財まであり、素材メーカー、最終製品メーカー、医薬品メーカーなど多種多様の企業が存在します。
業種や製品の種類が多い化学業界は規模も大きく、収益性も高くなっています。
化学工業の分類
- 化学肥料
- 無機化学工業製品
- 有機化学工業製品
- 化学繊維
- 油脂加工製品・石けん・合成洗剤・界面活性剤・塗料
- 医薬品
- 化粧品・歯磨・その他の化粧用調製品
- その他の化学工業
(参考:日本標準産業分類)
化学メーカーの動向
化学メーカーはコロナ禍の需要の落ち込みからは回復していますが、原材料価格の上昇などが懸念材料となっています。
石油化学製品の動向
石油化学製品は、今後の成長が見込める高付加価値の機能性材料に力を入れています。
再生可能エネルギーやヘルスケアなど新分野への投資も進めています。
医薬品の動向
医薬品は、後発薬の普及が進むなど、国内市場の競争は激化しています。
グローバル展開が加速しています。
化粧品・トイレタリーの動向
マスクの需要が落ち着き、化粧品の需要は回復傾向です。
コストの上昇でトイレタリー各社は値上げに踏み切っています。
化学メーカーの求人・転職
エージェントサービスを利用すると、業界や職種に精通したコンサルタントのサポートを受けることができます。
非公開・独自案件の求人紹介だけでなく、書類作成や面接対策のアドバイスなどで、選考通過率のアップが期待できます。
サービスのメリット
- キャリアの可能性を広げるコンサルティング
- 専門性の高いコンサルタント
- 企業との調整・交渉の代行 など
まとめ
幅広く多彩な化学製品は、ほとんどの産業で使われています。
化学製品の基礎材料となるエチレンの生産動向は、化学業界の活気をみる指標になっています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による工業分野の需要停滞や個人消費の低迷が各社の業績に影響を与えました。
需要は回復傾向ですが、原材料価格の上昇など先行き不透明感が懸念されます。
【参考】
・経済産業省ウェブサイト
・石油化学工業協会
・一般社団法人日本化学工業協会
・各業界団体ウェブサイト